こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。
この記事では、あなたが会社を辞められない理由を解説していきます。
早く会社を辞めたいけど、辞められない・・・
「会社を辞めたい」と毎日思っていませんか?
会社を辞めたいのに辞められないのは、本当にしんどいですよね。
でも何故、あなたは会社を辞められないのでしょうか?
収入を得られなくなるのも一つの理由ですが、それが本質ではありません。
会社を辞められない本当の理由を知らないと、苦しい状況がずっと続きます。
でもこの記事を読む事で、あなたが会社を辞められない本当の理由を理解できます。
「会社を辞めたいけど辞められない」という負のループに苦しんでいる方は、この記事を最後までご覧下さい。
あなたが嫌な会社を辞められない本当の理由【自由は重すぎる】
最初に結論を述べます。
あなたが会社を辞められない理由は、以下の通りです。
・会社を辞める事に伴う「孤独・不安・責任の重さ」に耐えられないから
会社から自由になるという事は、孤独・不安・責任を引き受ける事と同義です。
あなたは、自由の重さに耐えられず、嫌な会社なのに辞めるという決断が出来ないのです。
以降では、あなたが会社を辞められない理由を深掘りしていきます。
自由とは「孤独」
退職することで、あなたは会社から自由になります。
月曜日の朝に、嫌々会社に行く必要もありません。
会社に行かなくても、上司から電話・メールされる事も無いです。
月曜の朝からお酒飲んだり、旅行に行く事もできます。
会社を辞めることで、あなたは自由を手にすることができます。
ですが、それと同時に「孤独感」を感じるようになります。
今まで所属していた組織から離れる事で、あなたは「○○会社の○○さん」という肩書を失います。
自分の拠り所となる組織を失う事で、帰属意識を得られなくなります。
例えば、定年退職して自由を得た60才の人を想像してみて下さい。
これから自由に振る舞えるのに、会社を辞めた後、誰とも交流できず孤独になってしまう人が多いです。
映画「ショーシャンクの空に」に登場したブルックスは、釈放され自由の身になりました。
しかし、監獄の中での役割を失い、たった1人で生きていく事に耐えられませんでした。
このように自由には、孤独が付きまといます。
心理学者であるエーリッヒ・フロムは、自由と孤独の関係性を指摘しています。
著書「自由からの逃走」で、人は孤独に耐えられず敢えて自由を捨ててしまうと述べています。
つまり嫌な会社を辞められないのは、会社という組織から離れる事よって生じる「孤独感」に耐えられないからなんです。
その気になれば、物理的にはいつでも会社は辞められます(辞表一枚出すだけ)。
でも僕たちは、組織から離れ自分一人で生きていく決断ができません。
だから嫌な会社であっても、辞めることができないのです。
自由とは「不安」
会社を辞めて自由な生活を送ると、人生の選択肢が広がります。
外国に行く事もできるし、今までとは全く違う生き方をすることも可能です。
ですが、自由な生き方は不安感を生じさせます。
自由とは、選択肢が無限大に存在する事を意味します。
実は人間は、選択肢が多すぎると「不安・ストレス」を感じます。
これは、シーナ・アイエンガー教授が行った「ジャムの実験」で証明されています。
6種類のジャムを並べたお店Aと、24種類のジャムを並べたお店Bで、売上を比較しました。
すると、6種類のジャムを並べたお店Aの方が売上が多い事がわかりました。
選択肢が多すぎると、人は決断ができなくなります。
このように、人は選択肢が多すぎる事に不安感・ストレスを感じる事が分かっています。
明日から会社を辞めて自由に振る舞って良いと言われると、選択肢が多すぎて呆然自失としてしまいます。
加えて自由な状況は、将来を見通す事が困難になります。
今日海外に行った人が、1年後何をしているか想像するのは難しいですよね。
人は、不確実な未来にも不安・ストレスを感じやすいです。
確かに1年後の収入が見通せないと、すごい不安になりますよね。
「自由になっても、将来どうなるか分からない」
このように将来への不安があると、会社の方がまだマシと考えるようになります。
・働いていれば、一定の収入が得られる
・1年後どんな仕事をしているか予想できる
→嫌な仕事だけど、自由に伴う不安感よりはマシ
仕事を辞めたいのに辞められない背景には、こうした自由に伴う不安があるのです。
自由には「責任」が伴う
会社を辞めると、選択の自由が生まれます。
その一方で、自由には「責任」が付きまといます。
会社に勤めていれば、会社があなたの人生を決めてくれます。
今日やるべき事は、上司が決めてくれます。
何をするか迷う必要すらありません。
更に勤務地・老後のための退職金など、人生設計すら会社が方向性を示してくれます。
人生設計も、あなたは何の決断もする必要がありません。
しかし会社を辞めると、あなたの人生の面倒は誰も見てくれません。
次にどこで働くか、今日何すべきかを自分自身が全て決める必要があります。
もし自分で決めた結果、失敗したとしても誰も助けてくれません。
(セーフティネットである公的保障も、自分で申請しない限り援助してくれません)
全ての責任が自分になる「自己責任の社会では生きていけない」と考える人は多いです。
このように、自由には責任が伴います。
自由の責任の重さに耐えられない人は、不満を抱えながらも会社生活を続けるしか無いのです。
孤独・不安・責任の重さに耐えられず自由を手放す
会社で働くあなたは、色々と会社に不満を抱えています。
でも、どうして会社を辞めないのか?
それは、自由に伴う「孤独・不安・責任の重さ」に耐えられないからです。
「人は自由になれる」と安易に考える人は、自由の重さを知りません。
実際に「自由を選ぶか=退職するか」「不自由を選ぶか=嫌な会社で働くか」の二択を突きつけられると、多くの人は「不自由」を選びます。
・社会的肩書(上場一部○○会社に勤める課長の○○さん)
・安定的な収入(1年後も収入が見通せる)
・会社にいれば、組織に所属し、自分の仕事を与えられる(居場所がある)
こうした「安定・帰属感」を得るために、僕たちは不自由であることを選んでいるのです。
多くの人は「収入がなくなるから辞められない」と考えていますが、それは考えが浅いです。
収入が無くなる事だけでなく、社会的な繋がりが絶たれる事、自己責任の世界に身を投じる事が怖いのです。
会社を辞められない事を周りのせいにしない
自由は、決して楽しいものではありません。
孤独・不安・責任がついて回ります。
多くの人が、職場が悪い!上司が悪い!と「周りの環境のせい」にしています。
ですが、問題なのは周囲ではなく、自由に耐えられないあなた自身の心にあります。
周りのせいにしても、事態は改善しません。
それどころか、自分では何も解決出来ないという無力感を増長します。
その結果「辞めたいけど辞められない」という負の感情に心を支配されます。
そして、自分を偽って働き続けると、いつか心を病みます。
この状態に陥っている人は、まずは自分は「会社を辞めるリスクが負えないから、自分の意思で会社を続けることを選んだ」という事実を認める必要があります。
「退職に伴う責任は取れないけど、今の職場も満足できない」
このような矛盾した思考を捨てましょう。
あなたは、会社を辞めるリスクと続ける事を天秤にかけて、会社を続ける事を選択しています。
今の環境を受け入れる事が、負のループから脱出する第一歩です。
大丈夫です。
僕も含めて、多くの人が会社を続ける事を選んでいます。
認める事は恥でも無いですし、それが環境を変える第一歩となります。
まとめ:あなたが会社を辞められない本当の理由
あなたが嫌な会社で働き続ける理由まとめです。
・会社を辞める事に伴う「孤独・不安・責任の重さ」に耐えられないから
僕は会社に入って数年間、会社を辞めたいのに辞められない状態に陥っていました。
今回その負の感情を分析、言語化してみました。
多くの人が、仕事に行きたくなくて悩んでいますが、どうしてこんな事になっているのか理解できずにいます。
この記事が、会社を辞められない人の心の理解になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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