資材調達の志望動機5選【僕はこの志望動機で資材部に入った】

資材業務について
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こんにちは、コロスケです。

今日は製造業の資材調達・購買業務の志望動機についてまとめていきます。

未経験・新卒の方にとって、やったことも無い資材調達の志望動機はなかなか思い浮かばないと思います。資材歴10年の現役資材部員である僕が、志望動機5選をご紹介していきます。

資材調達・購買業務の志望動機はどうやって書けば良いの?という皆さんの疑問を解決していきます。

 

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資材調達の志望動機5選【実際に僕が書いたこと】

志望動機5選

① 文系であって、製造業のモノ作りに深く携われるから

② 1円の原価低減が、1円の利益に直結するところに魅力を感じたから

③ 調達を通じて、購入品の専門家を目指せるところに魅力を感じたから

④ 海外調達を通じて、グローバルに活躍できるところに魅力を感じたから

⑤ 社内・取引先との懸け橋になれる部署であることに魅力を感じたから

僕は、就活中の面接で①を実際に志望動機として説明し、内定を貰いました。資材調達のやりがいは、ほぼこの5つで網羅出来ていると思います。あとは、実際に志望する会社の特徴と絡めて志望動機を書けばOKです。

具体的に一つずつ解説していきます。

 

文系であって、製造業のモノ作りに深く携われるから

文系(事務系)で入社する人は、基本的には「営業」「総務・人事」「経理」そして「資材」の職種を選ぶことになります(他にも広告・宣伝などあるかもしれませんが大多数の事務系職はこの4つの職種です)

これら文系職種は、基本的にモノづくりに直接的には関わりませんが、資材部門だけは例外的にモノづくりに直接関わることができます。 これが資材調達の一番の差別化ポイントです。

 

でも営業も製品について詳しくなるんじゃない?

 

営業部門は「完成した製品」の機能・性能については詳しく勉強しますが、資材部門は、その製品を作る過程に深く携わります。

例えば、スマホを作る会社の場合、半導体や電子部品を多く購入することになりますが、資材部門は、蓄積した知識・業界動向を踏まえて、安価で調達性に優れた部品を設計部門に提案することが出来ます。

加えて、モノの納期管理・在庫管理などを通じてモノづくりの過程に携わっていきます。自分が提案した部品が製品に搭載されることは、これ以上無いやりがいと言えます。

 

1円の原価低減が、1円の利益に直結するところに魅力を感じたから

100万円の部品を資材の努力で90万円にした場合、10万円の原価低減(原低)となります。この10万円はそのまま会社の利益になります。

営業部門が同じ10万円の利益を出そうとした場合、利益率10%として、「100万円」の売り上げを上げる必要があります。

つまり、資材部門の10万円の原低は、営業部門の100万円の売り上げと同じ価値がある仕事なのです。

このように、自分の成果がそのまま会社の利益に直結する仕事は資材調達だけです。(もちろん営業の仕事も会社の利益ですが、仮に赤字で受注した場合は営業の成果はマイナスです。利益に直結するというところが差別化ポイントです)

 

調達を通じて、購入品の専門家を目指せるところに魅力を感じたから

資材部門は、調達を通じて購入品の専門家を目指します。自分が購入する材料の市場動向、製品の製造工程、市況価格などの情報を蓄積し、取引先との価格交渉・納期交渉を行います。

時には、モノ作りのプロである設計部門に対しても推奨品のアドバイスを行うこともあります。

このように調達として購入品のプロになれるのが、資材調達の魅力であり、他の職種では経験出来ない差別化ポイントです。

 

理系の設計者にアドバイスできる専門性を身に付けられるのは魅力的だね

 

海外調達を通じて、グローバルに活躍できるところに魅力を感じたから

昨今、モノ作りに必要な材料は日本だけで無く、世界中から調達していく必要があります。資材調達は、海外メーカーからの調達を通じてグローバルに活躍できることも魅力です。

会社によっては、海外の生産拠点を持っており、実際に海外で勤務して資材調達を行う可能性もあります。

ただ海外調達は会社によっては行っていない可能性もあります。また、営業でも同じように海外営業を通じたグローバルな活躍は出来ますので、何故資材調達を志望するのか?という答えとしては少し弱いかもしれません。

 

海外メーカーとのやりとりで自分の語学力が生かせたり、海外文化にも触れられるのも魅力だよね。

 

社内・取引先との懸け橋になれる部署であることに魅力を感じたから

資材部門は社内と取引先をつなぐ部署です。取引先からの問い合わせの一次窓口ですし、取引先への問い合わせなどは資材部門を経由して依頼するなど、まさに社内と取引先の懸け橋のような仕事をしております。

製造業のモノ作りは自分たちの会社だけでは成り立ちません。必ず取引先の方の協力が必要です。会社のモノ作りに調達を通じて貢献できるのが資材部の魅力で他の職種との差別化のポイントです。

コミュニケーション能力や人当りの良さ、調整能力を志望理由に書きたい場合は、上記志望理由で書けると思います。

もちろん営業部門は社内と客先をつなぐ部署であり、同じように懸け橋になっていますので、資材調達志望であれば、「モノ作り」という観点で差別化していきましょう。

 

懸け橋って何だか格好良いフレーズで志望動機に使えそうだね

 

次に、この5つの志望動機を実際に自分の志望動機に落とし込んでいきます。

 

具体的な資材調達の志望動機の書き方

ポイント

・資材調達を志望する理由を明確にする。営業ではダメな理由は?

・自分の体験・長所と志望理由が一致する部分を深堀していく。

・必ず自分の力で書く(じゃないと面接で話せない)

ここからは「自分」の志望動機を書いていきます。

 

資材調達を志望する理由を明確にする。

あなたは何故資材調達を志望するのですか?面接対策とは関係無く、何故資材が良いと思ったのかをもう一度考えてみて下さい。

 

立場が上だし、楽そうだからかな

 

残念ながら資材調達は立場が上では無いです。もちろん調達環境によっては選択肢が多い場合もありますが、立場は対等です。

もし営業でも良いかなと思うのであれば、営業もしくは資材で応募した方が確実です。採用する側からしても「資材」しかやりたくない人と、どっちでも可であれば、後者を選ぶはずです。

何で資材を志望するのかを考えてみて、それでも資材が良いなと思えたら、その理由を書きましょう。

ちなみに僕は、普段手に取る製品がどういう風に出来るのかに興味がありました。加えて、日本の代表産業である製造業のモノ作りに、文系だけれども直接携わってみたいと思ったので、資材志望にしました。

 

自分の体験・長所と志望理由が一致する部分を深堀していく

エントリーシートに「自分の長所・強み」「学生時代頑張ったこと」を記入する欄があると思います。この部分と志望理由がリンクすると良いです。

・社内と取引先の懸け橋 × 調整力という自分の長所

・資材調達の専門知識 × 好奇心という自分の長所

自分の長所や頑張ってきたことが生かせる職種として資材を志望していて、自分の実体験をその例として語れれば、面接で話が詰まるということは無いはずです。

 

なんだかうまく書けそうな気がしてきたよ

 

必ず自分の力で書く

アイデアが思い浮かばなくて書けない、時間が無い、など色々苦労があると思います。ただ、コピペや他人の情報をもとに書いても面接でボロが出ます。

競争が激しくない会社なら受かるかもしれませんが、人気の企業はみんな自分の力で書いています。受かりたかったら、頑張って自分の力で書きましょう。

一日本気出せば必ず書けるはずです。図書館かカフェに籠りましょう。

 

よし!じゃあ今日これから大学の図書館に籠るぞ!

 

最後に

これから社会人になる方もしくは20代の方は、40年その会社に勤めることになります。もちろん最近は人材の流動性が高まり、転職の道も広くなってきましたが、やはり最初の入社で良い企業に入るのが一番です。

一日本気出すことで、少しでも良い会社へ入れる可能性を高められます。入社する会社によって待遇、給料などが大きく変わってきます。

皆さんがこの記事を読んで少しでも良い企業に入社出来ることを祈っています。

また、もっと資材調達について知りたい方は、別の記事に資材調達の仕事内容をまとめていますので、そちらもご覧ください。

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