【富裕層優遇?】NISA制度の恒久化見送り【サラリーマン冷遇】

【富裕層優遇?】NISA制度の恒久化見送り その他
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こんにちは、コロスケです。

今日はNISA制度のニュースについて解説していきます。

 

2019年10月16日のニュースでNISA制度の恒久化見送りのニュースが流れました。

 

 

今回この決定の根拠となった「NISA制度は富裕層の優遇」という言葉がピックアップされており、一時ツイッターのトレンドにも入りました。

 

今回は、NISA制度って富裕層優遇なの?という疑問について詳しく整理していきます。

 

・NISAは富裕層のための制度なの?

・NISAの恒久化見送りで僕たちにどんな影響があるの?

・結局僕たちはどうすれば良いの?

 

これら投資・NISAに関する疑問を解決していきます。

 

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【富裕層優遇?】NISA制度の恒久化見送り【サラリーマン冷遇】

 

この記事の結論です。

 

・「NISA=富裕層のため」は完全に勘違い

・NISAはサラリーマンに自助努力させるための手段のはず

・NISAは富裕層になるための手段であり第一歩

・今後、サラリーマンは増税×制度補助なしのハードモードが続く

 

数少ないサラリーマンの味方であるNISAは残念ながら恒久化されません。

サラリーマンは、増税されながら自助努力しなければならない状況です。

ゲームだったら、ハードモード設定です。

そのくらいサラリーマンが豊かになるのは難しいです。

 

この結論に至った経緯を一つずつ解説していきます。

 

NISA制度の概要

そもそもNISA制度とは何なのでしょうか。

金融庁のHPに定義が載っています。

 

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html

 

NISAはサラリーマンを中心とした投資と縁が無かった人たちの投資入門編として作られました。

日本は貯金文化が根付いていますが、その流れを変える第一歩として設けられた優れた制度です。

 

ぼくも投資の入口はNISAだったよ

 

NISAが出来た理由

では、どうして国はNISA制度を作ったのでしょうか。

その答えは明確です。

 

国が老後まで面倒見切れないから、自助努力で資産を作ってほしい

 

昔は、定年まで働いたら後は年金で暮らすライフスタイルが確立していました。

しかし、少子高齢化が進み、現役世代が老後を支えきれなくなっております。

 

その結果・・・

「年金をあてにするのでは無く、現役時代に自分で運用して下さい。そのための入口の制度としてNISAという制度を国が用意します」

という風に変わってきています。

 

NISAは、サラリーマンが老後に詰まないようにするための制度なのです。

 

自分の老後資金は自分で稼げってことなんだね・・・

 

NISA=富裕層という勘違い

今回政府はNISA制度は富裕層優遇に当たるので、恒久化が出来ないと説明しています。

これは二つの意味で間違っています。

 

・NISAはサラリーマンのための制度

・本当の富裕層はNISA制度なんか不要

 

恐らく今回の決定をした人は、富裕層という意味と、どうしてNISAが出来たのかをきちんと理解していなかったのだと思います。

もしくは知っていたけど、無知な国民の批判を恐れたのかもしれません。

いずれにせよ、日本という国を豊かにするための施策としては大悪手です。

 

NISAはサラリーマンのための制度

先ほど説明したようにNISAは投資をしたことが無いサラリーマンが自助努力するための入口です。

NISAはサラリーマンのために作られた制度なので、富裕層向けではありません。

知っている人からすれば、当然なのですが・・・

 

本当の富裕層はNISA制度なんか不要

そもそも富裕層とはどういった人たちなのでしょうか。

野村総合研究所に富裕層の定義が載っていましたので載せておきます。

 

富裕層の立ち位置
野村総合研究所ホームページ  https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/1218_1

 

富裕層とは、金融資産が1億円以上の世帯のことを指します。

資産が1億円~5億円の人たちが、年間120万円の投資枠を非課税にして何の意味があるのでしょうか。

 

NISAで120万円の投資を仮に5%の配当投資をした場合を考えてみましょう。

120万×5%なので6万円の配当収入です。

6万円の利益の内、20%、つまり「1万2千円」が無税となります。

 

資産が1億円~5億円の人たちが、年間1万2千円の得を取りたいと思うでしょうか。

そして、この1万2千円の制度が本当に富裕層のための制度と言えるのでしょうか。

 

僕は答えはNOだと思います。

多分富裕層は、そもそもNISAなんかやっていないですし、やる必要も無いと思います。

 

NISAはサラリーマンが富裕層になるための足がかり

会社員は累進課税制度と増税(社会保険料も含む)というダブルパンチがあり、基本的には金持ちにはなれない仕組みになっています。

 

僕たちサラリーマンが富裕層になるための方法は、二つしかありません。

 

①事業を起こして事業所得で稼ぐ

②コツコツと種銭を稼いで投資をしていく

 

僕たちサラリーマンが事業を起こさない場合は、基本的には②の選択肢しかありません。

結局投資をしない限り富裕層に上がれません。

 

つまり投資とは、庶民が富裕層になるための手段です。

この投資の優遇制度を外すということは、富裕層へのはしごを外されたようなものです。

サラリーマンがハードモードだという理由が分かって頂けたでしょうか。

 

サラリーマンは結局どうすれば良いのか?

僕たちサラリーマンは、増税で首を絞められても、NISAという富裕層へのはしごを外されても、やることは決まっています。

 

種銭を稼いで投資に回す

 

これしかないんです。

NISA枠が無くなると税金がかかるので効率が非常に悪いですが、それでもやるしかありません。

 

そして、投資に回すだけの種銭を作り出すのも重要です。

ポイントは、「節約(支出の最適化)× 副業での収入UP」です。

 

僕も節約して、ブログの副業で種銭作りに励んでいます。

 

副業はまだ全然稼げてないけどね

 

まとめ

NISA制度の恒久化見送りについてのまとめです。

 

・「NISA=富裕層のため」は完全に勘違い

・NISAはサラリーマンに自助努力させるための手段

・サラリーマンは増税×制度補助なしのハードモードが続く

 

とりあえず僕が言いたいのは、一つだけです。

 

NISAは庶民の制度です!是非とも恒久化おねがいします!

 

このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。

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