INTEL(インテル)の株価が下落!株価が安い理由を詳しく解説

INTEL(インテル)の株価が下落!株価が安い理由を詳しく解説株/ETF/投資信託
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こんにちは、コロスケ(Twitter)です。

この記事では、INTEL(インテル)の株価が下落している理由を解説します。

       

最近、インテルの株価が右肩下がりです。

      

【出典】Google市場概説_インテル株価推移
【出典】Google市場概説_インテル株価推移

        

株価が下がっており、指標的にも割安感が出ております。

でも世界トップの半導体メーカーの株価がどうして下がっているのでしょうか?

     

そこで本記事では、インテルの株価が下がっている理由を詳しく分析します。

インテルへの投資を考えている方に、役立つ情報をお届けします。

          

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INTEL(インテル)の株価が下落!株価が安い理由を詳しく解説

     

インテルの株価が下落している理由をまとめました。

        

・サプライチェーンの在庫が溜まっており、在庫調整局面になっている

・設備投資費用の負担が重くなっている

・競争圧力(AMDの存在)

       

2022年は半導体の需要が減少しており、調整局面に入りつつあります。

こうした市況の変化によって、インテルの株価が下がっております。

     

詳しく分析していきます。

         

インテルとは?【ざっくり解説】

そもそもインテルは、どういう会社なのでしょうか?

       

・アメリカの大手半導体メーカー

・CPU等を設計・製造・販売

・半導体の世界売上ランキングで第1位(2021年)

・半導体工場を保有する垂直統合型の企業

        

インテルは、世界でNo1の半導体メーカーです。

パソコンの頭脳と呼ばれる「CPU」を設計・製造しています。

    

インテルは、パソコンのCPUで圧倒的なシェアを誇ります。

パソコン市場の拡大と共に、インテルは急速に売上を伸ばしてきました。

      

世界No1の半導体メーカーであるインテルは、なぜ最近不調なのでしょうか?

      

サプライチェーンの在庫が溜まっており、在庫調整局面になっている

2021年は、世界的に半導体不足が社会的な問題になりました。

多くの製造業が、半導体が無くモノが作れないという状況に陥りました。

      

       

多くの製造メーカーが半導体を確保するために、いつも以上に多めの手配をかけました。

そして、徐々にサプライチェーン上の在庫が増加してきました。

     

2022年4月頃になると、在庫過多になったメーカーが徐々に在庫調整を始めました。

その結果インテルの売上は、予想より急速に悪化しました。

     

【グラフ】インテル_売上・営業利益率推移※著者作成
【グラフ】インテル_売上・営業利益率推移※著者作成

     

利益については、更に厳しい見通しとなっています。

      

【グラフ】インテル_EPS、配当、配当性向推移※著者作成
【グラフ】インテル_EPS、配当、配当性向推移※著者作成

      

上記の通り、2022年の利益(EPS:1株純利益)は大きく下方修正されました。

21年度比で「57%も減少」する厳しい見通しとなっています。

         

ここまで大きく売上がダウンした理由をインテルは、以下の通り述べています。

      

PC需要の軟化にともなう減収。主にコンシューマー向けおよび教育向けPCの需要が軟化

       

コロナ禍以降、テレワーク・在宅学習をする機会が増えました。

その結果、パソコンの需要は急増しました。

しかし2022年になり、パソコン需要が一巡しており、調整局面に入ってきております。

    

インテルの主要マーケットは、パソコン向けです。

その主力の市場の調整によって、一気に売上がダウンしているのです。

      

設備投資費用の負担増加

世界の半導体市場では、設計と製造を分離する水平分業型のビジネスが主流になりつつあります。

しかし、インテルは設計と製造を両方保有する「垂直統合モデル」です。

      

     

先端プロセスの製造設備は、年々費用が高くなってきております。

そのため現在先端プロセスの設備投資ができる企業は、世界でも限られております。

これまでインテルは、CPUの高いシェアと高い利益率を背景に設備投資競争に打ち勝ってきました。

    

2022年には、アメリカのオハイオ州で新たな半導体工場を設立するために「200億ドル=2.3兆円」もの莫大な設備投資をすることを発表しています。

      

インテルは、先進的な半導体の需要を満たすために生産を増強し、インテルの新世代の革新的な製品を強化し、ファウンドリの顧客のニーズに応えるために、オハイオ州に2つの新しい最先端チップ工場の建設に200億ドル以上を投資することを計画しています。

【出典】Intel_Our newest U.S. manufacturing investment

     

1社単独で2兆円もの投資をするのは、さすが世界No1の半導体企業ですよね。

ですが、半導体設備投資費用が年々増えており、インテルの経営の負担になっています。

      

【グラフ】インテル有利子負債額推移
【グラフ】インテル有利子負債額推移

    

上記の通り、徐々にではありますが有利子負債の比率が増えてきております。

直近の決算資料でも「設備投資が利益を押し下げている」事が書かれています。

      

利益減の理由

製品および、半導体微細化プロセスロードマップへの投資

       

こうした設備投資の重荷によって、営業利益が押し下げられていることが、株価下落の大きな要因となっています。

       

競争圧力(AMDの存在)

これまでパソコンのCPUといえば、インテルの独壇場でした。

しかし近年は、ライバル企業である「AMD」が台頭しています。

     

Mercury Researchの調査によると、AMDのシェアは年々伸びており、2021年4Qではシェア25%になっています。

     

【出典】Mercury Research AMD closes 2021 with record x86 CPU market
【出典】Mercury Research AMD closes 2021 with record x86 CPU market

       

このようにインテルは、AMDにシェアを奪われつつあります。

これが決算にも表れており、インテルは売上が冴えない一方で、AMDは売上を伸ばしています。

     

こうした競合メーカーの存在によって、今後の売上拡大が疑問視されていることも株価が低迷している大きな要因となっています。

      

株価の下落により気がついたらバリュー銘柄化

インテルは、2022年に株価が急落しています。

      

【出典】Google市場概説_インテル株価推移
【出典】Google市場概説_インテル株価推移

      

その結果、インテルは最近バリュー銘柄化しています。

      

PER:15.5倍(22年度予想ベース)、7.3倍(21年度利益ベース)

配当利回り:4.1%(22年度予想ベース)

        

22年度は利益減少でPER15倍と、そこまで割安感はありません。

しかし、21年度レベルまで回復すると考えるなら、割安に見えます。

     

また配当利回りも4%を超えております。

減配しないと考えるなら、魅力的な水準です。

     

元々インテルは、自社株買いなど、株主還元に積極的です。

一時的な株安であると考えられるなら、バリュー投資先の候補になると考えられます。

     

まとめ:インテルの株価が下落!株価が安い理由

インテルの株価が下落している理由まとめです。

       

・サプライチェーンの在庫が溜まっており、在庫調整局面になっている

・設備投資費用の負担が重くなっている

・競争圧力(AMDの存在)

     

インテルは、上記理由で最近は株価が下がっています。

一方で株価の下落により相対的にバリュー投資としての魅力が増しています。

     

インテルが今後、AMDとのシェア競争に打ち勝ち売上を今後も伸ばせると考えるなら、投資検討に値すると思います。

     

最近インテルは、ファウンドリビジネス(他社の半導体製造を請け負うビジネス)を強化しています。

その一環でイスラエルのTower Semiconductorを買収するなど、収益の多角化を進めるなど、様々な施策を講じています。

   

これからも、半導体No1企業のインテルの動向に注目していきたいと思います!

    

尚本記事は著者の意見をまとめたもので、投資を推奨するものではありません。

投資は自己責任にてお願い致します。

       

        

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