こんにちは、コロスケです。
今日は、資材部員向けの交渉術の第四弾を紹介致します。
今までの記事はこちらをご覧下さい。
今回は第四弾として、「取引先閉じ込め監禁術」というかなり荒っぽい交渉術を解説します。
資材調達/購買部員のための交渉術4【取引先閉じ込め監禁術】
取引先閉じ込め監禁術とは、どういう交渉術なのでしょうか?
・取引先に来てもらう
・打ち合わせで満足する回答を要求
・満足する回答が得られるまで、相手を会議室から帰さない
言葉の通り荒っぽい交渉術です。
年配の資材部員の話を聞くと「昔、取引先が回答するまで監禁してたぜ」と言う自慢話を聞きます。
でも今はそんな事をするとアウトです。
やむを得ず使うケースを解説していきます。
取引先に来てもらい、満足する回答を要求
まずは取引先に自分の事務所・工場まで来てもらいましょう。
そして打ち合わせで当社の要求事項を伝えます。
ここまではごく一般的な交渉の様子だと思います。
しかし、ここから先が急にヤクザっぽくなります。
満足行くまで相手を会議室に監禁する
通常、打ち合わせは1時間程度で終わります。
資材の要求が通らなくても、課題は宿題にして打ち合わせは終わりです。
しかし、この「取引先閉じ込め監禁術」では、回答を貰えるまで打ち合わせを継続します。
申し訳ありません。まだ納期はわかりません。
と言われたら、その場で電話で確認させます。
その場で電話で工場に確認して下さい。
こちらが納得する回答が得られるまで、取引先には確認を続けてもらいます。
打ち合わせが終わると、結局何も進まない可能性があります。
悠長なことを言ってられない場合に、その場で相手に確認することで、進捗を早めることが出来ます。
「取引先閉じ込め監禁術」を使うときは長丁場になります。
資材部員は、会議室の予約を長めにとって、自分のスケジュール空けときましょう。
あと、監禁術とありますが、暴言を吐いたり、暴力などは絶対にダメですよ。
あくまで「比喩」として用いていますので、ご注意下さい。
交渉術閉じ込め監禁術を使っても良い場面
「取引先閉じ込め監禁術」は、基本的には非人道的な行為なので、やってはダメです。
ただ例外的にやっても良い(と僕が思っている)ケースがあります。
・深刻な納期問題など、生産に深刻な影響が出る時
・取引先の担当者の不作為など、取引先に大きな責任がある時
取引先に責任がある、ラインが止まるなどの逼迫した状況の時に、早急に問題を解決するために使います。
僕も最近は深刻なトラブルが無いからか、「取引先閉じ込め監禁術」は封印しております。
どうしても話をすぐに前に進める必要がある、緊急事態でのみ使うようにしましょう。
まとめ:取引先閉じ込め監禁術は非常時以外は使うのNG!
本記事のまとめです。
・満足いく回答が得られるまで、相手を会議室に監禁する
・納期、緊急事態を除き基本は使っては ダメ・絶対!
緊急事態の時、どうしてもすぐに物事を前に進めなければ行けない時があります。
そういう時に「取引先にその場で確認させる」手段が有効になります。
平時に使うと非人道的なので、絶対に止めましょう。
この記事が、緊急事態の交渉に役に立てば嬉しいです。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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