株を買うタイミングをどうして間違えるのか?【長期保有者向け】

株を買うタイミングをどうして間違えるのか?【長期保有者向け】 投資の勉強
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この記事では、長期保有者向けに「株を買うタイミング」を解説しています

    

株を買うタイミングってホントに難しいよね・・・

    

株って、ホントに値動きが読めないですよね。

コロナショックの時に、1年後にはバブルになっているとは誰も予想できないですよね。

    

株の値動きに翻弄されて、含み損になってしまったり、買うタイミングを逃してしまった方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、株式に1,000万円以上投資している著者が「株を買うタイミング」を紹介します。

   

尚この記事の想定読者は「株を10年以上の長期で保有する方」です。

一度買ったら基本は売らない!という方向けですので、ご注意下さい。

    

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株を買うタイミングをどうして間違えるのか?【長期保有者向け】

株式投資

   

どうして僕たちは、株を買うタイミングを間違えてしまうのでしょうか?

    

・今の価格を基準に考えてしまうから(アンカリング効果)

・適正な価格を把握していないから

・勇気がない、もしくは焦ってしまうから

    

株を買うタイミングを間違える理由は、上記3つで説明ができます。

この記事を読めば、株を買うタイミングを図れるようになります!

    

【間違える理由1】今の価格を基準に考えてしまう

人は、今の価格を基準に投資判断をしてしまいます。

これを「アンカリング効果」と呼んでいます。

   

以下のチャートは、日経平均株価です。

2020年3月のコロナショックでは、一瞬で株価が暴落しました。

日経平均20年2月~20年5月
【出典】Smart Chart Plus 日経平均価格(20年2月~5月)

しかし株価の戻りも早かったです。

暴落して1,2か月後、多くの人は「暴落時の17,000円と比べて割高」と考えていました。

直近の価格がアンカリングされていたのです。

    

日経平均21年1月~21年3月
【出典】Smart Chart Plus 日経平均価格(21年1月~3月)

一方、このチャートをみて皆さんどう思うでしょうか?

27,000円くらいで買いたいな」と思うのでは無いでしょうか?

    

たった1年で、適正な価格が大きく変わってしまいました。

このように人は、過去1~2か月と今の株価を見て「適正な価格を判断する」傾向にあるのです。

   

僕も最近の値動きだけで適正価格を判断しがちだよ・・・

    

【間違える理由2】適正な価格を把握していないから

あなたは、投資先の適正な価格、これなら買いたい!と思える価格を把握していますか?

多くの投資家は、業績を詳しく調べずに投資しています

   

業績を調べずに投資する人は・・・

・他人の推奨で買ってしまう

・直近、現在のチャートで適正価格を判断してしまう

・専門家の「買い推奨」で買ってしまう

    

こういう買い方をしている人は、買うタイミングを間違えやすいです。

株を買うなら、最低限業績を調べてからにしましょう。

    

【間違える理由3】買う勇気がない、もしくは焦ってしまうから

暴落時は、多くの人にとって買い場です。

でも買い場だと思っても、多くの人が買うことが出来ずに、ろうばい売りしてしまいます。

それはなぜでしょうか?

    

買った瞬間に含み損を抱えてしまうから

     

買った瞬間に含み損になるのは辛いです。

人は損に敏感な生き物です。

なので、「もっと下がるかも」と思うと株を買うことができなくなります。

その結果、暴落時のチャンスを逃してしまうのです。

     

またポジションを持てていない人も要注意です。

相場が急回復すると、乗り遅れまい!という心理が働きがちです。

   

そのため、ほんとは買うべきではない価格でも慌てて買ってしまいがちです。

その結果、後々含み損を抱える結果になります。

    

【株式投資】買うタイミングを間違えないコツを伝授|長期保有向け

   

次に、株を買うタイミングを間違えないコツを4つご紹介します、

    

・株価を見ずに買いたい価格を決める

・割高な時は焦らずに待つ

・買いたい価格なら勇気を出して買う

・資金管理を徹底する

     

この4つのポイントを押さえれば、きっとあなたも適正なタイミングで株を買えるようになります!

   

【コツ1】株価を見ずに買いたい価格を決める

僕は、企業分析をするときは「あえて株価を見ない」ようにしています。

株価を見ずに、業績を踏まえて「いくらなら買いたいか」を先に決めます。

そのあと、答え合わせの感覚で株価をチェックします。

    

・売上・純利益の伸び

・配当利回り

・配当性向

・キャッシュフロー

・事業の安定性

   

ここら辺を踏まえて決めた価格が「適正価格」になります。

今の株価を見ると、その価格がアンカリングされてしまいます

なので、できる限り株価を見ずに自分で査定することが大切です。

    

【コツ2】割高な時は焦らずに待つ

相場は数年置きに「好況・不況」を繰り返します。

株を持っていないと、乗り遅れた感で今すぐ買いたくなってしまいます。

   

またインフルエンサーの「買いあおり」にも注意です。

フォローしている人が、たくさん買っていると「自分も買わなきゃ」と感じてしまいます。

   

でも周りの人は、あなたとは資産も時間軸も異なります。

自分の目的を決めて、それにかなう投資をすべきです。

   

もしあなたが「割高」と判断したら、それは「割高」なんです。

周りの人に惑わされず自分の目的を貫きましょう。

    

【コツ3】買いたい価格なら勇気を出して買う

逆に買うべき価格になったら、勇気を出して買いましょう。

でも、人は「もっと下がるまで待ちたい」と思ってしまいます。

   

先ほど説明した通り、「人は損に敏感な生き物」です。

できるだけ損をしたくないという気持ちが、買うタイミングを逃す原因です。

    

株価の底を当てるのは不可能です。

それよりも自分が納得できる価格になったら「勇気をもって買う」ことが大切です。

    

株式投資では、「買い場を逃す事も機会損失」です。

買い場を逃すと、投資リターンは大きく目減りします。

   

自分が事前に決めた「買いたい価格」に来たら、迷わず買いましょう。

    

【コツ4】資金管理を徹底しよう

株式投資は長期戦です。

現金が尽きると、相場に参加できません。

自分のリスク許容度に応じた資金管理を徹底しましょう。

    

また、買うタイミングは分散する方が無難です。

自分の「理論価格」より下がる事はしょっちゅう起きます。

そういう時に、ナンピン資金も用意しておくのもおすすめします。

   

まとめ:株を買うタイミングを覚えよう!

本記事のまとめです。

・人は今の価格を基準にしてしまう(アンカリング効果)

・他の人の声に惑わされてはダメ!適正価格は自分で決めよう!

・適正価格になるまで、焦らず待とう!

・適正価格になったら勇気を出して買おう!

    

買うタイミングを図るのは、プロでも困難です。

なのでアマである僕たちが難しいと感じるのも当然です。

   

僕たち長期目線の投資家は、「長期的な企業活動の恩恵」を受けるのが目的です。

あまり短期的な目線に惑わされず、自分の航路を突き進みましょう!

    

このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。

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