こんにちは、コロスケです。
今日は資材部員向けの交渉術「沈黙戦術」を解説します。
今までの交渉術については以下の記事をご覧下さい。
「取引先と交渉しても、良い回答を引き出せない」
こんなことはありませんか?
そんな方向けに、資材歴10年の著者が日々の交渉で役立つ交渉術を解説します。
資材調達/購買部員のための交渉術5【沈黙戦術、ひたすら黙る】
沈黙戦術とは、一体どのような交渉術なのでしょうか?
・取引先が満足の行く回答をしないケースで使う
・取引先の回答に対して、厳しい顔をしてひたすら沈黙する
・沈黙に耐えかねた取引先が追加検討したり、代替案を出してくる
取引先との交渉では、何か喋らなきゃ!と思いがちです。
でも実は「沈黙も立派な交渉術」なんです。
詳しく解説します。
取引先が満足の行く回答をしないケースで使う
「沈黙戦術」は、相手が満足のいかない回答をしてきた時に使います。
僕は沈黙戦術を「価格交渉の時」によく使います。
それ以外にも、品質・納期問題など多くの場面で応用が可能です。
まず取引先に要求を出す時に事前に「満足のいく回答を頂けないと困る」と伝えましょう。
具体的には、上司の了解が得られない・社内を取りまとめられないなど、良い回答が得られないと妥結できない事を伝えます。
回答が悪ければ、上司から「お前は首だ」と言われているんです・・・
なんとか良い回答を頂けないでしょうか?
このように「事前に」資材部員も困っていることを伝えられればOKです。
取引先の回答に対して、厳しい顔をしてひたすら沈黙する
申し訳ありませんが、ゼロ回答です
沈黙戦術では、取引先からこのような回答が来た時、とにかく押し黙ります。
黙る時は、こんな感じで黙りましょう。
・苦しそうな顔をする
・ため息をつく
・うつむく
・決して自分からは喋らない
・・・・・・・・
はぁ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・(下を向く)
こんな感じで少なくとも2、3分は押し黙りましょう。
決して自分から話をしてはダメです。
「こんな回答では本当に困る」
という感じを体で全面的に表現しましょう。
笑っちゃダメだよ
沈黙に耐えかねた取引先が追加検討したり、代替案を出してくる
沈黙は気まずいです。
重たい空気に耐えかねて、どちらかが必ず口を開きます。
資材がずっと黙っていると、取引先が必ず口を開きます。
そして、口を開いた人は必ず打開策を提示します。
そ、そんな困っていらっしゃるなら、もう一度社内で検討します
た、例えば、Bという案で検討してみるのは如何でしょうか。
弊社も出来る限り対応します。
このように沈黙に耐えかねた取引先が、譲歩してくれる可能性が高まります。
論を立てて交渉をしても、うまく行かない時があります。
でも「沈黙戦術」を使うと、相手から譲歩を引き出せる可能性が高まります。
相手が譲歩した時も、笑ったり・喜んだりしちゃダメだよ
あくまで厳しい表情で話そうね
まとめ:【沈黙は金】ひたすら押し黙って、相手の譲歩を引き出そう
沈黙戦術のまとめです。
・取引先が満足の行く回答をしないケースで使う
・取引先の回答に対して、厳しい顔をしてひたすら沈黙する
・沈黙に耐えかねた取引先が追加検討したり、代替案を出してくる
「沈黙は金」という言葉があります。
交渉では、時には黙って相手の譲歩を引き出すことが大切です。
沈黙戦術で、相手から良い回答を引き出しましょう!
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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