こんにちは、コロスケです。
今日は、資材部員向けの交渉術の第四弾を紹介致します。
今までの記事はこちらをご覧下さい。
![](https://corosuke-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/資材調達/購買部員のための交渉術3【押しかけお土産クレクレ戦術】-min-160x90.png)
今回は第四弾として、「取引先閉じ込め監禁術」というかなり荒っぽい交渉術を解説します。
資材調達/購買部員のための交渉術4【取引先閉じ込め監禁術】
![会議](https://corosuke-blog.com/wp-content/uploads/2020/08/chairs-54e1dd4243_640.jpg)
取引先閉じ込め監禁術とは、どういう交渉術なのでしょうか?
・取引先に来てもらう
・打ち合わせで満足する回答を要求
・満足する回答が得られるまで、相手を会議室から帰さない
言葉の通り荒っぽい交渉術です。
年配の資材部員の話を聞くと「昔、取引先が回答するまで監禁してたぜ」と言う自慢話を聞きます。
でも今はそんな事をするとアウトです。
やむを得ず使うケースを解説していきます。
取引先に来てもらい、満足する回答を要求
まずは取引先に自分の事務所・工場まで来てもらいましょう。
そして打ち合わせで当社の要求事項を伝えます。
ここまではごく一般的な交渉の様子だと思います。
しかし、ここから先が急にヤクザっぽくなります。
満足行くまで相手を会議室に監禁する
通常、打ち合わせは1時間程度で終わります。
資材の要求が通らなくても、課題は宿題にして打ち合わせは終わりです。
しかし、この「取引先閉じ込め監禁術」では、回答を貰えるまで打ち合わせを継続します。
![](http://corosuke-blog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
申し訳ありません。まだ納期はわかりません。
と言われたら、その場で電話で確認させます。
![](http://corosuke-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/メイン.png)
その場で電話で工場に確認して下さい。
こちらが納得する回答が得られるまで、取引先には確認を続けてもらいます。
打ち合わせが終わると、結局何も進まない可能性があります。
悠長なことを言ってられない場合に、その場で相手に確認することで、進捗を早めることが出来ます。
「取引先閉じ込め監禁術」を使うときは長丁場になります。
資材部員は、会議室の予約を長めにとって、自分のスケジュール空けときましょう。
あと、監禁術とありますが、暴言を吐いたり、暴力などは絶対にダメですよ。
あくまで「比喩」として用いていますので、ご注意下さい。
交渉術閉じ込め監禁術を使っても良い場面
「取引先閉じ込め監禁術」は、基本的には非人道的な行為なので、やってはダメです。
ただ例外的にやっても良い(と僕が思っている)ケースがあります。
・深刻な納期問題など、生産に深刻な影響が出る時
・取引先の担当者の不作為など、取引先に大きな責任がある時
取引先に責任がある、ラインが止まるなどの逼迫した状況の時に、早急に問題を解決するために使います。
僕も最近は深刻なトラブルが無いからか、「取引先閉じ込め監禁術」は封印しております。
どうしても話をすぐに前に進める必要がある、緊急事態でのみ使うようにしましょう。
まとめ:取引先閉じ込め監禁術は非常時以外は使うのNG!
本記事のまとめです。
・満足いく回答が得られるまで、相手を会議室に監禁する
・納期、緊急事態を除き基本は使っては ダメ・絶対!
緊急事態の時、どうしてもすぐに物事を前に進めなければ行けない時があります。
そういう時に「取引先にその場で確認させる」手段が有効になります。
平時に使うと非人道的なので、絶対に止めましょう。
この記事が、緊急事態の交渉に役に立てば嬉しいです。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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