こんにちは、コロスケです。
今日は資材部門にとって、必要不可欠と思われている英語スキルについて解説していきます。
グローバル化により調達品も日本国内だけでなく、世界各国から仕入れることが当たり前になりました。
そんな中で海外の営業とやり取りする上で必須になると言われているのが英語スキルです。世界の共通言語として、アジアでも英語でのやりとりが基本になってきます。
僕、英語が出来ないし、資材部門は勤まらないかな・・・?
今回は、こういった英語と資材業務の関係性について分析していきます。資材部門に英語は必須?という疑問を解決していきます。
資材部門は英語スキルが必須では無い【他に大事な事がある】
結論としては、英語は必須スキルではありません。もちろん英語が出来た方が望ましいですが、無くても資材部員としてはやっていけます。
英語が出来なくてもバンバン海外から製品を輸入している人もいます。資材部員にとって英語はあくまでツールです。英語が使えなくても輸入は出来ます。
逆に英語が出来れば資材部員が勤まるかというと、全くそんなことはありません。英語「だけ」使えても、それ以外の資材スキルが無いと資材部員として活躍することは難しいです。
上記結論について、詳しく解説していきます。
資材部門に英語スキルが必須でない理由
・商社の存在
・通訳がいれば意思疎通が出来る
・英語だけ出来ても何の役にも立たない
海外から製品を輸入するとき、専門の商社が間に入ってくれることがあります。この場合、資材部員がやりとりするのは、日本にいる商社の担当者ですので、日本語のみでOKです。というか英語は全く使いません。
もちろん、商社が間に入ることで直接輸入するより値段は上がりますが、それ以上の付加価値が見込めるのであれば、商社を活用することは問題ありません。
また自分たちが直接輸入する場合や、海外メーカを訪問する場合などは、語学の壁が立ちはだかりますが、これも通訳がいれば恐れる必要はありません。
商社の人がいれば、その人に通訳してもらえば良いですし、会社の同僚で英語が喋れる人が同席すれば、問題は解消します。またメーカの方で日本語が出来る場合もあります。
ここから分かることは、英語が出来なくてもそれを解決する手段さえ用意しておけば全然問題が無いということです。
英語が喋れないと海外メーカと調整できない・・・
と考えるのではなく、どうすればコミュニケーションできるか?を考えることが重要です。
英語よりもっと大事な資材のスキルとは?
資材部門では、英語が喋れるだけの人より、英語は喋れないけど資材のスキルがある人の方が価値が高いです。それは先ほども説明したように英語はあくまでツールであり、資材の本質ではないからです。
では資材の本質であるスキルとはどういったものなのでしょうか。
・資材感覚(センス)
・交渉力
・取引先と関係を築ける人
英語より先にまずは、資材部門で働く上で必須な「資材の感覚(センス)」を身に付けましょう。取引先や社内関係者とやり取りする上での考え方を身に付けることがとても大事です。
詳しい内容については以下記事に詳しくまとめていますので、気になる方はご覧下さい。
そして交渉力は資材部員にとって要のスキルです。いくら打合せで英語がしゃべれても適切なアウトプットを引き出せなければ意味がありません。まずは資材に必要な基本的な交渉力を身に付けましょう。
そして最後に重要なことが、「取引先と関係を築く力」です。取引先となれ合いではない信頼関係を築ける力が資材に求められる能力です。
これは、明るい性格とかカリスマ性があるとかは関係ありません。取引先と真摯に向き合い、時には取引先を指導するなど、ビジネス上の対等な関係を築く能力です。
英語も大事だけど、それ以上に資材としての本質的なスキルが求められるね
結論 英語が無くても資材部員は勤まる
資材部員にとって、英語はとても重要なスキルです。英語が喋れれば、ビジネスの幅が広がります。しかし、資材部員には英語以上に大事な基本的なスキルがあります。
英語が出来ないと資材部員にはなれないね・・・
なんて思う必要ありません。
資材部門に必須なスキルは入ってから基本的には学べばよいので、不安に思う必要はありません。もし英語が必要だと思ったら、入ってから勉強すれば良いのです。
資材部門への転職・就職については以下記事にまとめていますので気になる方はご覧下さい。
資材部門はきつい・大変という話をよく耳にしますが、適切な行動を取れば資材部門は比較的楽な部署だと僕は思います。この記事を通じて資材部の正しい働き方が広まっていけばとてもうれしいです。
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