こんにちは、コロスケです。
今日は、株主優待目当ての投資はやめたほうがいい理由についてまとめていきます。
株式投資を始めると、株主優待が気になりますよね。
株主優待には税金がかからずに、色々なものが貰えるので、投資家の間でも人気です。
そんなメリットが多い株主優待ですが、優待目当てだけで投資をすると痛い目に合うって知っていましたか?
この記事では、株主優待目当ての投資はやめたほうがいい理由を詳しく解説していきます。
・優待目当ての投資がダメってホント?
・どんな基準で投資すれば良いの?
これら疑問を解決していきます。
株主優待目当ての投資はやめたほうがいい理由【優待はおまけ!】
株主優待目当ての投資はやめたほうがいい理由は以下の通りです。
・株主優待には、改悪・廃止のリスクがある
・優待廃止になると、株価下落のダブルパンチをくらう
・優待目当てだけで投資をすると、トータルで損をする可能性もある
株主優待はお得な制度ですが、そればかりに目がくらむと、トータルで損をする可能性もあります。
優待につられて損をしないようにしましょう。
株主優待には、改悪・廃止のリスクがある
実は株主優待は、改悪になったり、廃止となることがあります。
優待目当てで買っても、はしごを外されて、途中で優待が貰えなくなるケースがあります。
個人株主が増えすぎて廃止した例
2020年1月27日にコラボスという会社が優待を廃止しました。
理由は「個人株主が増えすぎたから」です。
当社は、株主皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、 より多くの方々に中長期的に当社株式を保有していただくことを目的として、毎年 3 月末 日現在の当社株主名簿に記録された 100 株(1単元)以上を保有されている株主様を対象 に、「3,000 円相当のグルメカタログギフト」を贈呈する、株主優待制度を年 1 回実施して まいりました。
その結果、多くの株主様に反響を頂きました。一方、想定以上の株主様に保有いただくこ ととなり、株主の皆様への公平な利益還元のあり方という観点から、慎重に検討を重ねまし た結果、株主優待制度は廃止することといたしました。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120200121448780.pdf
株主に長期保有してほしいために導入したにも関わらず、株主が増えすぎて廃止にするという身勝手さにはびっくりですよね。
業績悪化を理由に廃止した例
2020年2月に、ユー・エム・シー・エレクトロニクスが株主優待を廃止しました。
理由は、業績の悪化です。
当社は、株主への利益還元を重要な経営課題の一つと位置付け、安定配当の継続を基本方針としてまいりました。しかしながら、業績動向や今後の財務状況などを総合的に勘案した結果、財務体質の健全化に注力することが最重要課題であるとの結論に至り、誠に遺憾ながら 2020 年3月期の配当予想を、無配に修正することを決議いたしました。
また当社はこれまで、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの方々に当社株式を保有していた だくことを目的に株主優待制度を実施してまいりましたが、検討を重ねた結果、株主優待制度を廃止することといたしました。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120200214465637.pdf
配当も優待も、企業の利益を株主に還元するものです。
利益が出ていないと優待も出せなくなってしまうのは、当たり前ですよね。
優待廃止になると、株価下落のダブルパンチをくらう
そして、優待株主にとっての受難は、優待廃止だけではありません。
優待が廃止されると、株価が下がることが多いです。
これは先ほど、株主が増えすぎて優待を辞めたコラボスの株価推移です。
これをみると1/27の優待廃止を発表した日に暴落しています。
85円だった株価がたった一日で、60円と25%も下落することになりました。
このように優待株は、何らかの事情で優待が廃止or改悪されたときに、株価まで下がるリスクを抱えています。
優待無いとこんなに株価が下がっちゃうんだね・・・
優待に目がくらむと、トータルで損をする可能性もある
優待は、経営者の方針で変わる可能性があります。
何らかの事情で株主優待が廃止されると、株価まで下落して、損ばかり膨れ上がる結果になりがちです。
そのため、「株主優待目当ての投資は、おすすめではない」のです。
でもそうなると、どういう投資をすればよいのか迷ってしまいますよね。
次に、優待投資をしたいけど、どんなことを気を付ければ良いのかを解説致します。
どういう投資をすれば良いのか?【優待はやめたほうがいい?】
・優待はあくまでおまけとして考えよう
・肝心なのは、やっぱり企業の業績
・業績が良いと優待も維持・拡充される可能性が高い
結論ですが、優待を主目的にした投資は止めましょう。
ついつい、優待に目がくらんで良く分からない企業の株を買ってしまいますが、そうすると後で痛い目をみる可能性が高いです。
「優待はあくまでおまけ」であるという意識を持った方が良いです。
肝心なのは、やっぱり企業の業績
肝心なのは、企業がどれだけ儲けているかです。
儲けていない会社は、配当はもちろんのこと、優待も出すことが出来なくなります。
長期的に優待が続くためには、企業が安定して稼げる力を持っていることが大事です。
やっぱり株式投資で大事なのは、企業の稼ぐ力を見極めることだね
業績が良いと優待も維持・拡充される可能性が高い
業績が良い企業であれば、安定的に利益を生み出しているので、株主優待も結果として長続きしやすいです。
株主優待にもお金がかかります。
利益が無い企業は、優待を出す余力も無くなってしまいます。
優待が欲しい人こそ、企業の業績・財務状況をチェックすることで、「長期に渡って優待を継続してくれる会社なのか?」を見極めましょう。
利益増や個人株主の重要性を理解する会社は、株主優待を今以上に手厚くしてくれる可能性があります。
以下は日本KFCホールディングスの例です。
当社では、株主の皆様の日頃のご支援にお応えするため株主優待制度を実施してまいり ましたが、当社株式の投資対象としての魅力を高め、より多くの株主の皆様に中長期的に 保有していただくために、当社株式保有期間 3 年以上の株主様に対する株主優待制度の内 容の一部を変更(拡充)させていただくことといたしました。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120200129452879.pdf
どうせ株を保有するなら、将来的に優待が拡充される可能性がある企業に投資したいですよね。
個人株主への還元に力を入れている企業の株を買いたいよね
まとめ:株主優待「だけ」の投資は止めましょう
本記事のまとめです。
・株主優待には、改悪・廃止のリスクがある
・優待廃止になると、株価下落のダブルパンチをくらう
・株主優待はおまけとして考えて、企業の稼ぐ力を見極めよう!
やっぱり、優待目当ての投資家も、企業の稼ぐ力を分析しましょう。
優良企業に投資をして、おまけで優待が貰えるくらいでちょうど良いと思います。
優待「だけ」を目的にした投資は万が一、優待が廃止になった場合、損切りor塩漬けを迫られます。
優待は魅力的で、ついつい買いたくなってしまいますが、優待だけに踊らされないように注意しましょう。
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