この記事では、2020年2月末から始まったコロナショック相場1stステージをまとめています。
コロナショックが始まってから1か月以上経過しました。
一旦相場が落ち着いたので、この1か月間を振り返ってみます。
あるかもしれない2番底の時の時の対応や、10年後に起こるかもしれない別の暴落の時の備忘録とします。
あまり有益では無いかもしれませんが、こんな投資をしている人がいるんだと参考になればうれしいです。
【備忘録】コロナショック1stステージ振り返り|反省点と今後の方針
投入済み資金が少なかったこともあり、比較的落ち着いて投資が出来ました。
4月の段階で、株価は反発していますが、5年後振り返ってみた時には、今の株価でも割安だったと言えると思うので、買付額の倍増は継続します。
そして1番底を下回る展開があれば、追加でスポット購入していくことにします。
コロナショック:20年1月~2月中旬
世界で起きたこと:20年1月~2月中旬
・1月~中国で感染が徐々に拡大
・2月頭の春節が延長される
・春節明けから中国では生産活動が停滞
・2月からは、日本を含む世界各国で感染が確認されるようになる
2月中旬頃までは、コロナウイルスは中国の問題と考えられていました。
中国の感染者の動向、各国の水際対策が注目されていました。
製造業では、中国での製造が停止したことで、中国製品の供給停止が深刻な問題となりました。
株価の値動きと投資実績:20年1月~2月中旬
2月中旬までは株価は暴落せず、高値圏を維持していました。
当時の相場は、ダウが29,500ドル、日経23,500円と高値圏でした。
米中貿易戦争が続いているにも関わらず調整が入らなかったので、明らかに割高でした。
そのため、定期買付以外の投資はせずに静観していました。
コロナショック:2月末~3月末
世界で起きたこと:2月末~3月末
・欧米での感染者が拡大
・欧米、東南アジア各国で非常事態宣言が出される
・医療崩壊となる国も出始める
3月から世界各国で感染が拡大。3月には中国よりも欧米での感染者の方が多くなりました。
世界各国で人と移動が制限され、世界経済に深刻な影響を及ぼし始めました。
日本では3月頃からトイレットペーパーの買い占め、マスク不足が社会問題となりました。
(トイレットペーパーは、中国からの輸入が途絶えるのでは?というデマが発端)
株価の値動き:2月末~3月末
・ダウ29,500⇒18,000ドル台へと暴落
・米国サーキットブレーカー(取引停止)が頻繁に発動
・日本23,500円→16,000円台へと暴落
・毎日1000円&ドルの激しい値動きで感覚がマヒしてくる
・ドルが上昇
・仮想通貨・金も一時的に下落
・原油が暴落(60ドル⇒20ドル)(協調減産破綻、サウジVSロシア)
コロナ感染拡大と原油暴落のダブルパンチでたった1か月で30%も下落しました。
原油の暴落が無ければここまで下がらなかったかもしれません。
個人的には、暴落で円安に動いたのが意外でした。
感覚的に暴落=円高のイメージがあったので、一時的に円高に振れた時のチャンスを逃しました。
SPYDをナンピン買い:2月末~3月末
事前に投資方針を確立出来ていたので、暴落が来ても慌てずに済みました。
暴落時に買うと決めていたSPYDを下落に合わせて買い増しし続けました。
買い増した日:2/25、2/26、3/8、3/11、3/17、3/19、3/27
結果として、2/25、2/26あたりに買ったものは高値掴みになってしまいました。
ただ、2018年末のようにスポット下落だった可能性もあったので、徐々に買ったこと自体は間違えていなかったと思います。
ただ3月後半になって、暴落の長期化を心配して買い付け額を少し減らしてしまったのが反省点です。(後半の方が値段が安かった)
金額が減るにしたがって投入額を増やすべきでした。
定期買付:3月分
SPYDとHDVの定期買付も継続しました。
日本の個別株購入:3月
日本市場は17,000円を割ったあたりから購入を開始しました。
買った当時は、次の日に更に下がる展開でした。
その時は、これ以上の購入は含み損が更に膨らむ結果になる気がして、3月分としては上記5銘柄だけにしました。
やはり日本の個別株は、ETFと違ってリスクが高いので、時期を分散させる意味で一気に購入しなかったのは正しかったと思っています。
個人的には初めての暴落で、落ちるナイフを掴みに行けたのは良かったです。
好機でドル転できず:3月頭
コロナショックで暴落が続き、ドルは一瞬だけですが102円になりました。
ただその後はすぐ110円迄円安に戻りました。
リーマンの時のように円高になると思ったのですが、予想が外れました。
「有事の現金」だったようで、みんなドルを買いに走ったようでした。
SPYDを買うためのドル資金が不足しているので、102円の時にドル転できていればと後悔しました。
ドルが潤沢にあれば3月末にもっと買っていたかもしれません。
為替は暴落時は上げ下げがすごいので、自分が良いなと思ったタイミングを逃さないのが重要だと学びました。
コロナショック:4月前半
世界で起きたこと:4月前半
・日本でも感染者数が増え、緊急事態宣言が7都府県に発令
・欧米の感染者・死亡者が急増
・アメリカは失業申請が3週間で1,600万件を超える
・原油の協調減産合意(しかし原油は上がらず)
欧米は医療崩壊を起こし、死者が急増しました。
各国は感染防止のため、国際便の運航が停止され、ロックダウン(都市封鎖)が行われました。
日本でも緊急事態宣言が出されました。
日本ではロックダウンこそ行われませんでしたが、外出自粛など実態経済に大きな影響が出ました。
また巣もごり需要&供給停止で、任天堂スイッチの価格が暴騰しました。
株価の動き:4月前半
4月頭から各国が史上最大規模の金融政策を発表しました。
その結果、株価は反発。たった1週間くらいで、ダウ23,000ドル、日経19,000円を回復しました。
暴落も早かったですが、反発するのも非常に早かったです。
定期買付:4月分
4月頭の定期買付から、買い付け額を2倍に増やしました。
直近では株価が戻っていますが、5年、10年の長期スパンで見た時、今の価格は割安だと確信しているので、株数を積み上げに行きます。
株の値動き次第ですが、今年いっぱいは定期買付を増やすのは継続する予定です。
スポット買い(アメリカ・日本):4月前半
反発が早く、4月前半は全く買う機会がありませんでした。
一番底を意識して、SPYDと個別株で指値を入れていましたが、全然刺さりませんでした。
1番底でもっと買っておけば・・・という欲と、最低限買えてよかったという2つの気持ちが入り混じっています。
個人的には実体経済と乖離した株価上昇だと思っているので、どこかで調整が入ると思っています。
ただ株価を読むのは出来ないので、きたときに慌てず対応できるように準備しておきます。
コロナショック1stステージで良かった点
・日本株を17,000円割ったあたりで買えたこと
・SPYDをしっかり買い増し出来たこと
・予算を意識して徐々に資金投入できたこと
今回の暴落では狼狽せずに致命傷を負わなかったことが一番の成果でした。
まずまずの結果だったと思います。
コロナショック1stステージの反省点
・SPYDの積立額を価格が下がった後半に減らしてしまったこと
・円高のタイミングを逃したこと
SPYDはこんなに一気に下がると思わず、途中で少し躊躇してしまいました。
本来は価格が下がるにつれ、買い付け額を増やすべきだったのに逆の行動を取ってしまいました。
次の暴落があれば、徐々に資金を増やす工夫をしていきたいです。
まとめ:4月以降の方針
・HDV・SPYDの買い付け額を増やすのを継続する
・105円になった段階である程度まとまった額をドル転する
・1番底を下回る場面が来れば、スポット買付を徐々に行う
・資金枯渇だけには注意する
来るか分からない2番底ですが、きたときに慌てない様に今から少しずつ準備をしていきたいと思います。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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