こんにちは、コロスケ(Corosuke Blog)です。
今日は、2020年の株式投資の相場を振り返りたいと思います。
2020年は投資家にとっては激動の1年でした。
コロナウイルスに翻弄された相場でした。
この記事では、株式に一千万円以上投資している著者が2020年の相場を振り返ります。
・2020年ってどんな相場だったの?
・今後どのように投資に活かして行けば良いの?
こんな疑問に役立つ記事です。
2020年の株式市場はどんな相場だった?コロナ相場を振り返り
2020年の相場のポイントは3つあります。
・コロナショックで日本・アメリカの株価は30%も一気に下落
・コロナバブルで日経平均株価は29年振りの高値更新
・コロナバブルでアメリカダウも3万ドルを突破!
ホントに激しい一年でしたね。
詳しく解説します。
2020年の相場
20年2月:中国でコロナウイルスの感染拡大
2月は、中国でコロナウイルスの感染が拡大しました。
世界は中国の感染状況の様子を見守るとともに、中国からの入国を止める手立てを打ち始めます。
日本では、春節に中国からの観光客が一気に来日したことで、日本にも感染が広まりました。
当時世界の株価は、米中貿易摩擦の懸念がありながらも高値圏を継続していました。
(米中で関税を掛け合うなど、貿易戦争の様相を呈していました)
当時から「株価は割高」と言われていました。
貿易戦争がもたらす実体経済へのダメージを未反映でした。
20年3月:アメリカ・ヨーロッパで急速に感染が拡大する
20年3月になると、世界各国でコロナウイルスの感染が拡大していきます。
ヨーロッパでは、ロックダウンと呼ばれる厳しい移動制限を出すことで、感染拡大を防ぐ手段が取られました。
日本でも、コロナウイルスの感染が確認され始めました。
2月の終わりから3月の頭、コロナの感染拡大に伴い株価は急落しました。
アメリカでは、サーキットブレーカーが多発しました。
(異常な値動きをした時に、一時的に取引を中断する措置)
日本でも毎日のように1000円以上下落する相場で、お祭り騒ぎになりました。
20年3月:原油の協調減産の破談
コロナショックばかりが注目されていましたが、株価への影響で大きかったのが、原油の協調減産がうまく行かなかった事です。
産油国が増産に踏み切ったことで、原油価格は大暴落しました。
一時原油相場では、マイナス価格をつける事態になりました。
(お金あげるから引き取ってくれ!)
まさか原油価格がマイナスになるとは、誰も思っていませんでした。
原油価格は、オイルマネーを形成します。
そういう意味で、コロナの感染拡大と原油の暴落の2つが合わさり、株価はリーマンショック以来の暴落となりました。
20年4月以降:株価指数は急速に回復
各国の政府は、この緊急事態に対応するために、未曾有の金融緩和を実施しました。
220兆円って半端ないですよね。
日本でも同様の金融緩和が実施されました。
異次元の緩和マネーにより、株価はV字回復となりました。
20年4月以降値上がりしたのは、一部の銘柄だけ
指数はV字回復を遂げましたが、全面高ではありませんでした。
株価の上昇に寄与したのは、ハイテク株・値がさ株です。
日本では、ファストリ、東京エレクトロンなどの値がさ株が上がりました。
アメリカではGAFAMが株高を牽引しました。
また新興銘柄である、NASDAQやJASDAQもV字回復をして突き抜けました。
こんな感じでいとも簡単に暴落を乗り越えてしまいました。
一方で僕が買っているような高配当株は、暴落した後は、そのまま横ばい、もしくは半値戻しで留まる状況が続きました。
このようにコロナショック後は、勝ち負けがはっきりする相場でした。
市場では「ハイテク・グロース株が神!」「バリュー株はオワコン!」と言われました。
GAFAMやハイテク銘柄がもてはやされました。
米国高配当ETFの代表であるSPYDは、オワコン扱いされました。
ただ2000年のドットコムバブルと違うのは、ハイテク株は実際に利益も出している点です。
コロナ影響で在宅ワークが広がり、パソコンなどの通信機器の需要が伸びました。
またネット販売も増えるなど、GAFAMなどは増収増益となりました。
そういう意味では、一部の銘柄だけ上がるのは自然な流れだった気がします。
20年11月:株価は更に上昇。日経平均株価は29年振りの高値
2020年11月になると、ハイテク株に加えてバリュー銘柄も少しずつ上昇してきました。
その結果、日経平均は29年振りの高値になりました。
アメリカのダウ平均も3万ドルを突破し、最高値を更新しました。
価格が暴騰した背景は、未曾有の金融マネーとコロナワクチンです。
毎週のようにコロナワクチンの開発状況が伝えられ、その度に株価が上がる構図でした。
そして12月にファイザーのワクチンが承認され、一部の方へのワクチン接種が始まりました。
しかし足元では、11月から世界各国でコロナウイルスの感染が再度拡大しています。
第二波、第三波と言われる状況で、各国は再びロックダウンを行うまでに状況が悪化しています。
また変異型と呼ばれるコロナウイルスも拡大しており、ワクチンが開発されれば安全という訳では無さそうです。
日本でも連日感染者が拡大しております。
20年12月:アメリカ大統領選挙でバイデン氏当選確実
2020年のアメリカ大統領選挙は、バイデン候補が当選しました。
バイデン氏が大統領になると、増税など株価にマイナスと思われていました。
しかし、上院を共和党が取るねじれになり、バイデン氏で大胆な増税はできないと判断され、株価は上昇しました。
相場は、全てを良い方向にとらえています。
2021年の相場はどうなるのか?
2021年はどんな相場になるのかな?
それは誰にもわかりません!!
株価は、誰にも予測できません。
ただ今の相場は間違いなくバブルと言えます。
相場の割高感を示すバフェット指数は、180にまで達しています。
100を超えると割高と言われており、リーマンショックでは160くらいで暴落しています。
ただバブルは意外と長続きする傾向があります。
ドットコムバブルやアメリカの住宅バブルも数年続きました。
懐疑心を持っている人もバブルに飛び乗って初めて、バブルの天井を迎えます。
個人的には、下がりそうと思われつつ半年くらいは割高相場が続くのでは?と予想しています。
(が、個人の単なる意見なので、鵜呑みにしないで下さい)
コロスケの投資の反省点
僕の2020年の投資の反省点は、以下の3つです。
・暴落時は、普段は買えない超優良銘柄を拾うべきだった
・暴落時の投入額はもう少し増やすべきだった
・暴落時は、下がるほど投入額を増やすべきだった
暴落時は、普段は買えない超優良銘柄を拾うべきだった
暴落時に株を拾ろいに行ったのは良かったのですが、他の銘柄も買うべきでした。
僕が買う高配当銘柄は、いつでも下げるチャンスがあります笑。
実際、3月に買ったKDDIとNTTは9月にスガショックで下げました。
コロナショックのような全面安の時には、普段は買えないような銘柄を買った方が良買ったかなぁと思っています。
高配当は何らかしらのリスクを抱えているから高配当になっています。
暴落時は、成長&配当銘柄を選ぶのも良さそうです。
暴落時の投入額はもう少し増やすべきだった
コロナショックでは、リーマンショックを参考に、「投資資金を12ヶ月に分けて投資する」方針で臨みました。
資金管理そのものは、正しかったです。
しかし、コロナショックが急速なV字回復だったので、底での投資額が物足りなかったです。
「投資で損したくない!」
という自分の心が良く現れている気がします。
ですが資金管理を徹底する前提で、もう少し単月での投資額を増やしても良いかなと思います。
暴落時は、下がるほど投入額を増やすべきだった
SPYDを買った時、コロナショックの暴落で買い増しができたのは良かったです。
ですが、ナンピンするほど投資額を増やす設定にすべきでした。
理論では、暴落するほど投資額を増やすべきと思っていたのですが、毎日価格が下がる恐怖もあり、投資額を増やせませんでした。
コロナショックの経験値を得たので、次回の暴落時は投資額を増やす工夫をしていきたいです。
まとめ:2021年の投資方針
2021年の投資方針は、以下の通りです。
・インデックス投資は、継続する
・現在の相場は割高。高配当株の買付は停止し、暴落を待つ。
・暴落時は予め決めた額をきちんと投入する
長期投資家の強みは、今の相場を見送ることができる点にあると思っています。
今の割高な相場は、むやみに手を出さず、次の調整のタイミングをゆっくり待ちたいと思います。
暴落時は、SPYD、HDV、東京海上、花王、日本取引所グループ、兼松エレ、第一生命、リース関係、ブリジストン、コマツ辺りを狙おうと思っています。
今の内に、銘柄を色々と分析してみます!
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