こんにちは、コロスケです。
今日は「資材部門は、設計の情報をどこまで把握すべき?」というテーマで解説します。
上司から「設計段階の情報を入手しろ!」と言われてことはありませんか?
でも設計段階の情報は、どこまで正確に把握すべきかは定量的な指標がなく、非常に判断が難しいです。
そこで今回は、資材歴10年の著者が「設計の情報をどこまで取りに行くべきか?」ということを解説します。
・新規設計の情報が入手できない・・・
・どうやって設計の情報を仕入れれば良いの?
こんな疑問を持った方に、有益な情報を提供します。
資材調達・購買部門は、設計段階の情報をどこまで把握すべきか?
資材は設計の情報をどこまで把握すべきなのでしょうか?
・設計段階の情報は、資材部門の力の源泉。できる限り取りに行くべき
・しかし、情報をつかむためにリソースをかけすぎてはダメ!
・効率的に、設計の情報をつかむ方法も解説
結論、資材部員はできる限り、設計段階の情報を仕入れに行きましょう。
しかし、情報を仕入れるのに時間をかけすぎてはいけません。
詳しく解説します。
設計段階の情報は、資材部門の力の源泉
どうして資材部門は、設計段階の情報を仕入れる必要があるの?
それは、「仕様が決まっていない設計段階の情報」そのものが、資材部員の力の源泉だからです。
・取引先に新しい案件をちらつかせて、優位に交渉を進める
・設計部門へ安価な部材を提案できる
・取引先からの質問にすぐに答えられる
このように設計段階の情報を持っていると、仕事がうまく進みます。
情報を持っていない資材部員は、色々な人の下請け業務に甘んじます。
部品決めました、価格は100円ね。あとは発注よろしく
資材の仕事を主体的に進めるためにも、積極的に設計段階の情報を取りに行きましょう。
情報をつかむためにリソースをかけすぎてはダメ
じゃあ頑張って技術的な打ち合わせに参加したほうが良いのかな?
この質問の答えは、NOです。
技術的な打ち合わせは、技術の話がメインなので、資材に関連する話は少ないです。
こういう仕事ばかりに出ていると、自分の仕事が全く進みません。
実際、多くの資材部員が自分とは関係のない技術打ち合わせに駆り出されて、時間を浪費しています。
打ち合わせへの出席は、費用対効果を考えて判断しましょう。
効率的に設計段階の情報をつかむ方法
どうやって効率的に設計段階の情報を仕入れれば良いの?
効率的に設計段階の情報を入手する方法は、以下の2つです。
・設計段階の情報が自動で入る仕組みを作る
・設計者と懇意になる
設計段階の情報が自動で入る仕組みを作る
BOM(部品表)を、決まったホールドポイントで送ってもらう仕組みを構築します。
資材の目的は、安価な部品を提案することなので、設計がFIXする前の情報を貰えるように設計・技術部門と握ります。
仕組みを構築できれば、黙っていても情報が入ってきます。
優れた仕組みを持つ資材部門では、こういう情報が自動で入るようになっています。
設計者と懇意になる
一方、自動で情報が入る仕組みがなければ、担当者自身の力で情報を取る必要があります。
そのときに大切なのが「設計キーパーソン」と懇意になるということです。
設計が決まる前に、資材にも情報教えて♫
と言える関係性を作れると、非常に有利です。
設計者と良好な関係を作って、設計段階の情報を入手しましょう。
設計段階の情報は、効率よく入手する必要があります。
技術打ち合わせに延々と出続けるような行動は止めましょう。
できる限り生産性を上げるためにも、情報は効率的に仕入れましょう。
まとめ:必要な情報を効率よく仕入れる仕組みを作ろう!
本記事のまとめです。
・設計段階の情報は、資材部門の力の源泉。できる限り取りに行くべき
・しかし、情報をつかむためにリソースをかけすぎてはダメ!
資材にとって仕様が決まっていない設計段階の情報は、非常に貴重です。
情報を持っていると、色々な場面で役に立ちます。
下請け仕事ばっかり押し付けられる・・・、取引先に舐められる・・・・
こんな人は、効率的に設計段階の情報を集めましょう!
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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