こんにちは、コロスケです。
今日は、購買部門に必要な適性について解説していきます。
就職活動中の方は、企業勉強していく中で、購買・資材調達部門に興味を持った方もいらっしゃると思います。
でも、自分は購買部門に向いているか気になりますよね。
同じように新入社員として購買部門に配属された方も、自分が今後上手くやって行けるか気になると思います。
今回は、資材調達・購買部門で10年以上働いてきた僕が、「購買・資材部門の適性」について解説していきます。
・購買部員としてやっていけるか不安・・・
・購買部門に興味があるけど、購買部門の適性を知りたい
これら悩みを解決していきます。
購買・資材調達部門の適性とは何か?【あなたに購買の適性はある?】
購買部門として働く人の適性をまとめました。
・事務処理能力(パソコンスキル含む)【これが第一!】
・80点のクイックレスポンスができる
・購入品に興味が持てる
・資材部員として飛躍できる資材センスについても解説
ぶっちゃけ、資材部門の仕事は誰でも出来ます。
経理部門のように「簿記が分からないと仕事にならない」ということはありません。
でも、上記適性に当てはまると、資材部員として活躍することが期待出来ます。
詳しく解説していきます。
事務処理能力(パソコンスキル含む)
重要度!
まずは事務処理能力が第一です。
資材部門は、価格交渉、納期調整のイメージがあるかと思います。
でも実際には、圧倒的に事務処理の割合が多いです。
発注業務や問い合わせ対応、資料作成などに忙殺されます。
価格交渉など付加価値の高い仕事は、事務処理を片付けた上で行います。
なので事務処理がいつまで経っても終わらない人に付加価値の高い仕事は難しいです。
事務処理能力を上げるのに大事なのは、「エクセルスキル」です。
でも高度なスキルは不要です。
エクセルで表を作ったり、簡単な関数が出来れば問題ありません。
スタートダッシュを切りたい方は、エクセルを一通り勉強してみるのがおすすめです。
80点のクイックレスポンスができる
重要度!
資材の仕事は、毎日発注業務や問い合わせ対応など、色々な仕事が降ってきます。
こういう仕事に時間がかかると、それだけで一日が終わってしまいます。
結果として、残業が続いたり、質の低い仕事となってしまいます。
資材部門として大事なのは、事務処理など付加価値が低い作業は80点のクイックレスポンスで素早く片付けることです。
これが出来ると、空いた時間で価格分析など付加価値の高い仕事に注力することが出来ます。
購入品に興味が持てる
重要度!
これはとても大事です。
資材の仕事は、モノを買うことです。
自分が買うものに興味が無いと仕事は面白く無いです。
もちろん今の段階で、自分が何を調達するかは分かりませんが、「部品を調達するの面白そう」「どうやって部品が作られるんだろう?」など、興味を持つことはとても大事です。
興味を持って仕事に取り組む人と、嫌々やっている人とではアウトプットは大きく変わってきます。
製品を構成する部品や材料に少しでも興味が持てれば、あなたは資材部員としての適性あり!と言えます。
詳しいことは以下の記事を参考にしてみて下さい。
資材に求められるセンス
僕は10年以上資材部員として働いてきて、やっぱり資材部員にもセンスがある人と無い人がいます。
これは最初から身につくスキルでは無く、資材部門で働いていく内に身に付けていくものだと思います。
僕が考える資材部門に求められるセンスをまとめてみました。
自分の意志を持っていること
誰の責任であるかを明確にする(曖昧にしない)
謝る・叱る/お願い・指示を使い分けられる
納期問題に敏感になれる
取引先と良好な関係を築ける
好奇心を持つこと
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
あなたに購買・資材部員の適性はある?【簡易チェックリスト】
次に簡単な質問で、資材部員としての適性があるのか、チェックリストを作りました。
僕が主観で作ったリストですが、資材部員として適性があるかの参考になると思います。
問い1: 面倒くさいメールがくると、放置プレーをしてしまう
私生活でメール返すの面倒くさい人も多いと思いますが、資材の仕事ではNGです。
面倒くさいな・・・
と思って置いておくと、仕事がどんどん溜まってしまいます。
そのうち、メールの存在も忘れてしまい、業務が滞留してしまいます。
そんな人いるの!!?
と思うかもしれませんが、資材歴長い人でもたまに出くわします。
80点を意識してクイックレスポンスを心がけましょう。
問い2:何かに追い立てられるのは嫌い
資材業務には、価格分析や方針立案など、ゆっくり時間をかけて考える必要があります。
一方で、資材の業務は日々上司や関係部門から問い合わせや依頼が多いです。
常に、色々な業務を抱えながら仕事をする必要があります。
何かに追い立てられるのは嫌いな人は、自分自身で業務の優先順位をつけるなど工夫が必要です。
問い3:人と話すのが苦手
こういう人は残念ながら、資材部門には向いていないかもしれません。
基本的に資材の仕事は、社外取引先と社内関係者の橋渡し役です。
常にだれかとコミュニケーションを取りながら仕事をする必要があります。
もし、「誰とも話さずに仕事がしたい」という方は資材以外の仕事を選びましょう。
問い4:一日、事務所でパソコンと睨めっこは無理
資材の仕事は事務処理が多いので、基本はデスクの前に座っていることが多いです。
もちろん現場に行ったり、会議をしたり、時には出張もあります。
でも基本は机に座って作業することが多いことを理解しておきましょう。
(机仕事は無理!という人は資材よりも営業の方が向いているかもしれません)
まとめ
この記事のまとめです。
・資材部門はまずは事務処理能力を身に付けよう!
・そして働きながら、資材センスを身に付けていこう!
・そして事前に自分が資材の業務に向いているか知ろう!
資材業務は、会社によっても業務内容は違います。
でもどの会社でも共通して求められるのは「事務処理能力」です。
事務処理を早く片付けて、付加価値の仕事に取り組めるようになりましょう。
またこの記事のチェックリストで、資材部門を何となくでもイメージ頂けると嬉しいです。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
良かったら、他の記事も読んでみて下さい。きっとあなたの役に立つ情報があると思います。
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