【2050年】製造業の事務従事者の42%は不要という衝撃の事実

【2050年】製造業の事務従事者の42%は不要という衝撃の事実 資材業務について
スポンサーリンク

        

こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。

      

僕は、製造業の資材部門で働くサラリーマンです。

今回は「事務系職種が不要になる」という恐ろしい未来について解説していきます。

      

経済産業省が2022年5月に「未来人材ビジョン」というパワーポイント資料を公開しました。

ページ数は109ページもありますが、読みやすいので是非目を通してみて下さい。

     

「未来人材ビジョン」を読んで僕が感じたことを、今日から何回に分けてまとめていきます。

今回は「製造業の事務系職種は不要」という重たいテーマです。

     

資材部門で働く方に関係のある内容ですので、是非最後までご覧下さい。

        

スポンサーリンク

【2050年】製造業の事務従事者の42%は不要という衝撃の事実

     

今後日本でデジタル化と脱炭素化が進展した場合、2050年に労働需要は以下の通り変化すると言われています。

       

【出典】経済産業省_未来人材ビジョン_2050年労働需要の変化
【出典】経済産業省_未来人材ビジョン_2050年労働需要の変化

     

事務系職種は、何と需要が42%も減少する衝撃的な結果が出ています。

資材部門はまさに事務系職種です。

30年後、資材部門で働く約2人に1人が不要になる計算です。

     

今のテクノロジーでも人員は半分にできるはず

事務系職種の半分が要らなくなるのは、衝撃的な結果です。

ですが冷静になって考えてみると、30年後じゃなく2022年でも人員を半減することが出来るのでは?と感じました。

     

今の組織・業務を全部白紙にしてゼロから再構築出来る場合、恐らく人員は今の半分で済むと思います。

       

・虚業を廃し、本当に必要な業務をゼロから定める

・業務に必要なシステムをゼロから構築し、事務処理を自動化

・有事の交渉等を行う最低限の人員のみとする

      

そもそも多くの会社は、過去の経緯、上司の思いつきで作られた虚業が山のように存在します。

本当に生産に直結する必要な業務だけを並べると、かなりの工数が削減できます。

     

その上で、生産に必要なシステムをゼロから作ります。

今のテクノロジーでも、資材が担う事務作業のほぼ全てを自動化できます

(MRP、受発注、計上、在庫管理、各種事務作業等)

   

現時点で自動化できていないのは、経営側がそこにリソースを割かないからです。

経営層としては1億円かけてシステムを作っても、別に資材部員を半分に出来るわけではありません。

どうせ人を首にできないなら、今のシステムで頑張ってほしいというのが経営層の本音だと思います。

     

資材部門の人員が半分になるのはほぼ確定

既に今のテクノロジーでも可能な事なので、将来的に人員が半分になるのは、ほぼ確定だと思われます。 

     

でも日本は人材の流動性が低いです。

そのため、人員の減少は長い期間をかけて徐々に進んでいきます。

    

僕が年配の先輩に1980年代の仕事を聞いた事があります。

当時はパソコンも無く、全ての業務を手書きの紙で処理していました。

あまりにも事務作業が多かったので、担当者1人に執務さんが2人もついていたそうです。

    

でも僕が入社した頃には、担当者3人に執務さんは1人しかいませんでした。

不要になったから、人を首にした訳ではありません。

恐らく、時間をかけて徐々に人員が減っていったのだと思われます。

      

転職、定年退職など、自然に人員が減っていくことで、気がついたら42%の人員が減っていたという事になりそうです。

        

事務系職種は人余りの時代になる?

42%の事務系職種が不要になると、どうなるのでしょうか?

日本の製造業のパイが変わらないと仮定すると、理屈上事務系の仕事をする人は過剰になります。

        

資材の仕事をしたい人は沢山いるのに、需要が極端に少なくなる事が想定されます。

そうすると、雇用の奪い合いが起きます。

    

需要より供給が多いので、給料も安く買い叩かれます。

つまりレッドオーシャンです。

        

もちろん、そうならない可能性もゼロではありません。

円安が今後も続けば、日本の製造業の魅力は高まります。

製造業の日本回帰、外資の日本進出が進めば、製造業全体の需要が伸びる可能性もあります。

      

ただ大きな流れとして、テクノロジーの進化で資材部門に必要な人員は減っていくのは間違いありません。

        

じゃあどうすれば良いのか?

今後厳しい環境が予想される中、僕たち資材部員はどうすれば良いのでしょうか?

僕が考える具体的な対策は、以下のとおりです。

       

・資材部門の専門性・マネジメント力を高める

・システムを管理する側に回る

・別の職種へ転職する

・別の収入源を確保しておく(副業、投資)

        

まず単純ですが、資材のスキルを磨く事が一番の対策になります。

ただ、それが通用するのは40才までです。

40才以降に給料を伸ばすなら、マネジメント側に回る必要があります。

     

ですが、管理職の人員は過剰です。

経営層は、給料が高い管理職を一番のリストラの候補にしています。

なので、個人的には資材力×マネジメント力だけでは、生き残れないと思っています。

       

一番現実的なのが、システムを作る・管理する側になることです。

最近はRPAなど、ユーザー側で作る自動化の仕組みが広がってきています。

資材のスキル×システムが合わさると、それなりに貴重な人材になれると思います。

       

          

次に、資材以外の職種に移ることも選択肢だと思います。

今後需要が伸びていく分野に移れば、レッドオーシャンから抜け出せます。

        

そもそもレッドオーシャンでいくら頑張っても、リストラされますし、給料も下がります。

それなら、頑張るほど評価されるところへ移るのも一案だと思います。

        

\未経験からITエンジニアを目指すプログラミングスクール/

      

最後が、会社に頼らず個人で稼ぐというリスクヘッジ方法です。

最近は、個人でも稼ぎやすくなっています。

副業等を行う事で、万が一のリストラに対処するというのも一案です。

      

これから副業を始めたいと思った方は、まずはクラウドワークスに登録してみましょう。

登録は無料です。

      

\お仕事の種類は246種類!あなたにあった在宅ワークが見つかる/

         

絶望する必要は無いけど、何か行動に移す事が大切

僕たちの仕事の需要が42%も減ると書くと、絶望するかもしれません。

「どうして製造業に入ってしまったんだろう・・・」と思う方もいるかもしれません。

      

確かに先行きが暗いと、不安になりますよね。

でも個人的には「危機感を持つ必要はあるけど、絶望をする必要はない」と思っています。

     

そもそも、何も変わらない世の中なんてありえません。

30年前と比べて、製造業は海外に移転しましたし、テクノロジーも大きく進化しました。

     

どうせ世の中が今後も変わるなら、前向きに捉えて、自分も変化していくべきだと思います。

とりあえず何か行動にうつしてみると、漠然とした不安が消えるはずです。

      

僕ももがいています。一緒に頑張りましょう!

      

\登録無料!初心者でも始めやすい/

コメント