こんにちは、コロスケです。
この記事ではコロナウイルスが原因の納期問題について解説していきます。
2020年2月、中国企業はコロナウイルス問題で春節明けの稼働再開が遅れました。
日本全国の資材部員は1か月以上、物集めに奔走したかと思います。
3月になり、納期問題がある企業は絞り込みが出来てきました。
そして4月生産に向けて納期の最後の詰めをしている矢先でした・・・
なんと3月16日に日系の部品メーカーの一大拠点であるマレーシアとフィリピンで、コロナ抑制のための企業活動制限が指示されました。
今日はコロナウイルスによる納期問題第二弾として、マレーシアとフィリピンの状況をまとめていきます。
・えっ、次はフィリピンとマレーシアなの?
・今どんな状況なの?
これら疑問を少しでも解決していきます。
【第二弾】コロナウイルスの納期問題【マレーシア・フィリピン編】
コロナウイルス納期問題第二弾の幕開けです。
3月17、18日からマレーシアとフィリピンでは大規模なコロナ抑制策が取られることになりました。
概要を説明していきます。
マレーシアのコロナウイルス対策
ムヒディン首相は3月16日午後10時(マレーシア時間)、国内における新型コロナウイルスの感染拡大を鑑み、 3月18日から3月31日までの期間、全国規模の移動制限を実施することを発表した。
【出典】JETRO https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/03/be2f8d0acf12fbf4.html
ポイントは以下の通りです。
・半月の間、全国規模の移動制限を実施
・全ての政府機関及び民間企業の閉鎖(但し生活必需サービスは除く)
ジェトロの記事を読む限り、マレーシアの日系企業は全滅のように思えます。
しかし、今日マレーシアに拠点がある取引先に聞いたところ、まだ稼働しているとの取引先も居ました。
企業によって温度差があるのかもしれませんが、物流などは動いていないと思われるので、日本への出荷は出来ないと思った方が良さそうです。
マレーシアは半導体の後工程工場が沢山あるよね・・・
フィリピンのコロナウイルス対策
フィリピン政府は,3月17日から4月13日午前零時までの期間,ルソン地域全域において「強化されたコミュニティ隔離措置(Enhanced Community Quarantine)」を実施中であり,各家庭における厳格な自宅隔離措置や,大量輸送用の公共交通機関の運行停止,スーパーや病院,銀行等を除く商業施設・公共施設の業務停止など幅広い措置が実施されております
【出典】在フィリピン日本国大使館 https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00039.html
ポイントは以下の通りです。
・約1か月間、コミュニティ隔離措置が取られる
・ アウトソーシング(BPO)及び輸出志向産業は,最低限の労働体制及び適切な距離確保措置等が講じられることを条件に稼働を維持する。
上記条件を読む限り、輸出産業は条件が整えば稼働できるように読めます。
しかし、フィリピンに拠点を置く電子部品企業は17日から操業を停止しているところが多いです。
稼働できる条件がかなり厳しく、政府の承認が降りないと実質は稼働出来ないものと推察されます。
マレーシア・フィリピンのコロナ対策に関する所感
今回の情報が入った時の現役資材部員が考えたことは以下の通りです。
今までの納期確認は全てリセットです。
マレーシア・フィリピンに拠点がある取引先を一から調べて、納期確認が必要です。
また僕が懸念しているのは、「他の東南アジア諸国が同様の政策を取るのでは?」ということです。
普通に考えて、タイとか時間の問題のような気がします・・・
タイは影響大きすぎるからやめてほしい・・・
まとめ
コロナウイルスの納期問題【マレーシア・フィリピン編】のまとめです。
・半月から1か月の間、工場の操業が停止する可能性がある
・物流網もほぼ停滞
・資材部員は一から納期確認が必要
絶望する状況ですが、仕方がありません。
さすがに1か月以上も非常事態は続けられません。
疲れ果てる前に少し感度を落として、淡々と納期確認を進めましょう。
(じゃないとこれから1か月持たないです)
僕もしんどいので、一緒に頑張りましょう笑
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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