こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。
昨年から日本のPMI指数をツイートするようにしています。
2023年2月の日本製造業PMI速報値🚩
— コロスケ@現役資材部員 (@Corosukeblog) February 27, 2023
製造業の購買担当者へヒアリングした景況感が、4か月連続で「縮小」となりました。
特に今月は2020年以来の大幅な悪化となり、製造業の状況が厳しい状況である事を示しております。 pic.twitter.com/8bFEMCwNqX
経済に関心がある方なら、ニュースや報道で「PMI」に関する話題を耳にしたことがあると思います。
しかし、「PMIって何?」と疑問に思っている方も多いはずです。
PMIは、景気を知るための重要な指数の1つですが、具体的にどのような指数なのでしょうか。
そこで今回は、製造業PMIとは何か、なぜ大切なのかを解説していきます。
製造業PMI(購買担当者景気指数)を解説【バイヤーが知るべき指標】
PMI(購買担当者景気指数)とは、企業の購買活動を示す景気指数のことです。
この指数は、企業がどれだけ製品やサービスを生み出すために原材料や部品を購入しているかを示しています。
PMIは、50を境にして景気の方向性が判断され、50より大きい場合は景気が拡大しているとされ、50より小さい場合は景気が縮小しているとされます。
PMIが示す供給と需要のバランスが分かるから
では、なぜPMIが景気を知るために使われるのでしょうか。
その理由の1つは、PMIが供給と需要のバランスを示すからです。
企業が多くの原材料や部品を購入するということは、需要が高まっているということです。
これにより、製品やサービスの供給が増え、結果として景気が良くなるとされています。
逆に購買活動が減少すると、需要が低下し景気が悪くなると考えられます。
PMIは経済の先行指標とされているから
PMIが景気を知るために使われる理由の2つ目は、経済の先行指標としての役割があるからです。
先行指標とは、経済の将来の動きを予測するために使われる指標のことで、PMIはその代表的な指標の1つです。
PMIは毎月発表されるため、経済の動向がリアルタイムで把握できるというメリットがあります。
このため政府や企業は、PMIの数値をもとに経済政策や投資判断などを行っています。
国際的な比較が可能な指数だから
PMIが景気を知るために使われる理由の3つ目は、国際的な比較が可能な指数であるからです。
PMIは、世界各国で同じ方法で計算されるため、国際的な比較が容易に行えます。
このため、各国のPMIを比較することで、世界経済の動向や国別の景気状況を把握することができます。
さらに、国際的な基準であるため、投資家や経済アナリストがグローバルな視点で経済を分析する際にも、PMIは重要な指標となっています。
これで、「PMI(購買担当者景気指数)」についての理解が深まったのではないでしょうか。
PMIは、企業の購買活動を示す指数であり、景気の動向を知るために重要な役割を果たしています。
供給と需要のバランスを示すこと、経済の先行指標であること、そして国際的な比較が可能な指数であることから、PMIは経済分析に欠かせない指標となっています。
なぜ購買部門も知っておくべきなの?【PMIの重要性を解説】
私たち購買担当者は、日々の業務を行う上で、様々な指標や情報を参考にしながら、適切な購買判断を下さなければなりません。
その中で、特に重要な指標の1つがPMIです。
しかし、PMIの詳しい内容や意味、そしてどのように活用すべきかを理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。
以降では、なぜバイヤーもPMIを知っておくべきなのか、その理由を解説します。
購買計画の見直しに役立つ
PMIが購買担当者にとって重要な理由の1つ目は、購買計画の見直しに役立つからです。
PMIが高い場合は、需要が高まり生産が増加していることを示しており、原材料や部品の追加購入を検討するタイミングが良いかもしれません。
逆に、PMIが低い場合は、需要が低下し生産が減少していることを示しており、購買計画の見直しを検討する必要があるでしょう。
業界動向の把握に役立つ
最後に、PMIが購買担当者にとって重要な理由の3つ目は、リスク管理の一助となるからです。
PMIは、景気の先行指標として、経済の将来の動きを予測するために使われます。
PMIが急激に変動した場合、景気の変化によるリスクが高まる可能性があります。
そのため、PMIを参考にしながら、リスク管理を行うことができます。
これで、「PMI(購買担当者景気指数)」の重要性についてご理解いただけたでしょうか。
購買担当者にとって、PMIは購買計画の見直しや業界動向の把握、リスク管理に役立つ重要な指標です。
今後も、PMIや他の経済指標をチェックし、適切な購買判断を下していきましょう!
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