納期問題が落ち着いてヒマになったら何をすべき?【資材部員が解説】

納期問題が落ち着いてヒマになったら何をすべき?【資材部員が解説】 生産性向上
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こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。

最近、納期問題も落ち着いてヒマになってきました。

      

      

1年前の嵐が嘘のようだね

       

今まで納期問題に奔走していたのが嘘のようです。

納期が安定しすぎて、逆に落ち着きません笑。

僕以外のバイヤーの方も、同じように落ち着きつつあるのではないでしょうか?

    

そこで今回は、ヒマになった時にやるべきことを解説していきます。

        

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納期問題が落ち着いてヒマになったら何をすべき?【資材部員が解説】

       

納期問題が落ち着いて、やることがなくなった方にオススメする業務をまとめました。

       

項目 説明
業務効率化 ①データベース整理 調達品目の情報を整理分析する。価格、リードタイム、商流、工場所在地などを確認して一つのリストにまとめること。
②定例業務の効率化 普段の業務を見直し、効率化できる点を確認する。無駄な資料作成を止めたり、様式の見直しをすること。
③業務の自動化・システム化 VBAなどを使って業務を自動化したり、新しいシステムを導入すること。
守りを固める ①生産中止案件への対応 生産中止案件に抜け漏れがないか、きちんと対応が完了しているかフォローアップすること。
②将来的に対応が必要になる事への対応 期限が先の課題に取り組むこと。将来的な課題に先行して対応し、負荷を軽減する。
やりたいことをやる ①工場見学 工場見学を通じて、調達品の知識を深める。暇な時こそ行くべき。
②調達品の分析 調達品の価格情報を分析し、価格低減案や価格交渉のネタを見つける。
③新規メーカの発掘導入 自分が見つけたサプライヤーをQCDで評価し、導入までもっていく。
④転注・VA検討 製品の生産を別のサプライヤーに移すことや、VA活動を進めることでコスト削減を目指すプロセス。

      

この中から、自分が好きなことに取り組んでみるのがおすすめです。

詳しく解説します。

      

業務効率化

業務効率化は、働き方改革の一環として重要なテーマです。

暇な時こそ、業務を効率化すべきです。

     

業務効率化を進めると、忙しい時にも余力が生まれます。

そして、その余力を生かしてさらに業務を効率化する好循環が生まれます。

    

今回は、業務効率化の3つのポイントを具体的にご紹介します。

        

項目 説明
業務効率化 ①データベース整理 調達品目の情報を整理分析し、価格、リードタイム、商流、工場所在地などを確認して一つのリストにまとめること。
②定例業務の効率化 普段の業務を見直し、効率化できる点を確認する。無駄な資料作成を止めたり、様式の見直しをすること。
③業務の自動化・システム化 VBAなどを使って業務を自動化したり、新しいシステムを導入すること。

      

まず、データベース整理です。

調達品目の情報を整理し、価格・リードタイム・商流・工場所在地などを一つのリストにまとめましょう。

リストを作成することで情報が一目でわかり、今後の業務が圧倒的に効率化されます。

またデータベース整理を行うことで、将来的に発生する問題を事前に把握し対策を立てることが可能になります。

        

次に、定例業務の効率化です。

普段の業務を見直し、効率化できる点を見つけましょう。

無駄な資料作成をなくす取り組みや、資料の様式見直し、業務フローの改善が有効です。

また、ミーティングの効率化やタスク管理ツールの活用も効果的です。

効率化することで、余裕が生まれ、更なる業務効率化が進みます。

    

最後に、業務の自動化・システム化です。

VBAを使った自動化や新しいシステムの導入により、業務効率が劇的に向上します。

他にもRPA(ロボットプロセスオートメーション)を導入することで、繰り返しの作業や簡単な判断を自動化できます。

これにより、付加価値の高い業務に注力できるようになります。

       

           

最後に、業務効率化は一度で完結するものではありません。

継続的に取り組むことが大切です。

時代の変化や新技術の導入に対応し、組織が常に進化し続けることが求められます。効率化の取り組みを継続し、効果を最大化していきましょう。

          

守りを固める業務

余裕があるときに、自分の業務の守りを固めるのは非常に大切です。

    

忙しい時期には大切な課題に注力する一方で、喫緊ではない課題は放置されがちです。

しかし、余裕が生まれた時に守りを固めることで、将来的な問題の芽を摘むことができます。

       

個人的に、仕事が遅い人は守りを固めるのが下手な印象があります。

先んじて行動をすることで、未来の自分が楽になります。今回は、守りを固める上で重要な2つのポイントを具体的にご紹介します。

        

項目 説明
守りを固める ①生産中止案件への対応 生産中止案件に抜け漏れがないか、きちんと対応が完了しているかフォローアップすること。
②将来的に対応が必要になる事への対応 期限が先の課題に取り組むこと。将来的な課題に先行して対応し、負荷を軽減できる。

      

まず、生産中止案件への対応です。

実はこれが最重要で、疎かにされがちですが、モノが買えなくなると深刻なトラブルになります。

そのため、生産中止案件に抜け漏れがないか、きちんと対応が完了しているかフォローアップすることが大切です。

定期的に情報をチェックし、代替品の検討や在庫管理の見直しを行いましょう。

      

次に、将来的に対応が必要になる事への対応です。

これは期限が先の課題に取り組むことを指します。

例えば、3か月後に発生する業務を今のうちに片づける事です。

将来的な課題に先行して対応することで、将来的な自分の負荷を軽減できます。また、リスク管理の観点からも早期対応が重要です。

        

守りを固めることで、将来的な問題を未然に防ぐことができますし、業務効率も向上します。

また予期せぬトラブルが発生した場合でも、対応力が高まります。

      

これらのポイントを意識して、将来のトラブルの芽を摘んでいきましょう。

       

自分がやりたいことをやる

最後に、ヒマになったら「自分がやりたい事」に取り組みましょう。

上司からの指示に取り組むのも大切ですが、個人的には自分がやりたいと思っていることに取り組むことの方が大切です。

その理由は、自分がやりたいことの方がやる気を持って取り組め、結果的に成果につながりやすいからです。

     

自分がやりたいことの具体例として、以下の4つをご紹介します。

       

項目 説明
やりたいことをやる ①工場見学 工場見学を通じて、調達品の知識を深める。暇な時こそ行くべき。
②調達品の分析 調達品の価格情報を分析し、価格低減案や価格交渉のネタを見つける。
③新規メーカの発掘導入 自分が見つけたサプライヤーをQCDで評価し、導入までもっていく。
④転注・VA 製品の生産を別のサプライヤーに移すことや、VA活動を進めることでコスト削減を目指すプロセス。

       

工場見学は、工場見学を通じて調達品の知識がより深まります。

自分の知的好奇心を満たせるので一石二鳥です。

忙しい時にはなかなか行けないため、暇な時こそどんどん行くべきです。

最近は納期も落ち着いてきたので、取引先も受け入れてくれやすくなっています。

       

        

調達品の分析では、調達品の価格情報を分析してさまざまな方針を立てます。

分析をすることで、安価部品への置き換えによる価格低減案が見えたり、価格交渉のネタが見つかります。分析が好きな人におすすめです。

        

新規メーカの発掘導入は、バイヤーの醍醐味です。

自分が見つけてきたサプライヤーをQCDで評価して導入までもっていくことができます。期間もかかるし苦労も多いですが、やりがいにつながる業務です。

       

自分がやりたいことに取り組むことで、自らのスキルアップやキャリア形成にも繋がりますし、組織全体の活性化にも貢献できます。

まずは自分が興味のある分野を見つけ、積極的に取り組んでみてください。

自分がやりたいことを追求することで、業務の質も向上し、仕事への情熱も高まるはずです。

      

まとめ:ヒマになったら何をすべき?

ヒマになった時にやるべきことをまとめました。

     

項目 説明
業務効率化 ①データベース整理 調達品目の情報を整理分析し、価格、リードタイム、商流、工場所在地などを確認して一つのリストにまとめること。
②定例業務の効率化 普段の業務を見直し、効率化できる点を確認する。無駄な資料作成や様式の見直しをすること。
③業務の自動化・システム化 VBAなどを使って業務を自動化したり、新しいシステムを導入すること。
守りを固める ①生産中止案件への対応 生産中止案件に抜け漏れがないか、きちんと対応が完了しているかフォローアップすること。
②将来的に対応が必要になる事への対応 期限が先の課題に取り組むこと。将来的な課題に先行して対応し、負荷を軽減できる。
やりたいことをやる ①工場見学 工場見学を通じて、調達品の知識を深める。暇な時こそ行くべき。
②調達品の分析 調達品の価格情報を分析し、価格低減案や価格交渉のネタを見つける。
③新規メーカの発掘導入 自分が見つけたサプライヤーをQCDで評価し、導入までもっていく。
④転注・VA検討 製品の生産を別のサプライヤーに移すことや、VA活動を進めることでコスト削減を目指すプロセス。

      

ヒマな時は、普段とは違うことができるチャンスです。

個人的には、ヒマな時こそ、さらにヒマになるように努力すべきだと思っています。

    

皆さんがヒマな時に実践していることがあれば、ぜひ教えてください。

この記事が参考になれば幸いです。

       

       

      

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