こんにちは、コロスケです。
今日は、アドラー心理学を分かりやすく1冊にまとめた「嫌われる勇気」という本について説明していきます。
いきなりですが、今あなたは人生充実していますか?
こんな質問をすると、毎日が忙しい会社員や主婦の方からはこんな言葉が返ってきそうです。
・自分の性格がどうしても好きになれない・・・
・職場の人間関係で苦労している・・・
・どうせ自分は人生で成功出来ないよ・・・
・周りの人が出世しているのに、僕だけ取り残されているよ・・・
正直、僕たちが生きる時代はかなりしんどいです。
給料が上がる訳でも無いのに、消費税や社会保険料は右肩上がりです。
今の生活を維持するためには、嫌な仕事も頑張って続けなくてはいけません。
そんな夢も希望も無く、将来への不安と隣り合わせの生活をしていると、ついついネガティブな考えに陥ってしまいます。
それが長く続くと僕たちはそのネガティブな考えが自分の性格になってしまいます。
職場や周りにいませんか?いっつも愚痴ばかり言っている人。
今回紹介する嫌われる勇気は、以下のことが書かれています。
「どうすれば人は幸せに生きることが出来るか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な”答え”を提示します。
嫌われる勇気
自分を変えたいなと本気で思っている人は、読めば人生が変わる可能性があります。
僕は、「やるぞ!」と決めて実践に移しています。
人生で出来るだけ早い段階で、読んでみてみる価値のある本です。
僕の解説はあくまで僕が感じた大事なポイントの抜粋であり、感想です。
具体的な答えが知りたい人は、僕の感想より実際に本を読んでみる方が早いと思います。
本買うと1500円するし、読むメリットあるか吟味したいという方は以下の僕の要約をご覧下さい。
嫌われる勇気の実践は難しいけど目標すべき【アドラー心理学を要約】
僕がこの本を読んだ感想ですが、正直言って実践するのはかなり難しいです。
考え方については納得することが出来たのですが、実践するのは大変です。
ただ僕はこの考えを少しずつ実践すれば人生は良くなると思えたので、一歩ずつ実践することにしています。
原因論では無く目的論で考える【トラウマを否定】
いきなり僕たちの常識であるトラウマを全否定です。
アドラーは、過去の辛かったことや失敗は、今のあなたには関係無いとバッサリ否定します。
そんな、過去の家庭環境とか自分で選べない事情も自分のせいなの?
過去は過去、今の行動は過去に縛られることなく自分で決めることが出来るという考えです。
過去の出来事を理由に、「〇〇できない・・・」と考えるのは自分にとって都合が良いからです。
・あなたの不幸はあなた自身が選んだこと
・人は常に変わらないという決心をしている
自分の生き方(ライフスタイル)を自分自身で選べるということ=自分が不幸な状況にいるのは自分で選んだ結果ということになります。
どうして自分で不幸な生き方を選んでしまうの?
それは、その不幸な生き方をする方が自分にとって都合が良くて楽だからです。
過去の出来事のせいで挑戦出来ないのではなく、失敗したり恥をかいたりすることが怖いから、過去の出来事を言い訳にして挑戦しないことを選択しているのです。
大事なことは、今あなたが変わるという決心をするということです。
正論かもしれないけど、なんだか厳しすぎない??
僕もそう思います。
自分が今まで見て見ぬ振りをしてきた思考・生き方をきちんと認識するところから始まります。
全ての悩みは対人関係の悩み
アドラー心理学では、人の悩みは全て対人関係の悩みであると言い切っています。
学歴や勤務先の会社、さらには年収などの劣等感についても他人と比較するから起きる悩みです。
それらは、あくまで主観的な思い込みです。
でも劣等感を感じない人なんているのかな?
アドラーは劣等感と劣等コンプレックスという言葉で混同しやすい概念を分けています。
劣等感:現状に満足せずに成長するための原動力となる感情
劣等コンプレックス:劣等感を出来ない言い訳にしている状態
自分はお金を稼ぐスキルが無いから頑張ろう!というのは成長するための原動力になります。
一方で、自分には稼ぐスキルが無いから僕には出来ないんだ・・・と言い訳を始めることを劣等コンプレックスと呼んでいます。
人と関わることは人生でのタスク
じゃあ、人と関わらない生活をすべきなの?
人は社会的な生き物で、人と完全に関わらずに生きていくことは出来ません。
引きこもりの人だって、家族や食べ物を作っている人たちと関わりを持たざるを得ません。
対人関係が人の悩みである一方で、人と関わらずに生きていくことは出来ません。
アドラーは人と関わらなければいけないことを人生のタスクと述べ、超えるべき課題として考えています。
やっぱり、対人関係の悩みは尽きないよね・・・
課題の分離【他人からの承認欲求を否定する】
僕はこの本を読む前まで、仕事をする一番の理由は「周りの人からの承認を得るため」と考えていました。
誰かから必要とされ、求められることでやりがいを得るんだと思っていました。
しかし、アドラーはこの他人からの承認欲求を明確に否定しています。
えっ?どうして?人から認められるのって嬉しいよね?
アドラーは、他人からの承認欲求のために生きると「他人の人生を歩むことになる」と指摘しています。
他人からどう思われるんだろう・・・、周りから嫌われたくない・・・と思うと他人の人生を歩んでしまいがちです。
・人からの頼まれごとを断れない
・他人からどう思われるか気になってしまう
他人の人生を生きると人生は窮屈になってしまいます。
じゃあ僕たちはどうすれば良いの??
アドラーは自分の課題と他人の課題を分離することが必要と説明しています。
他人の課題には立ち入らず、自分の課題に人を立ち入らせない、そういう態度が求められます。
あらゆる人間関係のトラブルは、他社の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。
嫌われる勇気
自由とは他者から嫌われること
でも、自分と他人の課題を切り分けるなんてこと出来ないよ・・・
理屈では人の課題に踏み込まず、自分の課題に踏み込ませないことが重要なのは分かります。
ただ、そうすることの軋轢にどう対応すれば良いのでしょうか。
人からの承認欲求を気にせずに、自分と他人の課題を分けるために必要なことこそ、この本のテーマである嫌われる勇気なんです。
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない
嫌われる勇気
強い人しか出来ないような生き方だよね・・・
僕も最初はそう思いました。
ただ何度も読み返す内に、自分が対人関係の悩みを解消するにはこれしかないのか、と頭で理解できるようになりました。
自己受容・他者信頼・他者貢献
でもそんな生き方は、身勝手すぎない?
はっきり言って嫌われる勇気は自己中のように思えるけど??
嫌われる勇気を持ちましょう!だけだったらアドラーの考えは自分第一主義の自己中心的な人を養成するだけです。
ただアドラーがすごいのが、嫌われることを厭わない一方で、他者に貢献しましょうと言っています。
対人関係の悩みを具体的に解決する手段として以下の流れを勧めています。
他者への貢献⇒自己受容⇒他者への信頼⇒他者への貢献に戻り、以下ループ
自己受容とは、今のありのままの自分で良いんだと思える感情です。
上記は、他人からの承認に頼ることなく、自分が他者へ貢献すること「それ自体」で自分の存在価値を実感できるという感覚を得ることです。
他人からの承認を求めている訳では無いというのがポイントです。
他者に貢献し、自分の存在価値実感する。それを相手がどう考えるかは自分の問題では無いという考えです。
なんだか良く分からなくなってきたよ・・・
はっきり言って、超むずい考えです。
僕の解釈なので、分かりやすく説明しきれていないと思います。
なので、ちょっとでも気になる人は、実際の本を読んでみて下さい。
まとめ:ライフスタイルが変わるのには人生の半分がかる
この本を読んで、実践するのはとても大変な理論だということを僕は感じました。
でもアドラーも同じように考えていたようで、この理論は実践するのが一番難しいと言ってくれています。
更に、この考えを実践してライフスタイルが変わるまでに人生の半分かかると言われています。
僕の場合は34歳なので、きちんと実践できたとして、考え方が変わるのは50歳頃です泣。
でも人生100年時代に50歳で良い生き方を確立できれば、残りの人生は楽しく生きることが出来るかもしれません。
僕は、この本を何度も読んでコツコツ実践していこうと決めました。
自己嫌悪や諦めの心を持っていると、僕の説明は机上の空論と思うかもしれません。
なので、実際に本を読んでみて下さい。
本には、僕たちと同じように人生に苦しむ青年が登場します。その青年と賢人の対話を通して、このアドラーの考え方に触れてみれば、きっとこれからの生き方が変わると思います。
良かったらあなたも嫌われる勇気を読んで、ライフスタイルを一緒に変えていきましょう。
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