「マネーという名の犬」の感想まとめ【お金の教養を学べる良書】

投資の勉強
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こんにちは、コロスケです。

今日は、マネーという名の犬を読んだ感想についてまとめていきます。

僕は生まれてから30才過ぎまで、資産運用というと、ギャンブルのような危険なものという認識を持っていました。そのため、30才過ぎまでは投資というものに興味は無く、働いて稼いだお金は銀行に預けるのが一番だと信じておりました。

その後、Youtubeサーフィンをしていた時、偶然お金に関する動画をみて全てが変わりました。

お金を盲目的に銀行へ預ける方がリスクである。お金に関する教養を身に付けなければならないという価値観の転換が起きたのです。

それからは色々な本を読みお金に関する知識を蓄積するように努めました。今回ご紹介する本は最初の頃に読んだ本のお話です。

この本は若年層向けに書かれたお金に関する本ですが、大人が読んでも色々な気づきがありました。とても読みやすいので導入としてオススメの一冊です。

 

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マネーという名の犬を読んだ感想

感想

・物語形式で書かれておりとても読みやすい

・知識ゼロの人でもお金の教養を一から学べる

・子どもが楽しくお金の勉強が出来る一冊

お金の勉強の入門として、読む価値あります。今更ながら勉強しようかな、老後が不安だと漠然と思っている方は、まずこの一冊を読みましょう。

  

お金はすごい大切

お金は人生で一番大切なものじゃないかもしれない。でも何もかもうまくいかないとき、お金はすごい大切

   

僕も30才過ぎてからようやく、人生でやりたいことや不安なことを整理するようになりました。紙に書いてまとめると、やりたい・不安なこと、そのほとんどがお金に関連するものでした。

好きなところへ旅行へ行きたい、会社に依存したくない、老後のお金と子どもの教育費を確保したいなど、元をたどると結局お金に行きつきます。

お金があれば幸せになれる訳ではないですが、お金が無いと困ることが多いのです。

日本人の気質かもしれませんが、家族や友人と大っぴらにお金のことを話すことは、はばかられるものがあります。

株をやって儲けているとか、起業する人たちの話を聞くと、「意識高い系」という枠に括ってしまい、自分たちの領域の外として、思考を停止してしまいます。

 

僕たちは現在、意識的なのか無意識なのか分かりませんが、お金に関する大事なことを遠ざけて生きています。

経済が成長していた時代なら、あまりお金のことを意識せずとも頑張って働きさえすれば、給与も増えて豊かな生活を送れました。

しかし、現在僕たちが生きる時代は、大きな経済成長は望めません。人口減少・少子高齢化に伴う、税金(社会保険料含む)が増えております。つまり、給与は横ばい、税金は右肩上がりとなっており、手取りの収入増は望めない社会となっています。

加えて、平均寿命の延びによる「長生きリスク」も顕在化しております。

みんな何となく、「将来は不安だ」と思っていてもそれに対する対応を全く取っていません。ただ、僕はこの本を読んで「お金は大事だ」という資本主義社会に生きる人間の基本的な価値観を改めて認識することが出来ました。

 

すぐにやろう!

やろうときめたことは72時間以内にやること。72時間以内にやらなかったら、きっと二度とやらないから。

 

耳が痛いですよね。勉強・運動・ダイエットなど、やろうと思ったことは何度もあるのに、なかなかやれてないですよね。

僕たちの意志は、徐々に頭の中から薄れていってしまいます。そして気が付くと日常に溶け込んでしまい、当初の意志はどこかへ消えてしまいます。

自分の人生でやるべきと決めたことは今すぐにやることの大事さを教えてくれました。ブログを書くという決めたことを継続していますが、この本が推進力になってくれていることは間違いありません。

 

恥ずかしさ・不安を乗り越えよう

恥ずかしい思いをすることへの不安を乗り越えた人に、世界は開ける

 

今までの学生や社会人生活では「空気を読む」ということが重要視されています。特に僕は、周りの人と違った行動をすることへの恥ずかしさ・恐怖を常に感じながら生きていました。

友人と過ごす時も厚さの違いはあれ、仮面をかぶり友人の輪からはみ出さないようにしていました。

世界は開けるという、格好いい言葉はみんな分かっているんですが、失敗して恥をかきたくないですし、不安を乗り越えられないんですよね。

30才超えると恥をかく機会も減ってきています。生活の中の岐路でもう一度この言葉を思い出したいと思いました。

 

お金は拡大鏡。自分がどんな人間かを見せてくれる

お金は拡大鏡みたいなものなの。自分がどんな人間なのかを大きく拡大してみせてくれる

金持ち父さん、貧乏父さんでも言っていましたが、お金はとても感情的なモノです。お金の使い方をみるとその人がどんな人間かが見えてきます。

例えば、突然宝くじが当たった人が急に羽振りが良くなり最後はお金を全部使いきってしまうなど、お金を通じて人の生き方が見えてくるのです。

以前の僕が宝くじに当たったら、即新築の家を買っていたでしょう。そして今もお金を通して自分を見ると、リスクを極端に恐れる性格が顔を出してくるのが分かります。

投資とはまさに自分自身との対峙なのです。

 

金の卵を産むガチョウ

昔聞いたことがある寓話でしたが、その時の自分は、バカなことをする人もいるもんだと思っていましたが、まさか自分がガチョウの腹を裂く人だとは思ってもいませんでした。

自分で貯めた大事なお金を自分の一時的な楽しみのために使ってしまい、金の卵を産むガチョウを育てていなかったのです。

ここでいうガチョウとは、株や債券などの投資のことで、金の卵とは配当のことです。

今からでも遅くは無いです。配当を産むガチョウを大事に大事に育てていきましょう。

 

まとめ

この本は僕のように「投資なんて危ない」「株・税金の仕組みが良く分からない」「何をすれば良いのか分からない」と言った人向けの本です。

日本は税金やお金のことを知らなくても生きていける国です。実際に僕たちは、お金や税金のことを知らなくても何の問題も無く生活しています。しかし、実は何も知らないということで、高いお金を国に支払っているのです。

お金持ちは、どんどん投資をして更に豊かになり、投資しない人は税金に苦しみどんどん貧乏になっていきます。

恐らく僕たちは30年後に、長い長い老後と破綻した社会保険を前にして絶望することになるでしょう。そんなことが無いように今から投資を始めて資産形成していきましょう。

その第一歩としてこの本はとても最適です。きっとマネーという名の犬がアドバイスをくれるはずです。

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