この記事は以下の方向けに書いています。
資材調達・購買部門へ転職したいけど、未経験でも大丈夫か知りたい
こんにちは、コロスケです。
今回は資材/購買部門への転職は未経験でも可能か?というテーマについてまとめていきます。
求人に資材調達で募集があるけど、資材の経験が無いとちょっと心配になりますよね。
僕は10年間資材部門で働いている中で、未経験の転職者を沢山受け入れてきました。
その経験を踏まえて、資材部門へ転職する前に事前に準備していた方が良いことも書いて行きます。
資材/購買部門への転職に興味はあるけど、「未経験なので不安」「何か資格必要?」など資材部門への転職に関する疑問を解決していきたいと思います。
資材調達/購買部門への転職は未経験でも可能です【資格も不要】
結論から言うと、資材調達・購買部門への転職は未経験でも全く問題ありません。資格も特に要りません。一つずつ解説していきます。
資材調達、購買部門への転職は未経験でも問題なし
転職するにあたり、「設計部門」「経理部門」などは専門知識が必要なので、「未経験」では大変そうだな、ということは簡単にイメージできると思います。
一方、資材部門に必須な専門知識は思い浮かびますか?
そう言われると、思いつかないなぁ・・・
皆さんのイメージそのままに、資材部門に必須の専門知識はありません。ですので、資材部門への転職のハードルは低いです。
でも本当に何もいらないの?転職した後、困らないかなぁ?
もちろん保有していた方が良い知識は沢山あります。例えば下請法に関する知識などは必要ですが、これらは資材部員としてのプラスアルファの知識です。
極論言うと、資材部門って何?という大学生や専業主婦の方であっても、席に座り「発注ボタン」を押せば資材部員になれます。
資材部員にとって大事なのは、知識よりも「資材部門としての考え方」を体得していくことです。
資材部門としての考え方が無くても、先ほどのように発注業務は出来ますが、非常に苦労します。
資材部門の考え方の一例を教えてほしいな
例えば価格交渉のコツを知らないと、いつまでたっても価格の折り合いがつかず発注することが出来ません。
社内関係者からは「もっと安くならないのか」、取引先からは「値上げになります」と言われ板挟みになってしまいます。
資材部門は価格を査定し、それが妥当であれば値上がりしたモノでも社内の稟議に回します(社内関係者を説得します)。
取引先からの値上げについて、値上げに妥当性が無い場合は、交渉の上値上げを取り下げてもらいます。
発注業務は誰でも出来ますが、資材の考え方が身についていない人は、適正な価格でモノが買えません。まとめると以下の通りです。
・資材業務は誰でも出来る
・但し、資材の考え方が無いとアウトプットが低い
じゃあ資材部門の考え方ってどうやって学べばよいの?
残念ながら、僕が知る限り「資材部門の考え方」について適切な本はありません。
たまに似たような本がありますが、実務では役に立ちません。やはり考え方は、実務で身に着けていくしかないです。
逆に言うと、資材部門は未経験で入ってから考え方を習得しても遅くはありません。
購入するモノの知識も必要ですが、僕も含めて資材部員はみんな業務を通じて勉強しています。転職してから勉強していけば良いので、資材部門は転職には向いている部門と言えると思います。
転職してから勉強していけば良いんだね。それなら安心だね。
資格も特に不要
というよりも、資材部門向けの資格はほとんどありません。僕が知る限りVEリーダーという資格くらいです。そしてこの資格も実務では不要です。
ですので結論としては、資材部門へ転職するにあたっての必須資格はありません。
英語とかそういった資格もいらないの?
TOEICなどの英語資格は、プラスアルファの付加価値となります。
英語でのやり取りが必ず必要な会社では、英語は前提条件となる必須資格・能力だと思いますが、そうではない会社では不問となります。
ですので、必須の資格ではありません。もし英語が出来ないなら、英語が必須で無い会社を選べばよいです。
資材調達・購買部門には沢山の未経験者の転職者がいる
僕が働いている職場は、30代で未経験で資材調達部門に入社した同僚が沢山います。
前職は営業をやっていた方が多かったですが、販売系の仕事など畑違いからの転職も多い印象です。
未経験で資材部門に飛び込んできた方は、もちろん最初は文化の違いなどで苦労しますが、半年も経つと、周りの経験者と変わらないペースでばりばり仕事をしています。
僕が思うに、結局は入ってからどれくらい頑張るかが一番大事だと思います。
なので、未経験で資材部門に入っても全然問題ないです!
未経験で資材部門に入った人は結構多いんだね
資材/購買部門へ転職する前に準備しておいた方が良いこと
先ほど、資材部門へ転職するにあたっての「必須資格・知識」は無いとご説明しました。
一方で、資材部門は働き始めてから「資材の考え方」を習得していく必要があります。
転職してからスタートダッシュを切るために、できればやっておいた方が良いことをまとめてみました。
資材の考え方については以下の記事をご覧下さい。
事務処理能力(特にエクセルの使い方)
資材部門は、事務系と呼ばれる職種なので、エクセルを使ったりする機会が多いです。
エクセルの使い方に戸惑っているとスタートダッシュに乗り遅れるかもしれません。
もちろん入社してからエクセルを学ぶのもありですが、僕的には入社してからは「資材の考え方」の習得に注力してほしいです。
資材の考え方は、基本的には実務を通してしか身に付きません。
しかし資材部門は日々色々な業務に追われているため、なかなか資材の考え方を学ぶ時間がありません。
ここで紹介したエクセルとショートカットキーは、「資材の考え方を学ぶ時間を確保するための効率化の手段」です。
この二つは簡単に学べますので、時間を見つけて覚えましょう。詳しくは以下の記事にまとめていますので、参考にしてください。
最後にー資材部門への転職ハードルは低いですー
改めてになりますが、資材部門への転職のハードルは低いです。
「資材部門で条件の良い募集があるけど、未経験だし・・・」と迷っているのであれば、その心配は不要です。
エクセルなどのスキルは2,3日あれば身につきます。あとは未経験として入社し、経験を積んでいけばOKです。
世の中には今の仕事に不満があり転職したいと思っていても実行しない人が多いです。現在の環境は自分が変化を起こさない限り、何も変わりません。
この記事を読んで少しでも資材部門への転職に興味がある人は今すぐに挑戦してみましょう。
会員登録は無料なので、とりあえず登録してどんな感じなのかを試してみるのがオススメです。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
良かったら、他の記事も読んでみて下さい。きっとあなたの役に立つ情報があると思います。
コメント