モノづくりの段階とコストダウンの関係性を解説【資材調達部員向け】

モノづくりの段階とコストダウンの関係性を解説【資材調達部員向け】 資材業務について
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こんにちは、コロスケです。

今日は、「モノづくりの段階とコストダウンの関係性」について解説します。

    

資材調達・購買部員は、日々コストダウン活動を進めています。

でもコストダウンって、なかなか上手く行かないですよね。

  

実はコストダウン効果を最大限高めるために、知っておくべき知識があるってご存知でしたか?

   

今回は、資材歴10年の著者が「コストダウンを最大化するために知っておくべき知識」について解説します。

    

・コストダウンの知識を身に着けたい

・頑張ってコストダウンしたい!

    

こんな方に有益な情報を提供します。

   

   

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モノづくりの段階とコストダウンの関係性を解説【資材調達部員向け】

     

コストダウンで知っておくべき知識とは何なのでしょうか?

   

・モノづくりの上流=設計段階が一番コストダウンしやすい

     

「何で設計者はこんな高い部材を使うんだ!!」

設計部門が高い部材を選んでしまい、困ってしまうケースは無いでしょうか?

    

感覚的に理解している人も多いかと思いますが、「コストダウンはモノづくりの上流でやるべき」と言われています。

     

詳しく解説します。

    

モノづくりの上流=設計段階が一番コストダウンしやすい

モノづくりの流れと、コストダウンの余地には、以下の関係性があります。

    

モノづくりの段階とコストダウン余地-min

     

調達品は、モノづくりの最初の方がコストダウンの余地が大きいです。

一方、仕様が確定し納期も迫ってくると、コストダウンできる余地は少ないです。

    

同じコストダウンの努力をする場合も、なるべく設計段階の上流に入り込んだ方が、成果が上げやすいです。

    

せっかく安い部品を知っているのに、設計者が別の部品を採用してしまった経験は無いでしょうか?

このように設計が決まる前であれば、色々とコストダウンができる余地があります。

    

仕様が決まる前にできるコストダウン手法

仕様が決まる前なら、以下のコストダウンができます。

     

・機能に沿ったVE提案(A、B、Cの部品をDにまとめるなど)

・メーカ、部材変更(資材が提案するQCDSが優れた部品の提案が可能)

・採用前の徹底競合(採用が決まる前の交渉は値下げしやすい)

     

このように、モノづくりの上流段階では、ドラスティックなコストダウンができます。

資材部員の醍醐味は、こういった上流での提案なので、ぜひチャレンジしてみましょう。

    

仕様が決まった後にできるコストダウン手法

一方で仕様が決まると、値下げ余地がどんどん減ってきます。

      

・単純ネゴ

・まとめ発注

・仕様をあまり変えないVE提案

     

「なんで価格が下がらないの?」

と悩んでいる資材部員の多くが、「値下げシロ」が殆どない交渉をしております。

乾いた雑巾を絞るような交渉になるので、なかなか成果も出にくいです。

   

もちろんこういう下流での交渉も必要ですが、できるだけ上流にも目を向けて交渉するのが望ましいです。

     

設計段階の情報を取るためには?

このように設計段階の情報を入手すると、コストダウン成果が上げやすくなります。

    

じゃあどうやって設計段階の情報を取ればよいの?

     

設計段階の情報を効率よく入手する方法は以下のとおりです。

    

・ホールドポイントを設けて、設計部門から情報をもらう仕組みを作る

・設計のキーマンと懇意になり、情報を貰えるようにする

    

設計段階の情報は重要ですが、設計者の会議にばかり出ていると時間が足りなくなります。

効率よく情報を集めましょう。

    

      

まとめ:モノづくりの段階とコストダウンの関係性を理解しよう

本記事のまとめとして、先程の図をもう一度載せます。

   

モノづくりの段階とコストダウン余地-min

        

このグラフを理解して、なるべくモノづくりの上流段階で、存在感を発揮しましょう!

   

このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。

    

良かったら、他の記事も読んでみて下さい。きっとあなたの役に立つ情報があると思います。

    

    

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