この記事は以下の方向けに書いています。
・三菱UFJ信託銀行の確定拠出年金で、どれを選べば良いのか知りたい
こんにちは、コロスケです。
今日は三菱UFJ信託銀行の確定拠出年金についてまとめていきます。
確定拠出年金というものに入ったんだけど、何が何だか全く分からないよ
投資をしたことが無い人にとって、突然自分の年金を運用してください。と言われても困ってしまうと思います。
そして沢山ある金融商品の配分を決めるのは結構大変です。
どの商品を選んで良いのか分からないので、結局は適当に選んだりしてしまいます。
でも実はそれって僕たちの大事な大事な退職金を目減りさせる行為かもしれません。
確定拠出年金は、上手く運用できれば多くの退職金が貰える一方で、運用に失敗すると資産を大きく目減りさせるリスクがあります。
こういう風に説明すると、「じゃあ分からないから全部定期預金にしよう」という方もいますが、現金で持っていることも実はリスクなんです。
インフレリスクと言うのですが、今の100円が20年後には90円の価値しかない可能性があります。(実際色々な商品の値上げなどで今までと同じ値段で買えなくなってきています)
日本のみならずアメリカのETFにも投資をしている僕が、三菱UFJ信託銀行の確定拠出年金でのおすすめ商品をご説明いたします。
確定拠出年金をどれにすれば良いの?といった疑問を解決していきます。
尚、投資のご判断については自己責任でお願い致します。
確定拠出年金おすすめ商品【三菱UFJならMSCI-KOKUSAI一択】
投資について色々勉強してみて分かったことですが、三菱UFJ信託銀行の確定拠出年金が用意している商品にはあまり良いものがありません。
さすがに国が作った制度なので、ぼったくり商品はありませんが、それに近い微妙な商品ばかりです。
投資をしたことが無い人に不利な選択をさせて、儲けようみたいな印象も受けました。
同じ三菱UFJなら、emaxis slimという手数料が安いインデックスファンドを扱ってほしい!と個人的には思ってしまいます。
ただ、無い物ねだりをしても仕方がないので、今ある選択肢からベストな商品を選んでいきましょう。
基本は野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI一択
三菱UFJ信託の商品群の中で、まともなのは「野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」だけです。
正直それ以外は買う気になれないです。僕は100%MSCI-KOKUSAIにしています。
MSCI-KOKUSAI はどういう商品か
MSCI-KOKUSAIインデックスは、MSCI社が定義する先進国23か国から日本を除く22か国で構成されています。大型株・中型株1,318銘柄が時価総額(価格×流通株数)の大きい順で組み込まれています。
楽天証券HP https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/indices/06.html
日本以外の先進国の有名企業に投資をしています。具体的な投資先は以下の通りです。
世界のアップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックなど名だたる有名企業に投資しています。
時価総額の大きい企業に投資しているので、必然的にアメリカの企業への比率が高いですね(比率66.1%)
日本に投資しなくて大丈夫か?
大丈夫です。以下のグラフを見れば一目瞭然です。
成長していない日本株と年々成長を続けるアメリカ株。
もちろん今までが今後を保証することにはなりませんが、このグラフで日本株が無くても大丈夫そうというのは感覚的に理解頂けると思います。
そして、何より日本で生活し、日本の企業で日本円を貰っている僕たちは、分散の観点からアメリカなどに投資することも大事だと思います。
日本以外の先進国(特にアメリカ)の成長に賭ける商品
ある一つの企業、例えばトヨタが20年後成長することに賭けられますか?
いくら有名な企業と言っても、20年後は基本的に誰にも予想できません。シャープや東芝があんな目に合うことを誰が予想できたでしょうか。
一方MSCI-KOKUSAIインデックスは先ほど見て頂いたように1,000以上の銘柄に投資しています。なので、1つの企業の成長では無く、先進国全体の成長に賭ける商品と言えます。
一つの企業が20年後成長するかは分からないけど、先進国の成長に賭ける方が分かりやすいね
三菱UFJプライムバランスは?
三菱UFJプライムバランスはダメなのかな?
僕が三菱UFJプライムバランスに投資しない理由は以下の通りです。
・手数料が高い!0.24%。払う気にならない
・何を買っているのかが良く分からない
インデックス投資で、0.24%は結構高いです。
たかが0.1%の差かもしれませんが、この手数料は運用を続ける限り毎年発生する費用です。
ちりも積もれば山となりますので、出来る限り手数料は抑える必要があります。
そしてもう一つ。
三菱UFJプライムバランスは、ぱっと見て何を買っているかが良く分かりません。
商品が複雑になればその分手数料が高くなりますし、上げ下げの要因が分からなくなります。
アップルに2%投資している!という分かりやすさを僕は重視しています。
投資信託を買うときの注意点
確定拠出年金で投資信託を買うときの注意点は以下の通りです。
・株は暴落を繰り返しながら長期的20年スパンで成長するもの
・短期的には上げ下げすることを理解する
・暴落時は安く買えると思うこと
・年齢が上がるにつれて、債券や現金の比率を増やすこと
株は暴落を繰り返しながら長期的20年スパンで成長するもの
先ほどのグラフを見て頂いて分かるように、株は変動が激しいです。
先進国の株式に投資するMSCI-KOKUSAIインデックスも短期的には大きく変動します。
そして大事なことは短期的な下げであたふたしないことです。
MSCI-KOKUSAIインデックスは、短期的には上げ下げを繰り返すが、長期的なスパンで見ると成長する可能性が高いので、その可能性に投資するものです。
これをきちんと理解できないと、慌てて売ってしまったりして結局損します。
暴落時は安く買えると思うこと
でも暴落した時は不安になっちゃうよ。どうすれば良いのかな・・・
先ほど申し上げた通り、短期的な下落を見ていても意味がありません。
むしろ長期的に値上がりする(であろう)商品が、今ならバーゲンセールで安く買える!と思いましょう。
僕は順調に値上がりしている市場を見ると、「値段が高いから、暴落してくれないかな?」と思ってしまいます。
年齢が上がるにつれて、債券や現金の比率を増やすこと
確定拠出年金の運用をしている人で、このことをきちんと理解していない人は結構います。
先ほど説明した通り、株には暴落がつきものです。
確定拠出年金は「老後のための退職金or年金」という目的なので、現金化するタイミングがある程度決まっています。
そのタイミングで暴落してしまっては困るので、年齢が上がるにつれ、徐々に債券や現金の比率を増やしていく必要があります。
つまり、一度配分を決めて終わりではないということです。
数年に一度配分を見直していきましょう。
自分で商品を選びたい人の見るべきポイント
きちんと自分の目で見て判断したい人が見るべきポイントは以下の通りです。
・アクティブかパッシブか
・手数料
・暴落率
・投資先
アクティブファンドは、機関投資家が日経平均などの指標より良い成績を目指して運用する投資スタイルです。
一方パッシブファンドは、日経平均などの指標に連動することを目指す投資スタイルです。インデックス投資と同じ意味です。
手数料は、運用の成績を決める大きなファクターの一つです。
手数料は毎年発生しますので、基本は少ない方が良いです。
暴落率は、投資商品がどれくらいの幅で値動きするかを表したものです。
暴落率が高い商品はリターンも高いことが多いです。年齢や投資方針に応じて好みのものを選びましょう。
投資先も重要です。
日本に投資するか、アメリカか、はたまた全世界か。投資先によって結果は大きく変わってきます。
【追記】会社によって同じ三菱UFJでも選べる銘柄違うことも
三菱UFJ信託の確定拠出年金なら、どんな人でも選択できる銘柄は一緒と思っていました。
しかし、ツイッターで他の銘柄も選べるとのコメントを頂きました。
僕には、日興アセットマネジメントの「インデックスファンド海外株式」はありません。
所属する会社によって、選べる銘柄が微妙に違うようです。
もしかしたら、あなたの銘柄にはMSCI-KOKUSAI以上に良い銘柄があるかもしれません。
その場合は、先ほど記載した「見るべきポイント」を参照の上、自分でより良い銘柄を選びましょう。
まとめ
僕の結論は、MSCI-KOKUSAIインデックス一択です。
別の良い商品が出ない限り、これからもその投資方針は変わらないです。
この記事があなたの投資方針の参考になってくれるととてもうれしいです。
尚、投資は自己責任ですので、ご自身の判断でお願い致します。
また、投資に関する別の記事も参考にしてみて下さい。きっとあなたに役立つ情報があると思います。
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