文系でも製造業の資材調達・購買部門に入れるか解説【問題無し】

資材業務について
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こんにちは、コロスケです。

今日は資材調達と文系専攻の関係について解説していきます。

    

就活している中で、製造業への就職を考えた時、文系の就活生であれば、営業・経理・総務がまずは思い浮かぶと思います。

一方で、資材調達・購買部門は、 同じ事務系職種でありながら、就活生にはあまり馴染みの無い分野かと思います。そのため、

   

資材部門は製品知識が必要だから、文系だと厳しいのかな?

   

と言った疑問を持つ就活生は多いと思います。

今回は、資材調達・購買部門には、文系でも入れるのか、そして入社した後もやって行けるのかについて詳しく解説していきます。

就活生や転職で資材部門を検討されている方向けに、有益な情報を提供致します。

 

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文系でも製造業の資材調達・購買部門に入れるか【問題無し】

 

答え

      

・文系の人でも全然問題ありません。むしろ文系の比率が圧倒的に高いです

・技術的な知識という観点では理系の方が有利ですが、そこは本質ではありません

・大事なのは「資材感覚」を身に付けること。入社してから覚えましょう

 

  

これが答えです。文系でも全く問題ありません。そして入社前は、資材的な専門的な知識は全く要りませんので安心しましょう。

具体的に知識無しの文系の人でも問題ないことを説明していきます。

 

文系の人でも全然問題ありません。むしろ文系の比率が圧倒的に高いです

新卒社員の文系事務職種は、「営業・総務・経理そして資材」の4つが基本の選択肢です。

そのため、新入社員で資材部門に入ってくる人の大半が文系出身です。

 

大学では資材に関係ない文系専攻だけど大丈夫かな?

  

大丈夫です。僕も文系入社ですが問題無くやれています。そして資材部門に文系が多い理由は以下の通りです。

 

・事務作業が多いため

・価格・納期交渉が求められる部門であるため

 

資材部門は事務系職種と言われるように、事務作業(デスクワーク)が多いです。そして、価格・納期調整などが仕事の中心となります。

こういう仕事は基本的には文系の仕事となります。

もちろん理系の人でもやれますが、理系として設計出来る人は設計部門に行った方が良いという至極当然の理由で、資材部門には来ません。

  

でも、理系の人が資材の仕事をしたら最強になるのでは?

    

という質問は実際のところどうなのでしょうか?やっぱり資材の仕事は理系の人がした方が良いのでしょうか。

    

技術的な知識という観点では理系の方が有利だが、そこは本質ではない

製品や技術的な知識という観点では、理系部門の方が有利なことは間違いがありません。調達品の技術的な内容、設計部門と技術的な話を対等にできるというのは強みです。

しかし、文系の人にとって幸運なことに、資材部門に求められる能力はこういった技術的な能力ではありません。

資材部門に必要な本質は以下の通りです。

 

・資材感覚(センス)を身に付けること

・80点のクイックレスポンスが出来ること

 

資材部門は取引先や社内関係者との橋渡しという特徴的な役割を担っています。

そこで求められるのは、一種のバランス感覚です。取引先と社内関係者との間に立ち、客観的な立場で課題を解決していくことが求められます。

こういったセンスは入社してから身に付けるもので、理系の人が有利という訳ではありません。

 

また、資材部門は事務仕事が非常に多い職種です。日々の発注・納期確認といった業務に加えて、取引先・社内からの各種問い合わせへの対応が求められます。

そこでは、スピード=生産性がとても重要なファクターとなります。限られた時間で優先度を考えて、てきぱき進めていく能力がとても重要です。

資材感覚と生産性の考え方については以下の記事で詳しくまとめていますので、気になる方はご覧ください。

 

  

目の前にある仕事を順番に進めるだけでは無く、定時に帰るためにはどうやって作業をすれば良いのか考えるのが重要です。

 

   

資材に求められる付加価値はクイックレスポンスです。完璧を目指すのではなく80点を目指せばOKです。

 

資材感覚は入社してから学んでいけば大丈夫です

資材に求められるこれらの知識は大学で勉強して身につくものではありませんので、入社前の事前知識などは不要です。(そういうセンスは本で学べるものではありません)

ですので、安心して文系の人も資材部門への就職を検討してみましょう。

   

ただそういうと、資材部門に未来はあるの?という疑問もあるかと思いますが、資材部門に限らず、製造業・金融などの仕事は今後AIに仕事を奪われていく分野です。

しかし、製造業という仕事自体が無くなる訳ではありませんし、資材部門の業務自体は今後も求められます。但しそこには生産性向上という意識が必要不可欠となります。

僕は、資材部門は他の職種と比べても比較的自分の時間を自由にコントロールできる職種であり、生産性向上や定時退社による副業時間の確保もしやすいと思っています。

  

要は、入社してから頑張って資材感覚と生産性の観点を身に付ければ何の問題もありません。

一緒に頑張っていきましょう!

 

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