PBR1倍割れ銘柄のおすすめを紹介【低PBRの株が狙い目です】

PBR1倍割れ銘柄のおすすめを紹介【低PBRの株が狙い目です】 株/ETF/投資信託
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こんにちは、コロスケ(Twitter)です。

東証がPBR1倍割れの企業に対して、改善策の開示を要請しています。

       

現状では、プライム市場の約半数、スタンダード市場の約6割の上場会社がROE8%未満、PBR1倍割れと、資本収益性や成長性といった観点で課題がある状況であり、市場区分見直しに関するフォローアップ会議では、こうした現状を踏まえ、今後の各社の企業価値向上の実現に向けて、経営者の資本コストや株価に対する意識改革が必要との指摘がなされています。
本資料は、こうした現状や議論等を踏まえ、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて重要と考えられる対応をまとめたものであり、上場会社の皆様に積極的な実施をお願いするものです。

【出典】株式会社東京証券取引所_資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について

      

こうした東証の方針を受け、既に一部の上場企業はPBR1倍割れの改善方針を発表しています。

例えば大日本印刷(DNP)では、PBR1倍超の方針を発表。

その後に株価が大きく上昇しております。

     

【出典】大日本印刷_新中期経営計画骨子説明資料
【出典】大日本印刷_新中期経営計画骨子説明資料

     

日本企業は、上からの指示を遵守する傾向が強いように感じます。

そのため今後は、PBR1倍割れの方針を示す企業が増える事が予想されます。

     

そこで今回は、僕個人が買っていきたいと考えているおすすめの銘柄を紹介していきます。

なお、僕個人の考えであり、必ず株価が上昇する訳では無い点にご注意下さい。

イチ投資家の意見として、参考にして頂ければ幸いです。

      

       

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PBR1倍割れ銘柄のおすすめを紹介【低PBRの株が狙い目です】

       

PBR1倍割れのおすすめ銘柄です。

       

銘柄 PBR 株価 配当利回り 配当性向 自己資本比率
日本テレビHD 0.36倍 1,200円 3.1% 29% 81.7%
電源開発 0.43倍 2,200円 3.6% 13% 32.1%
長瀬産業 0.73倍 2,100円 2.9% 25% 47.0%
日本化薬 0.86倍 1,250円 3.2% 35% 76.9%

       

僕が色々見た中で、これは良さげと思うものをピックアップしました。

そして先日から、上記銘柄をコツコツ買い始めています。

      

          

以降では、4つの銘柄を解説していきます。

       

日本テレビホールディングス

銘柄 日本テレビHD
PBR 0.36倍
株価 1,200円
配当利回り 3.1%
配当性向 29%
自己資本比率 81.7%

      

日本テレビHDは、テレビ放送を行う誰もが知る有名企業です。

最近は、視聴者のテレビ離れによる広告費減により、株価は低迷しています。

      

【出典】Google市場概説_日本テレビHD株価推移
【出典】Google市場概説_日本テレビHD株価推移

       

ですがEPSは意外と頑張っています。

     

日本テレビHD_EPS推移
日本テレビHD_EPS推移(著者作成)

      

テレビ広告の収入減を、デジタルコンテンツでカバーしています。

業績は伸びないかもしれせんが、現状維持くらいならできるのでは?と思いました。

     

そして自己資本比率は、なんと80%超。

更に配当性向は30%程度。

極めつけに、PBRは0.37倍。

    

この3つの条件がそろっていれば、色々とできそうです。

       

・配当を2倍にして、株価を上げる

・手持ちの現預金&借金で、1,000億規模の自社株買いで株価を上げる

     

ちなみにTBSも、日テレと同様にPBRが低いです。

日テレを選んだ理由は、自己資本比率の高さですが、TBSも割と良いのでは?と思っています。

       

電源開発(Jパワー)

銘柄 電源開発
PBR 0.43倍
株価 2,200円
配当利回り 3.6%
配当性向 13%
自己資本比率 32.1%

     

Jパワーは、石炭を中心に発電を行う企業です。

概要は以下の記事をご覧ください。

     

       

電源開発は、電力価格の高騰により2022年度は大きな利益を上げています。

一方で今の利益は特需であり、来年度以降は利益が下がる事が予想されています。

     

個人的には来年度の利益が下がったとしても、もう少し株主還元をしても良いのでは?と思っています。

PBRも0.43倍とかなり低いため、PBR改善の一環として配当増をしてほしいなと思います。

      

長瀬産業

銘柄 長瀬産業
PBR 0.73倍
株価 2,100円
配当利回り 2.9%
配当性向 25%
自己資本比率 47.0%

     

長瀬産業は、原料系を扱う専門商社です。

     

【グラフ】長瀬産業_EPS推移(著者作成)
【グラフ】長瀬産業_EPS推移(著者作成)

      

2022年度は、原料価格の高騰という「ゲタ」を履いています。

そのため来年度は、EPSは減ると思われます。

それを差し引いても優良企業だと感じており、投資する価値がある企業だと感じました。

      

長瀬産業は配当性向が25%と低めです。

そのため、まだまだ増配余地がありそうです、

PBR1倍改善策と併せた増配発表に期待です。

         

日本化薬

銘柄 日本化薬
PBR 0.86倍
株価 1,250円
配当利回り 3.2%
配当性向 35%
自己資本比率 76.9%

      

日本化薬は、化学品、医薬品、自動車部品等を製造するメーカーです。

         

     

ダイヤモンドザイによると、40年以上減配をしていない銘柄として紹介されています。

そのため景気が悪化しても、配当は期待できそうです。

     

配当性向は40%とそれなりの比率です。

そのため株主還元をするなら、自社株買いかなと思います。

現預金も多いので、思い切った自社株買いができるのではと思っています。

      

まとめ:おすすめのPBR1倍割れ銘柄

おすすめの銘柄まとめです。

      

銘柄 PBR 株価 配当利回り 配当性向 自己資本比率
日本テレビHD 0.36倍 1,200円 3.1% 29% 81.7%
電源開発 0.43倍 2,200円 3.6% 13% 32.1%
長瀬産業 0.73倍 2,100円 2.9% 25% 47.0%
日本化薬 0.86倍 1,250円 3.2% 35% 76.9%

      

「PBR1倍割れ」という観点で優良企業を選んでみました。

今後低PBR企業が株主還元に力を入れると、株価が大きく上がったり、利回りが高まる可能性があります。

       

この記事が企業分析の参考になれば幸いです。

なお本記事は、著者の考えをまとめたものであり、投資を推奨するものではありませんのでご注意下さい。

また、Twitterもやっていますので、是非そちらもフォローお願い致します!

     

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