こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。
今日は、僕が仕事で尊敬している方を3人紹介していきます。
資材業務の勉強は、OJTが中心です。
そのため、他社の資材部員の考え方を学ぶ機会は少ないと思います。
そこで今回は、僕の会社員生活で「尊敬できる方」を紹介していきます。
資材部員として幅を広げたい方に、参考になるかと思います。
僕が資材業務で尊敬している方を紹介します【購買業務の先生4人】
僕は、仕事で尊敬している方が3人います。
今回は、その「3人の特徴」と「僕が尊敬しているポイント」を紹介していきます。
【1人目】交渉のイロハを教えてくれたAさん
一人目が、僕の最初の上司であるAさんです。
僕の資材の考え方の「7~8割」くらいは、Aさんのスタイルを踏襲しています。
そのくらい、僕の基礎を育ててくれた恩師です。
僕がAさんから学んだ事は、以下の2つです。
・あるべき資材部員像
・交渉、調整のノウハウ
資材業務には、「真実は一つ!」というべき「絶対の答え」は存在しません。
例えば取引先との付き合い方でも、「取引先を下に見る考え」もあれば「対等な関係で付き合う」考えがあります。
そして「正しい資材像」というものは、業務を通じて自分自身で作り上げていくものです。
「社内関係者とは対等」「お願いと指示を使い分ける」「鈍感さと敏感さを併せ持つ」など、僕が述べる考え方・マインドは、Aさんから徹底的に教えて貰ったものです。
僕が資材に関して「こうあるべき」という考え方をブログで紹介できるのも、Aさんの指導があったからです。
またAさんから、「交渉・調整のノウハウ」を徹底的に叩き込まれました。
「竹槍特攻隊」「ヤクザ手法」「押しかけお土産クレクレ戦術」などは、全てAさんから教えて貰いました。
ヤクザ手法では、怒鳴られまくりました笑。
Aさんは、会社でも「交渉のプロ」として高い評価を受けていました。
会社でもトップレベルのプロから直接交渉方法を学べたのは、僥倖でした。
自分一人では到底たどり着けないレベルを1年目から学べたおかげで、今ここまでのバイヤーになれたんだと思います。
【2人目】最短ルートで仕事をしたBさん
Bさんは、僕の入社時の教育主任でした。
当時すでに60才近いおじいさんでした笑。
Bさんは、パソコンの扱いが苦手でした。
メール1本打つのにも、時間がかかっておりました。
新入社員の僕が「大丈夫かな・・・?」と、心配するくらいでした。
でも、Bさんの仕事を横で見ていると「めちゃくちゃ仕事が早い」事に気が付きました。
大きな問題も、あっという間に処理しておりました。
Bさんには、長年の経験で得た「業務処理の最短の処理方法」が頭に入っていました。
そのため余計な回り道をせず、最短ルートで物事を解決できていたんです。
「分からない事があれば、Bさんに聞け」
と言われる位の、生き字引でした。
僕は、Bさんの仕事の処理方法を徹底的に真似しました。
しつこく何年間も「どうすれば良いでしょうか?」と聞きまくりました。
またBさんは、「どうでもよい仕事はやらない」事を教えてくれた人でもありました。
「こんなの俺の仕事じゃねぇ」と言って、仕事をスルーしたり、断ったりしていました。
Bさんの仕事を見て、「あっ、仕事って断れるんだ」という事を知りました。
それ以降「資材がやるべきでは無い仕事は安易に受けない」という事を実践しました。
その結果、格段に仕事の生産性が上がりました。
Bさんは、少し前に亡くなりましたが、今でも僕の業務の血肉となっています。
【3人目】社内外の調整が上手な浪花節のCさん
3人目は、僕が入社した時には60才前だったCさんです。
Cさんの交渉術は、惚れるくらい美しかったです。
(Cさん→社内責任者)なあ、1億ならOKだよな?良いよな?
(社内責任者)えっ、はっ、はい。それでお願いします。
(Cさん→取引先の社長)なあ、1億で見積を出してくれ。
(取引先の社長)わっ、分かりました。それで出します。
(Cさん→取引先の社長)おう、それでよろしくっ!
(Cさん→社内責任者)1億で決めたから!
(社内責任者)はっ、はい、ありがとうございます!
1億円の交渉が、たった10分の電話で完結していました。
まさに芸術作品です。
当時感動した事を、今でも覚えています。
僕が交渉するなら、査定して、上司や社内関係者に伺出て・・・という流れで、恐らく2週間以上掛かりそうです。
なぜ、Cさんがこんな離れ業が出来るのでしょうか?
僕なりに考えてみた事があります。
・調達品を知り尽くしている
・取引先と社内のキーマンから高い信頼を得ている
・Cさんの数十年のバイヤーとしての経験
結局、社内外から信頼を得ないと出来ないんですよね。
僕も60才までに、このレベルを目指したいなと思っています。
(それまで頑張れるか分かりませんが笑・・・)
僕は上司・先輩に恵まれていたと実感
この記事を書いていて、「僕は上司・先輩に恵まれていたなぁ」と思いました。
会社時代の教育は、新入社員時代が一番大切と言われています。
そんな時に、ベテランの上司・先輩のノウハウを得られたのが今に生きています。
僕は現在、後輩に教える立場にいます。
僕も今まで教えて貰った経験・ノウハウを、きちんと次世代につないでいきたいと思います。
今日はこんな感じで終わりです。
最後までありがとうございました!
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