JT株を安易に買ってはいけない理由3選【株価はどこまで下がる?】

JT株を安易に買ってはいけない理由3選【株価はどこまで下がる?】株/ETF/投資信託
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こんにちは、コロスケ(Twitter)です。

この記事では、JT(日本たばこ産業)の株を安易に買ってはいけない理由をまとめています。

      

あなたはJT株を持っていますか?

JTといえば、高配当銘柄として有名です。

現在も6%超という高い配当利回りが期待できる数少ない銘柄です。

       

配当金を積み上げたい人にとって、6%という配当利回りは魅力的ですよね。

ですが、JT株を安易に買ってはいけないのを知っていましたか?

     

これまで多くの投資家が、安易にJT株を買い損切りを迫られました。

JTの株価は長期的には、右肩下がりとなっており、今後も株価が下がる可能性があります。

       

そこで本記事では、なぜJT株を安易に買っては行けないのか?を詳しく解説していきます。

JT株への投資を考えている方に、役立つ情報を提供します。

       

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JT株を安易に買ってはいけない理由3選【株価はどこまで下がる?】

たばこ

        

JT株を安易に買ってはダメな理由をまとめました。

       

・ロシア事業撤退リスク

海外事業の為替リスク

・政府保有株売却リスク

         

JTには、他の高配当株とは違い、JT特有の経営リスクが存在します。

高配当に釣られて投資をすると、後々大きな含み損を抱える可能性があります。

      

詳しく解説していきます。

     

JTの経営状況をざっくり解説

最初に、JTの決算動向をご紹介します。

まず、JTの売上高と営業利益率です。

     

【グラフ】JT売上高・営業利益率推移(著者作成)
【グラフ】JT売上高・営業利益率推移(著者作成)

      

売上高は、2020年度までは下落傾向にありました。

しかし2021年度から円安影響もあり、売上高が回復傾向にあります。

       

次にEPS(1株純利益)です。

     

【グラフ】JT_EPS推移(著者作成)
【グラフ】JT_EPS推移(著者作成)

       

EPSも2020年度を底に、徐々に回復傾向にあります。

次に、一番大切な「配当金・配当性向」です。

      

【グラフ】JT_1株配当金と配当性向推移著者作成)
【グラフ】JT_1株配当金と配当性向推移(著者作成)

      

2021年に、JTの減配が発表されました。

今まで減配しない方針だったJTの減配は、投資家の間でも話題になりました。

    

その後JTは「配当性向75%を目標」にする新たな方針を立てております。

その方針に従い、2022年度は再び150円の配当へと増配する見込みです。

      

・これまで売上・利益は下落傾向だったが、円安のお陰で利益が回復

・配当はこれまでの「減配せず」という方針を撤回。配当性向75%が目標

       

最近は売上が戻ってきており、株価も比較的好調です。

配当利回りも6%強なので、投資したい人も多いと思います。

      

一方で、JTにはこれから説明する3つのリスクがあります。

リスクをきちんと把握した上で、投資をするようにしましょう。

       

ロシア事業撤退リスク

2022年、ロシアがウクライナに軍事侵攻しました。

世界各国がロシアの軍事侵攻に反対の声を上げました。

     

欧米の企業を中心に、ロシア事業から撤退する動きも出てきました。

ロシア事業から撤退した主な企業は、以下のとおりです。

      

・マクドナルド

・スターバックス

・ナイキ

・コカ・コーラ

      

企業の社会的責任として、ロシア事業から撤退すべきという声は強いです。

当初は事業継続をすると発表していたユニクロも、後に事業の一時停止を発表しています。

       

JTは海外比率が高いグローバル企業ですが、特にロシアへの依存度が高いです。

        

JTのロシア比率

売上に占めるロシア比率:約9%

営業利益に占めるロシア比率:約17%

     

このように、利益の17%はロシア事業から生み出されています。

つまりJTにとって、ロシアはドル箱です。

そのため、現時点ではJTはロシア事業を継続するという方針を取っています。

      

しかし、先程も説明したようにロシア事業に関する社会の目は厳しくなっています。

JTも、ロシアからの撤退も考える必要が出てくるかもしれません。

    

実際、JTの2022年度2Q決算では、ロシア事業を分離させる事も視野に入れていることを明らかにしました。

      

事態の長期化・複雑化により、安定的かつ持続的な事業運営に著しい支障が生じる蓋然性を踏まえ、ロシア市場におけるたばこ事業の運営のあり方について、当社グループ経営からの分離を含めた選択肢の検討を継続

【出典】JT2022年度2Q決算説明資料_ロシア市場における現況と修正見込への影響

      

現在の2022年度決算予想では、ロシア事業からの撤退は織り込まれていません。

しかし、もしロシアから撤退することになれば、JTの経営に深刻な影響を与える見込みです。

        

海外事業の為替リスク

先程説明したように、JTは売上の多くを海外事業が占めています。

そのため、現地通貨との為替リスクが存在します。

      

特にJTは、様々な国で事業を展開しているので、為替リスクは複雑です。

        

【出典】JT_海外たばこ事業_主要市場シェア
【出典】JT_海外たばこ事業_主要市場シェア

        

特にロシア・トルコなど、新興国通貨はリスクが高いです。

新興国通貨は、度々通貨安となっております。

    

現地通貨安になるということは、JTの利益が大きく減ることを意味します。

具体的に通貨が1%変動する事の影響額をまとめました。

         

1%変動する場合の為替感応度
RUBロシアルーブル約20億円
GBP英ポンド約10億円
TWD台湾ドル約10億円
PHPフィリピンペソ約10億円
EURユーロ約10億円
CHFスイスフラン約5億円

【出典】JT2022年度 第2四半期 決算説明会資料を元に作成

     

このように1%為替が変動するだけで、利益が10億円も変動します。

こうした為替リスクは、JTではどうすることもできません。

通貨安によって、JTの利益は大きく減るリスクは理解しておく必要があります。

      

特にJTは配当性向がかなり高いです。

少し利益が減少するだけで、すぐに減配する可能性がある点は理解しておきましょう。

        

政府保有株売却リスク

実はJTの主要株主は、日本政府なのを知っていましたか?

      

【出典】SBI証券_JT主要株主構成
【出典】SBI証券_JT主要株主構成

        

たばこは、国の専売となっておりました。

1994年に政府保有株が売り出された事で、JTは株式市場に上場しました。

そしてこれまで4回に渡って、政府の保有株は売出されました。

      

第一回:1994年

第二回:1996年

第三回:2004年

第四回:2013年

     

J現在は、政府が1/3以上のJT株を保有する義務があります。

しかし、将来的にはJTの完全民営化の可能性もあります。

     

日本たばこ産業株式会社の民営化議論では、将来的には「完全民営化」が望ましいという結論に至っております。

       

長期的な方向としては、完全民営化が理想の姿であるが、現実には国産葉たばこ問題などの課題が依然として残されているとの認識で委員意見は概ね一致した。

【出典】財務省_日本たばこ産業株式会社の民営化の進め方に関する中間報告 ※太字は著者

      

今後JTが完全民営化される場合、株式市場に流通するJT株が増えることになります。

流通する株数が増えると、.単価の下落が予想されます。

      

今後民営化によって、既存の株が希釈化し、株価が下落するリスクも想定しておく必要があります。

        

JTの株価は今後どこまで下がるの?JT株を買う時に注意すべき事

       

これまで説明したようにJT株には、様々なリスクがあります。

安易に買うと「含み損&減配」のダブルパンチを食らう可能性があります。

    

そこでJT株の購入を検討している方向けに、JTを買う時の注意点を2つまとめました。

       

・買う時は買値にこだわる(高値づかみをしない)

・JTへの集中投資は危険(必ず分散投資を徹底する)

       

この2つの点に注意しておけば、大怪我をするリスクは減らせます。

       

買う時は買値にこだわる(高値づかみをしない)

まずJTを買う時の一番の注意点は「高値づかみをしない」という点です。

そもそもJTの株価は、長期的には右肩下がりです。

       

【出典】Google市場概説_日本たばこ産業株価推移
【出典】Google市場概説_日本たばこ産業株価推移

         

そのため一度高値づかみをすると、長期間含み損を抱える事になります。

含み損は精神的な負担が大きく、場合によっては耐えられず損切りしてしまう方がいます。

      

基本は、株価が好調な時は手を出さない方が無難です。

投資をする時は、株価が低迷しており、皆が話題に出さないような状況の時が望ましいです。

     

「SNSで注目されているから」

という理由で買うのではなく、買値にこだわっていきましょう。

        

JTへの集中投資は危険(必ず分散投資を徹底する)

JTは、高配当株の王様です。

そのため手っ取り早く配当金生活がしたい人の中には、JTへの集中投資を考えているかもしれません。

    

確かにJTに集中投資をすれば、配当金は多く貰えます。

ですが、先程も説明したようにJTはかなりリスクが高い投資先です。

     

リスクが顕在化すると、株価は暴落し減配となります。

その時にJTへ集中投資をしていると、取り返しのつかないダメージを負ってしまいます。

     

これまでSNS上でも、JTへの集中投資をしてきて失敗してきた人が沢山います。

そもそも集中投資は、精神的な負担も大きいです。

     

JTのリスクは非常に高いということを理解した上で、必ず分散投資を徹底するようにしましょう。

ポートフォリオの「○○%まで」というルールを決めて、それ以上にならない工夫が大切です。

        

まとめ:JT株を安易に買ってはいけない理由

JTのリスクまとめです。

        

・ロシア事業撤退リスク

海外事業の為替リスク

・政府保有株売却リスク

     

JTの株価は最近は堅調なので、個人投資家の人気も再び高まっています。

ですが、これまで述べてきたように非常にリスクが高い投資先です。

投資をする際は、ルールを守って慎重に投資していきましょう。

     

尚本記事は著者の意見をまとめたものであり、投資を推奨するものではありませんので、ご注意下さい。

     

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最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

     

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