こんにちは、コロスケです。
今日は、埼玉県川口市の職員が5分前の無断早退を繰り返していた問題について解説していきます。
毎日新聞で報じられている内容は以下の通りです。
市によると、職員は2018年1月10日から今年2月26日にかけて147回にわたり、早番の終業時刻の午後5時15分を待たず、5分前に許可なく早退した。勤務は早番と午後9時15分終業の遅番があり、早番のほとんどで無断早退を繰り返していた。職員はバス通勤で「5時20分のバスに乗りたかった」などと話しているという。
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20190629/k00/00m/040/028000c
市教育委員会教育総務課の担当者は「緊急の場合や通院などを除き、『早くバスに乗りたい』というのは理由にならない」と話し、茂呂修平教育長は「このようなことがないよう、職員による綱紀の粛正、法令順守意識の向上に努めます」とのコメントを出した。
皆さんはこの問題についてどう思いますか?結構色々な意見が出ているようです。
という残業との比較で考えた方や
ルール自体がおかしいのでは?と考える方や
無断早退というルール違反はNGという意見など、多くの意見がありました。
この5分前早退がここまで大きく取り上げられる理由は、僕たち日本人の働き方ってどうなのよ?ということを普段からみんなが心の中で思っているからだと思います。
今回は、製造業に10年以上勤めている僕の視点で早退問題を分析していきたいと思います。
5分前無断早退を147回した職員を処分したことについて
僕の意見は以下の通りです。
ルールを守らない社会人は残念ながらNG
一方であまりに柔軟性に欠けるルールは速攻で改善すべき
勤務時間でしか物事を考えられない日本的考え方の非生産性を実感
市役所のコメント(本質)がズレている
結構この問題は日本の働き方の本質を問う問題で深いなぁと思いました。具体的に一つずつ解説していきます。
ルールを守らない社会人は残念ながらNG
気持ちは分かります。僕も同じ立場であれば、5分いても何も生産しないから居る意味が無いと思うはずです。
ただ、会社のルールがそうなっていない以上、ルール違反OKにしてしまうと無法地帯になってしまいます。
恐らく新人が同じことをしたら、上司・先輩が「おいおいちょっと待てよ」と言ってたと思います。ただ今回は41歳の職員です。周りも「あいつまた帰っているよ・・・」と思われながらも、年齢が年齢だけにあまり表立って言えなかったのだと思います。
これは入社時に教育した上司・先輩の責任ですね。会社のルールをきちんと教育していないからこういうことがまかり通るのだと思います。
社会人としてその会社で働くのであれば、組織のルールに従うべきと僕は考えます。
ルール順守は社会人の基本だよね
一方であまりに柔軟性に欠けるルールは速攻で改善すべき
一方で、皆さんが思っているとおり、この定時ルールはあまりにも柔軟性に欠けます。
今の時代、色々な働き方があってしかるべきです。職員全員が同じ時間に出社して、同じ時間に退社しなければならない必然性は無いと思います。
市役所として働き方改革を推進すべき割には、未だに前近代的で画一的な働き方を強いているんですね。
この問題をきっかけに、さっさとフレックスタイム制を導入すれば良いと思います。
色々な人が働いているから、フレックス制度くらいは導入した方が良さそうだね・・・
勤務時間でしか物事を考えられない日本的考え方の非生産性を実感
そしてここが一番の本質です。
恐らく職員は5分前に帰れる状態だったから帰っていたのだと思います。(そして周りが何も言わなかったのも恐らく早く帰っても問題が無いからだと思われます)
つまりこの職場・職員は、仕事は終わっているのに定時まで待つ必要があるのです。それは、とーーっても非生産的な仕事のやり方だと僕は思います。
この職場ではどういう基準で職員を評価しているかというと・・・
・勤務している時間
・勤務時間の態度
つまり、仕事のアウトプット=成果はあんまり考慮されていないのです。
もちろん市役所の仕事は生産性だけでは評価されない側面もありますが、あまりにもムダです。
僕たちの税金がこういう生産性の極めて低いことに使われていると思うとうんざりします。
でも公務員の仕事は必要だし仕方がないのでは??
色々な人が言っていますが、いずれAIが僕たちの仕事を代わりにやってくれるようになります。この職員がやっているような生産性の低い仕事は速攻でAIに奪われていく分野です。
公務員だから大丈夫♪と思っているかもしれませんが、社会が大きくAIによって変革する中で、公務員だけが旧態依然のままではいられません。このような仕事は、いずれ優秀な外部のAIを駆使する民間企業へアウトソーシングされるでしょう。
まとめ
この記事を見て、「日本の働き方はあまりにも旧態依然」としている改めて気づかされました。
小学校じゃないんですから、同じ時間に出社して同じ時間にみんなが帰る必要は全くありません。
そして、僕も含めてこういう働き方をしている人はいずれ仕事がなくなるという危機感持たないといけません。
ぼーっとしていると、20年後に自分の席が無くなっていることに突然気が付き茫然自失となります。(実際は気が付かないだけで徐々にAIの波が来ているのです)
僕はこの記事を読んで、改めて生産性を上げて付加価値をつけねば!と思いました。
僕のこの記事で少しでも多くの人が日本の働き方のおかしいところが伝わればと思います。最後まで読んでくれてありがとうございました。
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