こんにちは、コロスケです。
今日は「仕組債」について解説していきます。
皆さん、仕組債という債券をご存知でしょうか?
債券にも関わらず、高い利回りが期待出来るということで、銀行などが頻繁に勧めてくる金融商品です。
でも仕組債って、止めた方が良い「危ない金融商品」だと言うことを知っていましたか?
今回は、「仕組債の実態」について詳しく解説していきます。
・仕組債って何?
・仕組債のリスクが知りたい
上記疑問に回答します。
【危ない】仕組債はやばい?ハイリスク・ローリターンの実態を解説
仕組債の実態は、以下のとおりです。
・仕組債は非常に危険な商品!絶対に買ってはダメ!
・ハイリスク・ローリターン!
結論、こんなゴミ商品は絶対に買ってはダメです!
ハイリスク・ローリターンの商品で、旨味は少なくリスクが大きいです。
「株価連動債」「EB債」「リンク債」も仕組債の一種です。
これらの言葉に出会ったら「危ない!」という事を覚えておきましょう!
仕組債とは何か?ざっくり解説
仕組債とは、特定の株価・指数に連動する債券です。
仕組債の特徴は、以下の2つです。
特徴①:株価が一定価格まで上昇すると、早期償還となる(ノックアウト)
特徴②:株価が一定価格まで下落すると、元本割れor株式での償還となる(ノックイン)
例えば、100円の株価が110円になると早期償還で、満期より前にお金が戻ってきます。
一方、100円の株価が70円になると、元本割れしたり、株式で償還となることが多いです。
上図の①②③④は、満額返ってきます。
一方で⑤の場合は、一定水準まで価格が下がる&その後も価格が低迷しているので、元本割れになったり株式で償還されます。
銘柄にもよりますが、基準価格より2割~3割くらい価格が下落すると、額面どおりの償還とならない可能性があることを覚えておきましょう。
仕組債は、価格が2割~3割くらい下落すると、元本割れになる可能性が高い
仕組債の危険な実態【ハイリスク・ローリターン】
2~3割の下落なんて、そうそう無いよ
心配しすぎでは??
確かに、頻繁に2、3割も下落する訳ではありません。
しかし、数年に一度のタイミングで大きな暴落は起こります。
しかも「暴落はいつくるか誰にも読めない」という最大の問題もあります。
債券の一番のメリットは、安定的にキャッシュを得ることです。
しかし仕組債は、暴落に常に怯えながら投資しなければならないのです。
もう一つのデメリットが「株価が上がると、早期償還となる(ノックアウト)」という点です。
早期償還って、満期になる前に償還されるんだよね?
損をしないから良いのでは??
債券は持っていないと、利子は得られません。
しかし早期償還になると現金化されるので、高い利回りは短期間しか得られません。
利子収入を継続して得たい場合は、再び仕組債を購入する必要があります。
・いつかは株は暴落する
・早期償還では短期間しか、利子収入を得られない
・利子収入を継続的に得るために、何回も仕組債を購入する
・いずれ暴落に出くわし、大きく損をする
高い配当利回りを継続するためには、仕組債をずっと持ち続けなければなりません。
すると、いつか暴落に出くわします。
「暴落のリスクはあるのに、リターンは限定される」
僕が「仕組債はハイリスク・ローリターン」と呼ぶのは、こういうカラクリがあるからなんです。
実例で仕組債を見てみよう:他社株式株価連動 円建債券(日本電産)
次に具体的な仕組債銘柄を見ていきます。
SBI証券で販売している「他社株式株価連動 円建債券(日本電産)」を例に見ていきます。
この文章の概要は以下のとおりです。
・日本電産の株式の価格に連動する債券
・満期は半年
・早期償還の判定基準は、105%(5%UPしたら早期償還)
・ノックインの条件は78.4%。(21.6%価格がダウンしたらノックイン)
・ノックインしても、満期のときに「最初の価格以上」に戻れば額面どおり償還
・ノックインして最初の価格に戻らなければ、その時の価格水準で現金償還
仮に100万円を投資して、100万円の株を買ったと想定します。
その時価格が105万円になれば早期償還となります。
一方、価格が「78.4万円」まで下がると、ノックインとなります。
次に実際の日本電産のチャートをみてみましょう。
2016年から2020年7月の期間、2回も21.6%以上下落しています。
(2018年12月と、2020年3月)
この付近で日本電産の仕組債を買っていたら、元本割れとなっていました。
株は、短期的には大きく上げ下げを繰り返します。
相場が変われば、20%くらいは簡単に下落します。
現物の株式なら、値が再び上がるまで放置することもできます。
しかし仕組債は、満期で強制的に償還されるので、損失が確定してしまいます。
・株のように大きな値上がり利益も得られない
・長期に渡って安定的に運用できない
・株価の暴落に常に怯える
「仕組債はハイリスク・ローリターン」
という事を分かって頂けたでしょうか?
まとめ:【危ない】仕組債は買ってはダメ!
本記事のまとめです。
・仕組債は特定の株価、指数に連動する債券
・価格が暴落すると、元本割れするリスクが高い債券
・ハイリスク・ローリターンなので手を出してはダメ
仕組債のことを知らないと、「高配当!」と思って飛びついてしまうかもしれません。
しかし実際は、株価が暴落したときに元本割れする可能性が高い、非常にリスキーな金融商品です。
誰かに仕組債を勧められても絶対に断るようにしましょう。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
良かったら、他の記事も読んでみて下さい。きっとあなたの役に立つ情報があると思います。
◆外貨建て保険はNG!
コメント
ローリスク・ハイリターンの商品で、旨味は少なくリスクが大きいです。
と意味が逆になってしまってますよ。
ありがとうございます!そのとおりですので、修正いたします!