結婚式を安くする価格交渉の手順を詳しく解説【必ず下がります】

資材業務について
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こんにちは、コロスケです。

今日は、結婚式の費用を安く済ませる方法について解説していきます。

 

結婚式は人生における一大イベントです。

家族・親戚・友人・会社から多くの人があなたを祝福するために駆けつけてくれます。

幸せのおすそ分けと言われるように、結婚式は新郎新婦の二人だけでなく、家族や周りのみんなも幸せにしてくれます。

 

一方で結婚式は数百万円という多額の費用がかかります。

年収500万円人が仮に400万円の結婚式を挙げた場合、それはおおよそご自身の1年間の手取り額に相当します。(500万円の年収の人の手取りが約400万円)

 

もちろんご祝儀もありますが、それでも負担はとても大きいです。

これからの長い人生を歩んでいく新郎新婦が最初から財政面で大きなハンディキャップを背負うことになります。

 

今後日本のサラリーマンの手取り給料の伸びは全く期待できません(年収の上昇以上に税金で持っていかれる)。

子どもの教育資金やご自身の老後資金は、普通の生活していては貯まりません。

  

今回は、現役のバイヤーとして価格交渉を10年間仕事にしてきたプロである僕が、「結婚式にかかる費用を安くする方法」を伝授致します。

 

よくある小手先の方法として招待客を増やして自己負担を減らすとありますが、それは本質的な価格低減ではありません。

結婚式の価格を下げる方が、招待客もハッピーです。

  

よく「最初の見積から値段が高くなった」という声を聴きますが適切な方法で話を進めれば、そういうことは防げます。

 

実際に僕が結婚式を挙げたときは、最初がぼったくり価格だったこともありますが、一次見積から「78万円」値下げして貰いました

  

式場と適切な価格交渉を行い、心も懐もハッピーな結婚式を上げましょう。

 

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結婚式の費用を安くするための具体的な価格交渉手順を詳しく解説

結婚式

 

結婚式の費用を安くするための手順は以下の通りです。

 

手順

・最初にどんな結婚式がしたいかを決める

・最初の見積の時に実態に近い条件にする

・相場を知る

・絶対に契約前に価格交渉をする

  

普通人生で結婚式を挙げるのは1回きりです。

つまり皆初めてであり相場が良く分かっていません。式場はそれをうまくして利幅を増やそうとあの手この手を尽くしてきます。

  

それに対抗するためには、結婚式の価格相場・価格がどうやって決まるのかを知る必要があります。

基本的には上記4つの手順で進めていけばOKです。

具体的に一つずつ解説していきます。

  

最初にどんな結婚式がしたいのかを決める

まず最初に「自分たちはどんな結婚式を挙げたいのか」を決める必要があります。

 

ただ、なかなか最初から結婚式の理想像が決まっている人はいません。

二人で以下のポイントを話し合ってみましょう。

 

・予算はどのくらいが上限か

・結婚式で何をしたい(してほしい)のか?

・結婚式で絶対譲れないポイントは何か?

   

予算はある程度最初に決めておいた方が良いです。

いきなり式場にいくと数百万の見積を見せつけられ、金銭感覚が狂ってきます。

  

自分たちの収入や予算を見据えて、だいたいいくらまでなら負担出来るのかをある程度決めた方が無難です。

    

次に結婚式で何をしたいのかをぼんやりとイメージしてみましょう。

 

・教会式か神前式が良いか。

・ウェディングドレスが良いか和装が良いか。

・披露宴会場はどんな場所が良いか。

だいたいでOKです。

 

最後に、結婚式で譲れないことは何か考えてみましょう。

・ウェディングドレスだけは譲れない!

・料理にはこだわりたい!

・披露宴会場は華やかにしたい!

これもだいたいのイメージでOKです。

  

最初の見積の時に実態に近い条件にする

式場は交渉のテクニックとして、最初に中身がスカスカの条件を提示してきます。

そうすると見積書上は安い価格に見えます。

  

良く分からない新郎新婦は、安い!と思って契約してしまいます。

そして契約後に色々なオプションやグレードアップをさせることで利益を増やしていきます。

  

そんなの詐欺みたいじゃないか!どうやって回避すれば良いの?

  

大事なのは、最初の見積の時に実態に近い条件にすることです。

そうすることで、後から値上げせざるを得ない状況を回避できます。

最初に見積書を作ってもらうタイミングで以下のポイントを網羅してもらいましょう。

  

・ドレスのグレードを1段階上げる

・食事・ドリンクのグレードを1段階上げる

・装花のグレードを1段階上げる

・スナップ写真費用を追加する

・式場に聞いてその他一般的なオプションを追加してもらう

  

こんな色々オプション付けたらどんどん値上がりしちゃうよ・・・

 

もしこのオプションをつけて、払えない額と思ったら止めた方が良いです。

たいてい、ドレスや料理は、最初の一番低いグレードでは物足りないです。

色々調整していくうちに、最初のベース見積価格から数十万は値上がりします。

  

逆に最初に現実的な値段にすれば、契約の後で値上げに直面するリスクを避けられます。

 

お金に関する苦痛は最初に処理した方が後々幸せになれます。

いざドレスを選ぶ時に「10万円値上がりです」と言われるとドレス選びの楽しみが半減します。

楽しい結婚式準備にするためにもお金は最初に多め試算しましょう。

  

要らない項目だったら、その時削除すれば値下げになるね

 

結婚式費用の相場を知る

結婚式の費用は、キャベツの値段のようにはっきりとした相場はありません。

式場の言い値がベースになります。

もし式場がぼったくってきた場合、相場を知らないと高い授業料を払うことになります。

 

結婚式場の相場を知るための方法は以下の通りです。

 

・少なくとも3社から見積を取って、だいたいの相場を知る

・なるべく同一条件になるようにする

  

少なくとも3社から見積を取りましょう。そして3社の見積書を見比べてみましょう。

 

お料理代が一人いくらか、衣装代がいくらか、ウエディングケーキがいくらか、などを見比べることが出来ます。

3社比較するとだいたいの相場が見えてきます。

 

また大事なことが、実態に近い条件でかつ、出来る限り同一条件することです。

同じ衣装10万円でもA社は一番低いグレード、B社は真ん中のグレードだった場合は、ミスリードしてしまうので注意しましょう。

   

でもそんな厳密に比較なんて出来ないよ・・・

 

確かに、厳密な比較は不可能です。

ですがある程度の比較をしておくことでも相場観を身に付けることが出来ます。

あまり、深く考えず3社の見積を見比べるだけでOKです。

これで結婚式初心者を卒業です。

  

契約前に価格交渉を実施しましょう

契約前の価格交渉が必須の理由は「式場は契約後では絶対に値段を下げないから」です。

 

どうして式場は契約した後だと値段を下げないの?

 

相手の式場の立場になって考えてみましょう。

契約を結ぶと(違約金を払わない限り)キャンセルをされることはありません。

式場の人は、よっぽどの理由が無い限りキャンセルされないことを経験上分かっています。

 

契約さえ結んでしまえば1円も下げなくてもそのまま結婚式をしてくれるので、式場は値段を下げる理由がありません。

式場の人の使命は「出来る限り1組当たりの単価を上げること」です。

言い方を変えると、「出来る限り新郎新婦から金をむしり取ること」です。

 

そういう目的を持った人が契約後に下げるはずがありません。

むしろ価格を上げることに全力を尽くしてきます。まずはそのことを頭に入れておきましょう。

 

じゃあ、式場はどういうときに値段を下げてくるの?

 

再び式場の人の立場で考えてみましょう。

式場の仕事は「①式場の空きを出来る限り減らして沢山のお客さんにきてもらうこと」と、「②一組あたりの単価を最大化」することの2つです。

 

①式場は結婚式をして初めてお金がもらえるので、常に結婚式をしている方が機会ロスが減ります。

そして②の単価を上げるは言わずもがなですね。

 

ここでのポイントは②よりも①の方が優先されるということです。

まずは機会ロスになる式場の空きを埋めることが大事です。

空いている式場はスタッフが遊んでしまいますからね。

 

ここで式場に値段を下げる理由が初めて生まれます。

  

式場が空きになるくらいなら安くしてでも結婚式を挙げてほしい

  

契約前の段階でのみ式場は値段を下げる理由があるのです。これを覚えておきましょう。

 

契約前に交渉するのが大事だね

 

結婚式での具体的な価格交渉の方法(価格を下げる手法)

  

価格交渉の方法

・日程を譲る<効果大>

・現行の条件で値下げをお願いする<効果中>

・予算・競合を根拠に、最後に指値でもう一押しする<効果少>

 

価格交渉は上記3ステップで行います。一つずつ解説していきます。

 

STEP1:日程を譲る

先ほどご説明しましたが、式場は空きがでるくらいなら値下げする可能性があります。

式場が値段を下げてでも契約したいケースはこんな時です。

 

・仏滅など人気が無い日

・挙式まで半年未満となっているが、まだ空きとなっている日

 

人気が無い日=空きとなる可能性がある日=安くしてでも契約したい、となります。

 

ちなみに僕の場合は、今から3ヶ月後の日にちで未だに契約されていない日があり、その日にすることを条件にベース価格をぐっと下げてもらいました。

 

式場に空きが出そうな日を選ぶことでかなりお得に契約が出来ます。

但しきちんと式場担当者に「価格が下がるのであれば検討可能」と伝えましょう。

黙っていると、さらっと同じ価格で人気薄の日を勧められる可能性もあるためです。

 

STEP2:現行の条件で値下げをお願いする

日にちを決めたら、まずは現行の条件を維持したままで値下げをお願いしましょう。

 

ポイントは「現行の条件を維持したまま」です。

値下げをお願いした時のカウンターとして想定されるのが、「じゃあ、花のグレードを落としましょう」など質を下げる提案です。

 

項目の見直しは契約後にしますので、契約前の段階では「現行の条件で安くしたい」とはっきり伝えましょう。

 

ここで大事なのは「この式場に決める意思があることを相手に伝えることです」。

冷やかしや当て馬だと思われると絶対に値段は下がりません。

契約する熱意がここでは重要です。

 

僕の場合はここで、料理のグレードアップ分の代金を無料に、ウェディングケーキを半額に出来ました。

 

但し、STEP1とは異なり、残念ながらここで必ず下がるかは保証できません。

正直ここで下がるか下がらないかは、「式場側がどれくらい契約したいか」の熱量に依存します。

同じ日で他に契約してくれそうな人がいれば下がる確率・額は低くなります。

 

STEP3:予算・競合を根拠に、最後に指値でもう一押しする

最後にもう一押しします。具体的にはこんな感じです。

 

・貯金が足りなく、もう一歩なんとかなりませんか?

・もう一つの式場と迷っていて、最後にもう一歩お願いします。

 

ここでのポイントは、①ここで下がれば契約することを説明する。②端数処理レベルの値下げ依頼に留めることです。

 

あまりに現状と乖離が大きい依頼だと、相手の式場が諦めてしまい「他へどうぞ」となってしまいます。

僕のイメージでは最後に細かい端数の数字をカットさせる程度が限界かなぁと思います。

 

ちなみに僕が交渉した時は、STEP2での下げ幅が大きかったからか、値下げ回答は得られませんでした。

(ただ全体の条件に満足できたため契約はしました)

  

そんな何回も交渉していたら相手が嫌にならないかな?

 

これが100円、1,000円の話であればそこまで頑張らなくても良いと思いますが、この30分間の交渉で30万円安くなるのであれば絶対に交渉した方が良いです。

 

30万円はあなたの給料のどのくらいに相当しますか?

あなたの時給が1,500円だった場合、30万円稼ぐためには200時間働く必要があります。

30分の努力で200時間分の効果が得られるなら安いとは思いませんか?

  

下がるかは分からないけど、やってみる価値はあるね

 

結婚式の価格交渉でやってはいけないことは何か?【NG行動は?】

 

結婚式の価格交渉でのNG行動は以下の2つです。

 

NG対応

・式場の人に高圧的だったり失礼な態度をとること

・他の式場の価格を引き合いに出すこと

 

上記2点がやってはいけないことです。交渉の時に注意しましょう。

 

式場の人に高圧的だったり失礼な態度をとること

これは社会人としてNGですね。

相手も同じ人間です。対等な立場ですので、決して高圧的な態度や失礼な態度を取ってはいけません。

 

倫理的な理由以外に実利でも高圧的な人は損をすることになります。

その理由として、結婚式は契約してからがスタートであることが挙げられます。

  

結婚式はプランナーと数ヶ月にわたり何度も打合せ、電話、メールのやりとりをします。

式場の人も人間です。

高圧的な人に対していい感情は抱きません。自然と関係がぎくしゃくしてきます。

  

理想的な結婚式を挙げるために、プランナーの協力は欠かせません。

式場とはWIN-WINの関係を築きましょう。

 

式場の人たちは、一緒に結婚式を創り上げる仲間だよ

 

他の式場の価格を引き合いに出すこと

基本は意味がないのでやらない方が良いです。

 

式場は家電量販店とは異なり、他社の価格を引き合いにした値引きは期待できません。

その理由は、格式・人気・サービスなど、単純に価格で比較できないからです。

 

恐らく相手の価格より下げろと言っても「それでしたらそちらの式場にされては如何でしょうか」と言われて終わりです。

 

家電量販店の手法は効果が薄いので、他の正しい手法を用いるようにしましょう。

あくまで他の挙式場を調べるのは、相場を把握するためです。

 

同じ価格交渉でも交渉する内容によって手法は変わってくるんだね

 

契約締結後の結婚式の価格交渉の方法3選【契約後も値下げ交渉する】

契約後の交渉

・単純値引きは出来ない

・見積書にある各項目の見直しによるコストダウンは可能

・安易なグレードアップはせずに現行価格で出来ないかを検討する

 

無事に契約したら価格交渉は終わり・・・ではありません。

契約して結婚式の内容を詰めていく段階でも色々やることはあります。

 

前から申し上げている通り、契約締結後の値引きは出来ません。

但し、別の手法を用いればもう少し価格を抑えていくことが可能です。

  

見積書の項目の見直しによるコストダウン

見積書には項目毎の費用内訳が記載されています。

その項目を色々眺めて見直しが出来ないかを検討しましょう。見直せそうな内容は以下の通りです。

 

・装花の費用

・プロフィール動画作成費用

・スナップ写真・動画撮影費用

 

ドレスは結婚式の肝なので、ここは見直ししない方が良いです。

また食事や飲み物・引き出物をけちると招待客の満足度を下げてしまいます。

基本的に見直せるのは、それ以外の項目です。

  

装花の費用は見栄えの問題なので、そこさえ目を瞑れば削減可能です。

 

プロフィール動画は自分で頑張って作りましょう。数万円のバイトと思えば出来るはずです。

スナップ写真・動画は家族・親友で、もしお願い出来る人がいればかなりの削減が見込めます。

  

自分たちや招待客の満足を損ねない項目を探すんだね

  

安易なグレードアップはしない

これも大事なポイントです。

数百万円の結婚式になると5万円くらいの値上げは大したことがないと思いがちです。

ですが、日常生活で5万円を支出するときは真剣に悩むと思います。

  

結婚式の5万円にはこだわって吟味しましょう

本当に必要なケースなら追加費用払うべきですが、料理などは予算内の条件を付けて色々お願い出来る可能性もあります。

 

まずは今のグレードで出来ることが無いかを考えましょう。

 

確かに結婚式だと金銭感覚が狂いがちだから、気を付けたいね

 

最後に

結婚式は人生の一大イベントですが、人生で一度しか行わないことから搾取されやすいイベントです。

正しい交渉方法を学べば値段は下がります。

  

まずは最初のステップである相場観を知ることから始めましょう。

自分で一から予約するのは大変なので、専門のコンシェルジュに依頼するのが効率的です。

  

ここで頑張って相見積することが、数十万円の出費の差となります。

後でやろうと思っても結局面倒になってやらなくなってしまいます。

鉄は熱いうちに打て!です。早速式場を予約してみましょう。

 

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皆さんの予算が下がり心も懐も幸せな結婚式になることを祈っています!

 

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