こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。
今日は、社内関係者と対等な関係を築く方法を解説します。
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毎日関係者から色々な依頼がきて、大変だよ・・・
こんな資材部員向けの記事です。
10年間資材の仕事をしてきた感想ですが、「資材部門は他部門の下請になりやすい」です。
実際、多くの資材部員が他人の仕事で毎日忙しくしています。
そこで今回は、資材歴10年の著者が「社内関係者・他部門と対等な関係を築く方法」を解説していきます。
社内関係者と対等な関係を築く!資材部員向けに5つのステップを解説
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社内関係者・他部門と対等な関係を築く5つのステップはこちらです。
・調達品の知識を身につける
・会社の仕組みを正しく理解する
・何が正しいか、どちらが正しいかを判断する
・資材部門ができる付加価値を社内関係者へ提供する
・資材に関係の無い仕事は安易に引き受けない(下請にならない)
上記5つのステップを実践すると、対等な関係を構築することができます。
他部門からナメられている人は、ぜひ実践してみて下さい。
詳しく解説します。
【そもそも】なぜ対等ということを意識しなきゃいけないのか?
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何で社内関係者・他部門と「対等」ということを意識しなきゃいけないの?
その理由は以下の2つです。
・資材は他部門の下請部門になりやすいから
・下請の仕事をしていると疲弊するから
資材は他部門の下請部門になりやすいから
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(設計)資材の○○君、あれやっておいて
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おい、早く納期を前倒ししろ
こんな理不尽に出くわしたことはありませんか?
・自分で仕様を決められない
・納期も自分で設定できない
このように資材部門は、納期も仕様も自分では決められません。
そのため他が決めた事に従い、淡々と業務を行う立場になりやすいです。
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まあ、設計が決めれくれたモノを発注すれば良いか
下請の仕事をしていると疲弊するから
一見、降りてきた仕事をこなすだけなら楽ちんのような気がしますよね。
でも実はこういう仕事をずっと続けていると、疲弊してきます。
人は、「自分で物事を決められる」という時に、やりがいを感じるそうです。
何も決められずに、他部門が決めた仕事をしていると、2,3年経つと仕事に飽きます。
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資材の仕事ってつまらない・・・
自分では何も決められないと思って仕事をすると、いずれ疲弊します。
資材の仕事でやりがいを得るためにも、「対等な関係」を構築する必要があります。
【ステップ1】調達品の知識を身につける
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なんで設計部門と対等な関係になれないのかな?
設計部門と対等になれない理由は、「圧倒的な製品知識の差」です。
設計者は、当たり前ですが調達品について沢山の知識を持っています。
一方、資材部員は最初は知識がゼロです。
資材部員に調達品の知識がなければ、対等な関係で話をするなんてムリですよね。
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部品決めといたから、後はよろしくね
このように言われたモノを調達するだけの立場になります。
こうならないためにも、資材部員は調達品について詳しくなる必要があります。
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具体的にどのくらい詳しくなればよいの?
・その場で、安価な代替品を提案できるくらい詳しくなりましょう
これが詳しくなる目安です。
僕自身、調達品については「社内の誰よりも詳しい」と(勝手に)自負しています。
誰よりも詳しい知識があれば、設計部門の下請けに甘んじることは決してありません。
ただ設計の細かい内容までは覚える必要は無いです。
なぜなら資材の仕事は「調達品のQCDS最適化」だからです。
(もちろん覚えるとより深い話ができますが、コスパが悪いです)
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でもどうやったら詳しくなれるのかな?
「取引先の営業担当者に沢山質問しましょう!」
取引先の担当者は、資材部員にとっての先生です。
質問をすれば間違いなく、答えてくれます。
最初の頃は、取引先を毎週捕まえて、分からないことを聞きまくりましょう。
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取引先の方も仕事だから、丁寧に教えてくれるよ
【ステップ2】会社の仕組みを正しく理解する
資材部員は、「発注・納期フォロー」だけしていても勤まる仕事です。
ですが、よりレベルの高い仕事をするためには、会社の仕組みとルールに精通する必要があります。
・資材だけで無く、他部門の業務範囲を知る
・会社の規則を知る
・現在の実態を知る
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でも何で他部門の業務範囲まで知らなきゃいけないの?
サッカーや野球、カードゲームをする時の前提条件は、「みんながルールを理解し、共有する」ことです。
ルールを理解しないと、ゲームは楽しめません。
同じように、資材の仕事を行う上でも会社のルール・規則を知る必要があります。
確かに「規則はどうなっているのか?」をいちいち確認するのは面倒です。
しかし、ルールを把握しない限り資材部員として成果を出すことは不可能です。
基本に立ち返って、会社の規則・ルールを熟知しましょう!
【ステップ3】何が正しいか、どちらが正しいかを判断する
ステップ1,2をマスターすると、自分で物事を判断できるようになります。
僕は、入社二年目のある時「今、もしかして下請仕事をやらされている??」と気が付きました。
仕事を覚えたら「何が正しいのか、どちらの言い分が正しいのか」を自分で判断しましょう。
物事の判断力が身につくと、相手の間違えを指摘できるようになります。
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それは、資材の仕事じゃ無いですよ
日々の業務で「何が正しいのか?」を考え自分1人で判断出来ると、一人前のバイヤーになれます。
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でもどうやったら自分で判断できるようになるの?
自分の判断に確証が持てない時は、以下の方法がオススメです。
・(社内で信頼されている)上司、先輩に自分の考えを聞いてもらう
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僕はこう考えるんですけど、合っていますか?
社内で一定の信頼を得ている先輩に聞いて、自分の考えの正当性を確認しましょう。
これを毎日繰り返すと、そのうち自分なりの判断基準が確立します。
自分で判断できないと、いつまでも独り立ちできません。
最初は苦労しますが、頑張って自分で判断する癖を身に着けましょう。
【ステップ4】資材部門ができる付加価値を社内関係者へ提供する
対等な関係を築くための4つ目のステップは、「付加価値を社内関係者へ提供する」ことです。
具体的には以下のような事で付加価値を提供します。
・最新の市況、納期情報を社内に展開する
・納期調整で社内のイニシアチブを取る
・設計者に安価な部材を提案する
・コストダウン活動で社内を牽引する
・価格交渉を頑張る
いずれも単純な発注、納期フォローよりレベルが高いことです。
こういう一段上の仕事で社内関係者に付加価値を提供します。
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どうしてレベルの高い仕事をすると対等な関係になれるの?
付加価値の高い仕事をすると、社内関係者からナメられなくなります。
加えて、社内関係者から敬意を持たれるようになります。
そうなると、対等な関係を築きやすいです。
対等な関係を築くためにも、資材部門としてできることで付加価値を提供しましょう。
【ステップ5】資材に関係の無い仕事は安易に引き受けない
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でも、他部門の仕事を手伝って上げても信頼を得られるのでは?
と思うかもしれませんが、逆です。
資材に関係の無い仕事を引き受けていると、いずれ社内関係者から「こいつ使えない」扱いされます。
・他人の仕事を安易に引き受ける
・引き受けたけど、自分の仕事じゃ無いからうまく処理できない、対応が遅れる
・依頼した人が「こいつ使えない」と思う
・更には、本来の資材の仕事が疎かになる(成果が出ない)
こんな感じで、他人のために頑張っている人ほど成果が出ません。
ステップ4で書いた通り、資材部員は「資材の仕事で」成果を出しましょう。
自分の仕事ではない、と思ったら勇気を持って断ることが大切です。
僕の経験上、安易に仕事を引き受ける人に雑務が回ってきます。
表面的な好意よりも、自分の仕事を優先しましょう。
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仕事ができる人は、みんな関係ない仕事は断っているよね
まとめ:社内関係者と対等な関係を築くことが資材のやりがいに繋がる
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まとめとして、社内関係者と対等な関係を築く5つのステップを再掲します。
・調達品の知識を身につける
・会社の仕組みを正しく理解する
・何が正しいか、どちらが正しいかを判断する
・資材部門ができる付加価値を社内関係者へ提供する
・資材に関係の無い仕事は安易に引き受けない(下請にならない)
一朝一夕で対等な関係を築くことは不可能です。
実際、多くの人が下請け仕事に甘んじています。
ですが、対等な関係を築けると資材の仕事にやりがいを見いだせるようになります。
ぜひ社内関係者と対等な関係を築けるように、スキルを磨きましょう!
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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