購買の仕事は楽です【但し80点のクイックレスが出来る人限定】

資材業務について
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こんにちは、コロスケです。

今日は購買の仕事が楽というテーマでまとめていきます。

  

近年、企業の終身雇用制が崩壊してきています。

人材の流動性が高まり、一つの会社に最初から最後まで勤め上げる人の比率は減少してきています。

  

これはどういうことかというと、今までのように会社へ忠誠を誓っても報われない時代になってきたことを意味します。

若い頃に安月給で頑張って残業して会社に貢献し、40代後半から50代でそのリターンを得るというルールが適用されないということです。

   

つまり、今の20代から40代前半のサラリーマンは、安月給で働くけれども後半のおいしいところを貰えないのです。

   

これって、頑張って就活戦線を乗り越えて大手企業に入った人たちのとってみると詐欺みたいなものですよね。

しかし、詐欺だ!と訴えても会社は聞いてくれません。では僕たちはどうしたらよいのでしょうか。

  

答えは、「会社への依存度を減らし、副業で稼ぐ、もしくは自分への投資で自分の市場価値を高める」の二つです。

   

この会社への依存度を減らす一番の方法が、定時で帰ることなのです。

では、メーカーの職種である購買/資材業務の仕事は定時で帰れるくらい楽なのでしょうか。

  

今回は、資材歴10年の著者が購買の仕事は楽なのか、というテーマでまとめていきます。

購買/資材への就職・転職を考えているけど、楽なのか知りたいという方の疑問を解決していきます。

 

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結論:購買・資材調達の仕事は楽です【但し条件があります】

 

結論

・購買/資材の仕事は楽です。定時で帰れます。

・但し、80点のクイックレスポンスが出来る人限定です。

   

結論から申し上げると、購買の仕事は楽です。

定時での帰宅は可能です。僕は、現在メーカーの資材部員として働いていますが、月の残業時間は5時間程度です。

   

では、何故条件付きかと言うと、僕の部署でも毎月40時間以上残業している人が沢山いるからです。

資材の仕事は大変そう、毎日帰りが遅いというのはこの人たちの実績からついた印象です。

  

中には、資材の仕事にやりがいを感じて仕事にコミットしている人もいます。

ただ多くの資材部員は、資材の適正が無いために長時間の残業を強いられています。

  

じゃあどうやったら毎日定時で帰れるようになるの?

 

詳しく解説していきます。

 

購買の仕事が楽な理由

購買/資材の仕事が楽な理由は以下の通りです。

  

・資材が必ずやらなければいけない仕事は「発注」「納期確認」「資料作成」のみ

・頼まれ仕事の作業量は減らせる

・先手先手の仕事の進め方で効率良く仕事が出来る

  

発注して納期確認して、資料を作成するだけです。定時で帰れそうですよね?

  

資材の仕事は複雑でやることが沢山あるというのは、組織や上長が資材の付加価値を出そうとしているからです。

シンプルに考えると残業をしてまでやる量の仕事はありません。

資材の人が残業する一番の理由は、「社内の人からの頼まれ仕事で手一杯」になっているからです。

朝から定時まで一生懸命仕事をしたけど、まだ発注・納期確認が終わっていない。というのは頼まれ仕事しかやっていないからです。

  

じゃあどうやって頼まれ仕事を減らせば良いのか教えてよ!

  

資材の仕事は、取引先と社内の間立って色々仕事するのが使命です。

ですので、必然的に問い合わせは多い部署になります。問い合わせに対応するのも資材の仕事ですのでもちろん、無視したりはしません。

  

ただ依頼されたことを全て引き受けていないですか?本当に資材が間入る必要がありますか?

  

例えば、設計者から「取引先と技術的なやりとりしたいからメール送ってくれ」と言われたケースを想定しましょう。

 

まさか、設計者からの依頼を毎回メールに起こして取引先に送り、自分でそのやりとりをしていないですよね?それは伝書鳩です。

何の負荷価値も生み出していません。

   

そういう場合は、設計者の連絡先を教えて直接やってもらえば良いのです。

こういう付加価値の低い仕事をしていては一生仕事は終わりません。

  

それは分かったけど、毎日の発注、納期確認だけでも手一杯だよ!

 

資材の業務の良いところは先手先手で仕事を進めていけるところです。

そして自分自身の裁量で効率化が出来るのも良いところです。

  

例えば毎日の発注作業を例にとってみましょう。

発注は「見積依頼」「価格査定」「決裁伺い」「発注手続き」に分割できます。

   

社内からの依頼の度に上記作業を全て行っていては確かにとても大変です。

ただ、見積依頼で見積書を取得するのも本当に毎回やる必要がありますか?有効期限を1年間にしてもらえば、毎回の見積依頼は不要です。

 

価格査定も1年間有効の見積を取り、事前に査定を終えれば毎回やる必要はありません。

決裁伺い・発注手続きも社内の仕組みで自動化できませんか?(おそらく出来るはずです)

 

こう一つずつ分析してみると、資材の大きな仕事である発注も、計画的にかつ効率的に進めればそんなに大変ではありません。

 

これらの説明から分かるように、資材の仕事はとても楽で定時で帰れる部署であることが分かると思います。

確かに本当に必要なことを見極めると資材の業務はスリムになるね

 

但し、定時で帰るには条件があります。

先ほどご説明したように、資材の仕事は楽です。

  

ただ実際資材部は残業している人がとても多いです。では何故残業しているのでしょうか。

資材部員で残業している人を分類すると以下の通りです。

 

・メーカー発掘、社内事業とりまとめなど付加価値の高い仕事をしている

・日々の業務を処理しきれない

 

1つ目の付加価値の高い仕事をしている人は、いずれ出世します。

会社での出世を目指すなら付加価値の高い仕事で残業しましょう。

  

問題は二つ目です。楽な仕事のはずなのに何故処理しきれないのでしょうか。

 

いつまでも仕事が減らないのは何故なのかなぁ?

 

答えは、「事務処理のスピードが遅いから」です。

先ほど申し上げましたが、資材は色々な部署から多種多様な問い合わせを多く受けます。

これら問い合わせに効率良く対応できていない場合、問い合わせがたまってしまいます。

 

基本的に問い合わせについては、80点のクイックレスポンスが求められます。

  

なぜなら社内関係者からは素早い回答が求められているからです。もし20点不足がある場合は、相手から指摘されるので、それから対応すれば大丈夫です。

  

もしそれでも仕事が終わらない場合は、業務負荷が高すぎる可能性がありますので、一度自分の業務内容を整理してみた方が良いです。

  

また別の記事に資材部に向いている人についてまとめましたので、詳しくはそちらを見てみて下さい。

 

最後に

購買/資材の仕事は楽です。但し、80点のクイックレスポンスが必要ですが、コツさえつかめば大丈夫です。

  

資材部員は、みんな入ってから色々業務を覚えますので、未経験からでも大丈夫です。(専門性が求められる設計者とは違う)

この記事を読んで購買・資材部門に少しでも興味をもってくれたらうれしいです。

 

このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。

 

良かったら、他の記事も読んでみて下さい。きっとあなたの役に立つ情報があると思います。

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