この記事では、取引先との良好な関係を作るための方法を解説します。
取引先との良好な関係を築きたいですよね?資材調達歴10年の著者が解説します。
資材・購買部員として働いていると、取引先とのやり取りは欠かせません。
しかし、「取引先の営業担当者とうまく関係が築けない・・・」などの悩みも多いと思います。
この記事では、資材歴10年の著者が「取引先との良好な関係を築くこと」について詳しく解説していきます。
・取引先との関係がうまくいっていない・・・
・取引先との関係を良くするコツを知りたい
これら疑問を解決していきます。
取引先との良好な関係を作る具体的な方法を解説【調達部員向け】
取引先と良好な関係が築ければ、こんな良いことがあります。
・仕事が嫌じゃなくなる!
・仕事で成果が出る!
資材部門にとって、取引先の担当者と良い関係を築くのは何より大切なことです。
あなたの仕事の成果に直結するので、改めて取引先との良い関係の築き方をおさらいしておきましょう。
取引先との良好な関係を作るメリットとは?
取引先なんて、資材の言うことを聞いていれば良いのだよ
今の時代、さすがにこんな考えの資材部員はいないと思います。
念のため取引先と良好な関係を築くメリットをまとめます。
・取引先とのやり取りが嫌じゃなくなる⇒仕事が嫌じゃなくなる
・仕事が圧倒的に早く進み、楽になる
・成果が出やすいので、上司・関係者からの評価が上がる
取引先とのやり取りが嫌じゃなくなる
資材部員は、色々な取引先と日々やり取りをします。
簡単な依頼から、ハードな交渉まで、取引先とやり取りをしない日はありません。
資材部員が仕事を嫌になる原因のトップ2が以下です。
①「社内関係者とのやりとりが嫌になる」
②「取引先営業担当者とのやり取りが嫌になる」
取引先と良好な関係を築くことで、仕事を嫌いになる根本原因を取り除けます。
取引先と電話で気軽に話せる間柄なら、電話するのも依頼するのも苦ではありません。
人の悩みの原因は「人間関係からくる」ことが多いので、やはり取引先と良好な関係を築くことは必要不可欠です。
仕事が圧倒的に早く進み、楽になる
資材部員は、自分だけで仕事を完結することが出来ません。
多くのケースで、取引先に「依頼・確認」することが必要になります。
取引先の協力が得られて、素早い対応をしてもらえると、案件が早く進みます。
また、何か困った時に取引先を相談相手に出来ると、精神的にも楽です。
成果が出やすいので、上司・関係者からの評価が上がる
取引先からの協力が得られると、仕事で成果が出やすくなります。
・社内からの問い合わせに素早く対応できる
・分からないことは、取引先に聞ける
・価格・納期でのハードな交渉でも取引先の協力を得られる
・取引先から有益な情報(市況、オフレコの話)を貰える
仕事の質が向上する結果、社内関係者からの評価も高くなります。
特に困った時に取引先に相談できるのは大きいです。
僕は、取引先に困ったことを相談できるようになってから、仕事がスムーズに進むようになりました。
取引先との良好な関係を作る具体的な方法3選
僕が10年間資材部門で働いてきて、取引先と良好な関係を作るために心がけていることは以下の3つです。
・定期的に顔を合わせる
・相手の依頼に真摯に対応する
・トラブルに対して一緒に取り組む
定期的に顔を合わせる
基本中の基本で忘れがちですが、取引先と顔を合わせるのは大切です。
僕たちは普段のコミュニケーションでも、相手の喋り方、雰囲気をみて常に対応を変えています。
会うからこそ、そういう言葉にならない相手の様子を読み取ることが出来ます。
取引先とのやり取りも同じです。
相手の雰囲気も察しないで依頼したら、上手くいくものも上手くいきません。
相手の取引先は、顔を見て依頼されるからこそ「仕方ないなぁ」と思うのです。
僕は、頼みずらい内容こそ、会って頼むように心がけています。
会えない場合は、電話を必ずします。
面談>電話>>>メール
取引先と関係がこじれるのは、メールで応酬するときに起きやすいです。
なるべく相手と直接会ってコミュニケーションをとりましょう。
相手の依頼に真摯に対応する
僕は相手に何かを依頼する前に「相手の依頼をちゃんと返したか?」を必ず自問するようにしています。
相手の依頼を放置して、自分の依頼をするような人に取引先は信頼を寄せません。
資材部門は、「自分の方が立場が上」と勘違いしやすい職種です。
でも取引先がいるからこそ、資材部門がある訳で、お互い対等な立場です。
自分の依頼に対応してほしいなら、相手の依頼にきちんと応えたか?を考えるようにしましょう。
トラブルに対して一緒に取り組む
納期、価格、品質問題・・・出来るなら避けたいトラブルは、取引先との関係を構築する絶好のチャンスです。
僕の経験上、大きな問題に一緒に取り組んだ営業担当の方とは、仲良くなれます。
「あの時は大変でしたよねぇ」
と、二人で共有できる思い出ができます。
大きな問題があった時こそ、相手との関係を深めるチャンスと思うようにしましょう。
【No!】取引先との良好な関係な関係を作る上で、やってはいけない事
次に取引先とやり取りする上で、絶対にやってはいけないことを紹介します。
・担当者を「好き、嫌い」で判断すること
・他の担当者と比較する事
経験を積んだバイヤーも、意外とやっている人が多いです。
でも、これをやると上手くいくものも失敗してしまうので、絶対に止めましょう。
【やってはダメ】担当者を「好き、嫌い」で判断すること
好き・嫌いは、人間なので仕方がないと思います。
でも一度「嫌い」というレッテルを貼ると、それ以降の仕事が非常にやりにくくなります。
なるべくで構わないので、嫌いでは無く「どうやったらこの人とうまく付き合えるか」という視点でやり取りすることがおすすめです。
他の担当者と比較する事
前の担当の方が良かったなぁー
たまに聞くセリフですが、比較しても何にもなりません。
むしろ、ダメな人のレッテルを貼ることになるので、取引先をぞんざいに扱うことに繋がります。
よっぽどのことが無い限り、相手の担当者を代えることは出来ません。
それよりも目の前の担当者とどうやって良い関係を築くかに注力しましょう。
まとめ:良好な関係を築ければ、資材部員の力は向上する!
本記事のまとめです。
・取引先と良好な関係が築けると、仕事が好きになる
・取引先と良好な関係は、資材部員のアウトプットの源泉
取引先と良好な関係が築ければ、あなたの嫌な事の半分は消えます。
そして、良好な関係を築けている人は、仕事も出来る人であることがほとんどです。
今日から取引先との付き合い方を改善していきましょう!
きっと仕事で成果が出ると思います。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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