こんにちは、コロスケです。
今日は、うざい・むかつく資材部員がテーマです。
偉そうな態度をとって色々指示してくる資材部員ってうざいし、むかつきますよね。
どうしてああいう態度になってしまうのでしょうか。
・ どうして資材部員はあんなにむかつくのか?うざいのか
・ むかつく資材部員への対処法が知りたい
今回は、日々資材部門とやり取りをしている営業の方向けに、むかつく資材部員への対処法を解説していきます。
資材調達・購買部員がむかつく・うざいのは何故なのか?
資材部門がうざい・むかつくと思われてしまう原因は上記2つです。
主に資材部員そのものの資質と客先の会社の風土と二つに原因は分かれます。
具体的に一つずつ解説していきます。
資材部門が自分は偉いと勘違いしているケース
最近は減っていると思いますが、モノを買う側の資材部門の方が偉いと勘違いしている資材部員がまだいるようです。
ビジネスを行う上で営業と資材は対等な関係であり、そこに優劣はありません。
しかし、ビジネスの形態によっては資材部門に選択権がある場合があり、こういうケースで上記勘違いが発生しやすいです。
どうして資材部門は自分が偉いと勘違いしてしまうの?
買ってあげている=自分はお客様だという意識があるからだと思います。
お客様意識が生まれてしまう背景は以下の通りです。
・社内でビジネスの基本を教わっていない
・営業の方が頭を下げることで、自分の方が立場が上と思い込みやすい
製造業はOJTで仕事を覚えていきます。
自分の教育担当者が同じように尊大な態度をとっている場合、「あっ、資材部門は偉いんだ」と思ってしまいます。
また営業部門は自分たちのモノを買ってもらうために、客先の資材部門へは必要以上に丁寧に対応します。
営業の人は、資材担当者へ頭を下げているのではなく、担当者の後ろに控えている会社の看板に頭を下げているのですが、資材担当はそれに気が付かない場合があります。
「あっ、自分より年齢が上の人が僕に頭を下げてくれるということは、もしかして自分って偉い?」と思いがちです。
こういう資材部員は、一から研修をやり直した方が良いでしょう。
客先の製造部門のプレッシャーがきついから
資材部門は、取引先の営業部門と自社の製造部門をつなぐ窓口の部門です。
そのため、社内からの色々な要望を受け、取引先である営業担当者と調整を行います。
・納期短縮の依頼
・価格低減の依頼
・各種資料等の提出依頼
営業の方は客先の資材から上記依頼がよく来るかと思います。
でも何故客先の資材部員は営業の方に対して強く当たってしまうのでしょうか?
その理由は、自分も同じように社内関係者から厳しく当たられているからです。
社内からの納期遵守・価格低減のプレッシャーが強すぎるため、その分営業担当者にも強く当たってしまうのです。
社内の製造部門から「絶対に価格を安くしろ!」とプレッシャーをかけられた場合、資材部門は、取引先の営業部門へ対しても同じように強く価格低減を要請します。
なぜなら、取引先の営業部門へ強く言えないと、取引先営業と社内との間に挟まれて精神的に追い詰められてしまうからです。
本来は、資材部門は取引先と社内関係者の間に立ち、客観的な立場で物事を考えるのが仕事です。
そのため、いくら自分の身内とは言え、自分の社内が悪いと思ったら取引先の側に立たなければいけません。
しかし、こういう資材のバランス感覚を身に付けるのは容易では無く、経験が浅い資材部員などは、社内の意見をそのまま取引先へぶつけてしまうのです。
こういう取引先に対する考え方は、資材部員個人の考え・意見というより、会社全体からにじみ出てくる風土と言った方が良いかもしれません。
うざい、むかつくと思っていたけど、個人というより客先の会社の風土なのかもしれないね・・・
うざい・むかつく資材調達・購買部員への対処方法3選
ここからはうざい・むかつく資材部員への具体的な対処方法です。
3つの対応方法がありますので、状況に応じて適切に使い分けましょう。
資材部員からの依頼内容を見極める(本当にそれ必要?)
たまに客先の資材から、理由背景の説明も無く、急に短期間で「あれやれ、これやれ」と言われることありませんか?
そして少しでも遅れると鬼のフォローです。
毎日毎日こんなことでフォローされては心が参ってしまいます。
実はそれら依頼には濃淡があり、本当にやらないといけないものと、急がなくても何とかなるものもあります。
資材部門から依頼が来たらそれをそのまま受けるのではなく、「依頼の背景・緊急度」を確認するようにしましょう。
確認すると実は設定された期限が必須では無いケースもあります。
でも、毎回相手に依頼背景を聞くと逆にうざがられない?
うざがられます。
しかし、そういう対応を取ると相手の資材部門は「この営業担当はきちんと背景聞いてくるから、適当な依頼は出来ないな」と思います。
つまり、ちゃんと依頼背景を確認することで、意味のない問い合わせを未然にブロックすることが出来ます。
資材からの依頼背景が不明な場合は、面倒でもきちんと確認するようにしましょう。
相手の資材部員の上司を巻き込む(態度を是正させる)
客先の担当者は自分では選べません。
良い資材担当者に当たるかは運です。
世の中には色々な人がいるように資材部員も色々な人がいます。なので中にははずれ資材部員=うざい・むかつく人もいます。
尊大な態度をとってくる、こちらからの依頼に対応してくれないなど、業務に支障が出てくる場合は、相手の資材部員の上司を巻き込みましょう。
相手の資材部員もサラリーマンです。
基本的には自分の上司の指示には従うので、まずは相手の上司を交渉の土俵に引きずり込むのが大事です。
相手の上司の巻き込み方は以下の2通りです。
・依頼メールを送るとき、相手の上司をCCに入れる
・打合せに相手の上司を同席させる
メールのCCに入れれば、相手の上司からの是正を期待することが出来ます。
但し、相手の上司が忙しくスルーする場合もありますので、そういう時は打合せで面と向かって是正を申し入れましょう。
尚、相手の上司を打合せに出させるためには、こちらの上司も出馬させる必要がありますので、組織として対応していく必要があります。
確かにサラリーマンは上司の指示には従うから、上司を巻き込むのは有効な方法だね
相手の急所(価格・納期)を突く(劇薬)
客先の資材部員が一番嫌いなことは何でしょうか。
それは値上げと納期問題の二つです。
客先の資材部門の対応があまりにひどく、取引する価値も無いようであれば、上司と相談の上、取引を解消しましょう。
取引の解消なんて簡単に出来ないよ・・・
さすがに供給責任がありますので急に取引解消することは出来ませんが、供給を人質にした値上げ交渉を行うことで、相手の資材部員を窮地に追いやることが出来ます。
具体的には、一定の期間を区切り、〇月より〇〇%値上げという通知を出します。
当然相手は反発してくるでしょうが、値上げを飲めない場合は供給が出来ない旨連絡し、値上げを断行しましょう。
もちろん、これが理由で転注されたり、取引が無くなることも考えられますが、それはこちらの望むところです。
場合によっては、取引先が折れて値上げを受け入れることも考えられます。
その場合は、利幅を改善できるのでそれはそれでうれしいことと言えるでしょう。
但し、この手法は劇薬です。会社として取引に値しないと思った場合にのみ、そして上司とよく相談した上で進めましょう。
きちんとした対応をしてくれる資材部員には決してやらない方が良い手法だから、注意しようね
最後に
営業部門と資材部門は対等の関係であり、WIN-WINの関係を目指すべきです。
一方で世の中には、資材は偉い!と勘違いしてしまっているケースもあります。
勘違い資材部員の原因は、担当者個人の資質や会社の風土です。
担当者個人の問題などの場合は適切に対応することで、多少改善できるかと思います。
一方で、そもそも会社の風土としてこの会社と付き合っても疲弊するだけ、という場合は、取引を解消した方が良いです。
WIN-WINの関係で無いので、結局は長く続きません。
こういう風土の会社は、値上げを段階的に実施していくことで、徐々に撤退していった方が良いと思います。(もちろん個人の判断で出来ることではありませんが・・・)
僕を含む多くの資材部員は、対等な関係でありお互い切磋琢磨していく良好な間柄と思っていますので、あんまり資材部員を毛嫌いしないでくださいね笑。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
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■資材・購買の仕事内容が知りたい方
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