あなたの給料が上がらない理由を解説【会社はあなたより株主を優先】

あなたの給料が上がらない理由を解説 その他
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この記事では、あなたの給料が上がらない本当の理由を解説しています。

   

この20年間、日本のサラリーマンの給料は、全然増えていないことをご存知でしょうか。

  

国税庁HPにある民間給与実態統計調査結果を元に著者がグラフ化

   

サラリーマンの給料はバブル期をピークに、減少・横ばいが続いています。

むしろ、20年前より税金ばかり増えていて、手取り額は少なくなっています。

     

でも何で、一生懸命働いているのに給料が増えないの?と思ったことはありませんか?

  

この記事では、「僕たちの給料が上がらない理由」を詳しく解説していきます。

    

・何で僕たちの給料は増えないの?

・会社が稼いだお金はどこへ消えているの?

・給料が増えない時代に、僕たちはどうすれば良いの?

   

これら疑問を解決します。

   

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あなたの給料が上がらない理由を解説【会社はあなたより株主を優先】

給料

    

僕たちの給料が上がらない理由は以下の通りです。

   

・会社は、あなたよりも株主を大切にしているから

・会社の利益は人件費では無く、配当に回っている

   

給料が上がらないのは、僕たちのせいではありません。

資本主義社会という仕組みのせいです。

   

資本主義社会では、会社は株主のものです。

そのため、経営者は従業員よりも株主を大切にしています

   

経営者は従業員を「人件費」というコストとして考えています。

なので、出来る限り人件費という名の「給料」は減らすべきものとなっています。

  

もう少し僕たちの給料が減らない理由を深堀していきます。

   

18年間で人件費は3%、配当金は542%上昇。

会社の経営者が、僕たち従業員を大切にしていないデータがあります。

    

日本企業の配当金と人件費推移(指数)
財務総合政策研究所 年次別法人企業統計調査を元に著者がグラフ化

   

2000年からの18年間で、僕たちの給料(人件費)は、3%増加しました。

一方、会社が株主に支払う配当金は、なんと542%も増加しました。

   

つまり会社が稼いだお金の大半は、株主に還元されているのです。

  

でも何でここまで露骨に株主を優先しているのかな?

   

配当金は増加する一方で、給料が上がらない理由は?

株主への配当金が増える一方で、僕たちの給料が増えない理由は2つあります。

  

・海外の機関投資家が増えたから

・海外の安い人件費と比較されているから

    

【配当金が増えた理由】海外の機関投資家が増えたから

配当金が増えている理由は、日本の市場に海外の投資家が増えたからです。

  

部門別株式保有比率(機関投資家の比率)
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/examination/tvdivq000000ci16-att/bunpu2013_3.pdf

  

上記グラフは、日本の株を買っている人たちの比率です。

1970年には5%だった外国法人の比率が、30%以上に増えています。

  

外国の機関投資家たちは、モノ言う株主が多いので、ため込んだキャッシュを株主に還元するように強く要請しています。

 

その結果、2000年以降の18年間で配当金の金額が5.4倍に増加しました。

  

【給料が増えない理由】海外の安い人件費と比較されているから

僕たちの給料は、常に外国の安い人件費と比較されています。

製造業では、中国・東南アジアの方が競争力が高かったため、どんどん海外移転が進みました。

  

飲食業でも、安い人材を求めて外国の出稼ぎ労働者を活用するなど、とにかく人件費が抑えられています。

  

こんな状況なので、「給料をあげろ!」なんて言うと、

「じゃあ海外の人材にするんで、あなたは結構です」

と、言われかねない状況に置かれています。

    

給料が上がらない時代に僕たちはどうすれば良いのか?

  

給料が上がらない時代に僕たちはどうすれば良いのでしょうか?

  

・専門性を高め、会社に求められる人材になる

・僕たちも株主になる

   

僕たちにできることは2つです。

自分自身の専門性を高めること、そして資本家側(株主)になることです。

  

会社に文句を言うよりも、今すぐできることから始めましょう。

   

専門性を高め、会社に求められる人材になる

日本の会社は、終身雇用制&年功序列制度が一般的でした。

1つの会社に定年まで働くことを前提に、徐々に給料が上がっていく仕組みでした。

   

そのため、どんなに頑張って働いても40代以降にならないと給料が大きく増えない仕組みでした。

  

でも最近になってようやく優秀な人材には、新卒から給料を上げるようになってきました。

  

日本のIT(情報技術)大手が若手の研究者や技術者の報酬を増やす。NECは優秀な研究者には新入社員でも年収1000万円以上を支払う制度を導入する。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47133950Z00C19A7MM8000/

   

AI、ITなど時代が求める人材は、最初から高い給料で働くことが出来るようになりつつあります。

   

でも、いきなり1000万円なんて一部の例外じゃない?

  

確かに、新卒で1000万円も貰えるのは一握りの人たちです。

普通のサラリーマンである僕たちが1000万円もらうためには、相当なスキルを身に付ける必要があります。

 

コツコツとスキルを積み上げていくとしても、実際問題として、明日からいきなり1000万円の人材になるのは難しそうですよね。

  

僕たちも株主になる

会社からの給料が上がらない時代、今すぐ僕たちが出来るのは「株主」になることです。

株主として会社のオーナーになり、会社の利益を享受することが手っ取り早いです。

  

株券さえ買えば、あなたもすぐに株主になれます。

 

今まで説明したように、会社員の人件費は横ばいが続いています。

会社員のままでいても、大幅な給料UPは期待出来ません。

 

それよりも株主になって企業の成長の恩恵を享受しましょう。

  

まとめ:給料アップを期待するより、さっさと株主になろう

まとめです。

   

・給料アップは今後も期待するのは難しそう

・それよりも、さっさと株主になって企業の成長の恩恵を享受しよう

   

会社に給料アップを期待してもムダです。

会社は、僕たち従業員よりも株主を大切にしています。

  

それなら、僕たちも株主にしてもらって会社から優遇される道を選びましょう!

今までと違った世界が見えてくるはずです。

   

このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。

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