大王製紙の株価が下落している理由5選【原料高騰で苦しい】

大王製紙の株価が下落している理由5選【原料高騰で苦しい】株/ETF/投資信託
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こんにちは、コロスケ(Twitter)です。

この記事では、大王製紙の株価が下落している理由を解説しています。

       

【出典】Google市場概説_大王製紙株価推移
【出典】Google市場概説_大王製紙株価推移

       

1年で株価が35%ほど下落しています。

株価が安いので、配当や優待目当てでの投資を考えている方も多いと思います。

      

ですが直近の大王製紙の経営状況は、かなり悪化しております。

減配リスクが非常に高い状況で、安易な投資はおすすめできません。

    

そこで本記事では、大王製紙の株価がなぜ下落しているのかを解説していきます。

大王製紙への投資を考えている方に役立つ情報をお届けします。

      

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大王製紙の株価が下落している理由5選【原料高騰で苦しい】

      

大王製紙の株価が下落している理由を5つまとめました。

       

・新聞紙、紙媒体の需要減少

・海外事業での赤字継続

・原材料、物流費の高騰

・競合他社との過当競争

・減配、優待廃止リスク

      

大王製紙は、国内の紙需要の減少の影響を受け、厳しい経営環境となっています。

その状況に、原材料の高騰が加わり2022年度の決算は「赤字」の見込みとなっています。

     

詳しく解説していきます。

    

大王製紙の会社概要をざっくり解説

大王製紙の概要を説明します。

    

・新聞紙、ダンボール、トイレットペーパーなどの各種紙製品を製造販売

・売上6123億、営業利益376億円(2021年度実績)

      

大王製紙は、様々な紙製品を製造・販売しています。

     

【出典】大王製紙の事業内容
【出典】大王製紙の事業内容

       

トイレットペーパーのエリエールブランドは有名ですよね。

近年では、おむつなど衛生用品やダンボール製品に力を入れております。

        

新聞紙、紙媒体の需要減少

近年になって、急速にデジタル化が進んでおります。

その影響で日本市場では、新聞紙や雑誌などの紙媒体の需要が急速に減少しています。

     

【出典】日本製紙連合会_紙・板紙内需推移
【出典】日本製紙連合会_紙・板紙内需推移

       

元々、大王製紙は、新聞などの紙媒体の売上が中心でした。

紙需要の減少によって、屋台骨の売上が年々減少しております。

    

今後も紙需要は減少の一途をたどる見通しであることから、株価は低迷しているのです。

     

海外事業での赤字継続

大王製紙は、縮小する日本市場での売上をカバーするために、海外に活路を求めています。

具体的には、中国やブラジルなどに進出。オムツ・トイレットペーパー事業を行っています。

    

しかし利益が全くついてきておりません。

2021年度は増収減益で、赤字幅が拡大しております。

      

【出典】大王製紙_2021年度決算説明資料
【出典】大王製紙_2021年度決算説明資料

       

個人的に深刻だと思うのが、海外事業の赤字について詳しい分析がされていない点です。

決算資料では「外部要因で黒字化が遅れている」と書かれているだけです。

    

売上が増えているのに赤字幅が拡大するのは、何らかの根本的な問題を抱えている可能性が高いです。

恐らく競争が厳しく利幅が取れていない事と、原料高が要因だと思われますが、対策について何の言及もありません。

    

海外事業の黒字化の目処が立たない状況が、株安を招いております。

       

原材料、物流費の高騰

2021年度以降、世界的なインフレが進んでいます。

輸入原料は円安の影響もあり、特に価格が上昇傾向にあります。

     

企業物価指数は、10%近い値が続くなど、深刻な影響が出始めています。

    

【出典】日本経済新聞_企業物価、7月8.6%上昇 17カ月連続で前年超え
【出典】日本経済新聞_企業物価、7月8.6%上昇 17カ月連続で前年超え

      

大王製紙も、この影響を受けております。

製紙業界は、自家発電に石炭を使用しておりますが、石炭の価格が高騰しております。

また原材料である木材チップの価格も高騰しております。

     

その結果、2022年度の通期利益が赤字に転落する見通しとなりました。

     

【出典】大王製紙2022年度1Q決算説明資料_通期予想
【出典】大王製紙2022年度1Q決算説明資料_通期予想

       

上記の通り、原価の悪化によって677億円も利益が目減りしています。

現在もインフレ・円安が続いており、原価が下がる見通しはありません。

    

こうした厳しい状況によって、株価が下落しております。

      

競合他社との過当競争

大王製紙が所属する製紙業界は、競争が激しいです。

王子ホールディングスや日本製紙など、競合メーカがひしめき合っています。

プレイヤーが多い事、市場が縮小傾向にあることで、過当競争が続いております。

      

現在大王製紙は、海外に活路を求めていますが、競合メーカーも同じ事をしております。

海外事業が苦しいのは、海外に進出した日系企業と現地メーカーとの価格競争が激しいからだと思われます。

     

そのため、同じような境遇にある日本製紙も22年度は赤字予想となっています。

       

       

製紙業自体が斜陽産業なので、ここからの大きな株価の伸びを期待するのは難しいです。

      

減配、優待廃止リスク

大王製紙は、2022年度は「1株あたり22円」の配当を出す予定です。

       

【出典】大王製紙2022年度1Q決算短信_配当
【出典】大王製紙2022年度1Q決算短信_配当

       

しかし2022年度は、通期で赤字の見通しです。

正直配当を出している余裕は、全くありません。

仮に今期根性で配当を出しても、来年度は無配になりそうです。

     

目先の配当に釣られて投資をするのは、非常に危険な状況です。

    

また、大王製紙は優待も出しております。

1年以上継続して株を保有することで、自社製品を貰えます。

     

【出典】大王製紙_株主優待
【出典】大王製紙_株主優待

       

ですが優待も経営的な負担が大きいです。

特に大王製紙の優待はかさばるものなので、配送料も高くなる傾向にあります。

    

今後赤字の状態が続くようだと、優待廃止の可能性も考えておいたほうが良さそうです。

(優待が廃止されると、更に株価が下落する可能性があります)

       

まとめ:大王製紙の株価が下落している理由

大王製紙の株価が下がっている理由まとめです。

    

・新聞紙、紙媒体の需要減少

・海外事業での赤字継続

・原材料、物流費の高騰

・競合他社との過当競争

・減配、優待廃止リスク

      

紙の需要は年々減っており、製紙業界は苦しい状況が続いております。

加えて2021年度からは、原料の高騰の影響で赤字に転落しており、経営状況が悪化しています。

     

今後この状況が続くと、減配や優待廃止のリスクも高そうです。

安易な投資はリスキーなので、注意しましょう。

      

尚本記事は、著者の意見をまとめたものであり投資を推奨するものではありません。

投資は自己責任でお願い致します。

     

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