この記事は以下の方向けに書いています。
米国ETFの定期買付を始めたいけど、始め方、手数料などを詳しく知りたい!
こんにちは、コロスケです。
今日は米国ETFの定期買付について詳しくまとめていきます。
昨今、年金問題などで個人投資家が増えてきています。
個人投資家の中には、米国ETFの定期買付をしたい!という方もいらっしゃると思います。
でも、ETFの定期買付方法ってどうやるんだろう?
色々分からないことが多いよ・・・
米国ETFの定期買付を考えている方は、買付方法や手数料のことなど分からないことが多いと思います。
そこで、今回は実際に米国ETFの定期買付を続けている僕が、「米国ETFの定期買付の必要情報」を詳しくまとめていきます。
米国ETFの定期買付を考えている方へ有益な情報をお届けいたします。
米国ETFの定期買付方法を解説【メリット・デメリット・手数料】
まず最初に結論です。
・米国ETFの定期買付はSBI証券一択
・0.45%の買付手数料がかかる(NISA枠活用可能)
・具体的買付方法や注意点も詳しく解説!
・定期買付のメリット:余計な意思が介在しない、機械的に買付可能
・定期買付のデメリット:買付手数料とドルの買い付けの手間
手数料にだけ気を付ければ、定期買付はとっても便利な機能です。
これからETFの購入を検討している方は、定期買付のやり方をここでマスターしましょう。
米国ETFの定期買付はSBI証券一択
2019年9月現在、米国ETFの定期買付が出来るのはSBI証券だけです。
残念ながら楽天証券では出来ないので、定期買付したい人はSBI証券の口座を開きましょう。
0.45%の買付手数料がかかる(NISA枠活用可能)
投資信託にはノーロード(販売手数料ゼロ)商品がありますが、米国ETFには買い付け時に0.45%の手数料 (税込0.486%) がかかります。(2019年9月時点)
米国ETFの買い付けはドルで行いますので、例えば1,000ドルの買い付けで4.86ドルの手数料です。
為替にもよりますが、だいたい1,000ドルの買い付けで500円~600円くらいかかるイメージです。
以前は、最低手数料が5ドルだったので、1,111ドル以上買付しないと手数料負けしていたのですが、今は最低手数料が撤廃されたので、比較的買いやすくなりました。
買付手数料を抑える方法は無いの?
買付手数料を安くする方法は2つあります。
①一度に4,444ドル以上の買い付けをする
②NISA枠を活用する
SBI証券の買付手数料の最大は20ドルなので、4,444ドルより多い分の手数料は発生しません。
4,500ドル⇒手数料20ドル
10,000ドル⇒手数料20ドル
ただ、一回で4,444ドルの買付を定期で出来る人は一部の方に限られるので、僕たち一般投資家は、②のNISA枠活用が現実的です。
NISA枠を活用すると0.45%の手数料がゼロになります!
NISA枠が余っている方はぜひ検討してみましょう。(僕はNISA枠活用しています)
具体的買付設定方法
具体的な米国ETFの定期買付設定方法は以下の通りです。
・SBI銀行でドルの定期積立を行う(手数料2銭)
・SBI銀行のドルをSBI証券へ入金する(ここは手作業)
・SBI証券で定期買付設定を行う
SBI銀行でドルの定期積立を行う(手数料2銭)
米国ETFはドルで購入を行いますので、手持ちの円をドルに換える必要があります。
定期積立を行う人はリスク分散の観点で定期積立しているはずなので、ドル転も定期積立が良いと思います。
SBI証券でもドル転出来るのですが、手数料が割高なのでSBI銀行でドル積立設定をしましょう。
・SBI銀行のドル手数料:手数料2銭(積立時)
・SBI証券のドル手数料:手数料25銭
上記にあるとおり、「買付金額」「上限レート」「買付頻度」を選べます。
どこでドルに換えるかで結構な手数料の差があるんだね
SBI銀行のドルをSBI証券へ入金する(ここは手作業)
SBI銀行のドルは、そのままではETFの買付に使えないため、ドルをSBI証券へ移す作業が必要となります。
ドルの買付自体は、SBI銀行で設定すればそれ以降は自動で積立可能ですが、SBI証券へドルを移す作業だけは手作業となります。
・入金ボタンをクリック
・外貨入金をクリック
・入金したい金額を入力するだけ
SBI証券で定期買付設定を行う
最後に、SBI証券の外貨建て商品取引サイトで、買いたいETFの定期買付設定を行います。
・外国株式・海外ETFをクリック
・「外国株式取引サイトへ」をクリック
・買いたい商品を検索
・定期ボタンをクリック
・定期買付設定をする
この定期買付するリンクは小さいので少し分かりにくいかもしれません。
米国ETF定期買付設定の注意点
ここで僕が実際につまづいたポイントを紹介していくので参考にして下さい。
ドルの送金忘れに注意!
先ほどご説明したように、SBI証券にドルを入金する作業だけは自動でやってくれません。
SBI証券への入金を忘れると、せっかく自動買付設定にしても買うことが出来ません。
スケジュールに入れて、わすれないようにしましょう。
設定した買い付け額で買える訳では無い
ここは僕が上手くいかなくて苦労した部分です。
買付を金額ベースで行う場合、1,000ドルの買付をする際、100ドルの商品なら10口買うことが出来ます。
しかし端数が出る場合は、1,000ドル未満での買付になります(例:150ドルの場合は6口で900ドルの買付)
またSBI証券の場合、米国株式・ETF定期買付サービスでの定期買付注文方法は、成行注文になりますが、成り行き注文の場合は、以下の条件で購入されます。
成行注文では、注文時に注文確認画面表示時点で取得した基準価格を基準に、以下の計算式で算出した金額の余力拘束を行います。
著者が実際にSBI証券に確認した内容
【外貨決済の場合】
前営業日の終値(米ドル)×上乗せレート※(%)×設定株数+手数料(米ドル)
※上乗せレート 基準価格が0ドル~100ドル未満 110%
基準価格が100ドル以上 103%
要は、余裕をみて決済するので、必ず設定額未満で購入する仕様になっています。
なので、買いたい額になるように、少し多めに買い付け額を設定するのがコツです。
米国ETF定期買付のメリット
定期買付のメリットは以下2点です。
余計な意思が介在しないので、機械的に買付可能
これに尽きます。
僕たちは、ついつい余計なことをしたくなります。
今が底だと思って買いに走ったり、これから下がりそうと思って買いを見送りたくなります。
でもプロの投資家でも底を拾うのは難しいのに、これを僕たち一般投資家が実行するのは至難の業です。
こういうことをすると含み損を増やしたりする結果になりがちです。
定期買付の一番のメリットは、ドルコスト平均法で、平均点を確実に取れる所です。
僕たち一般投資家に大事なことは、大負けして市場から退場しないことです。
平均点を取れる確実な手法、それが定期買付のよいところです。
この記事も参考にしてみて下さい。
ストレスフリー
自分のタイミングで買付しようとすると、短期間の上げ下げに一喜一憂しがちです。
買った次の日に、値下がりしたよ・・・
プロの投資家ならいざ知らず、僕たちは他に仕事したり日常があります。
あまりにも投資に入れ込みすぎると、ストレスが溜まったり日常にまで投資が入り込んでしまいます。
定期買付は自分の意志が入らないので、買ったことすら忘れてしまいます。
そのくらいの気分でいる方がストレスフリーに投資を続けられることが出来ます。
米国ETF定期買付のデメリット
僕が感じる米国ETFの定期買付のデメリットは以下の通りです。
・手数料が投資信託より高い
・定期買付なので、買付回数増える⇒手数料が増える
・ドルの買い付けも必要で手間がかかる
手数料0.45%は結構高いです。
NISA枠を使えない場合、1000ドルを12回買付した場合、54ドル=5,400円(100円/ドル)も手数料がかかります。
昔と違って、手数料ミニマム5ドルの制限は撤廃されたので手数料負けすることはありませんが、ノーロードの投資信託と違って、海外ETFは買付手数料がネックになります。
またドルを買うのも結構手間です。
最初に買うスキームを作ってしまえばどうってことはありませんが、最初は面倒なので、ドル転できずに買付を断念する人も居そうです。
まとめ
まとめです。
・米国ETFの定期買付は、買付手数料にさえ気を付ければ、とっても便利
・特に平均点で満足できる人、手間をかけたくない人におすすめ
米国ETFの買付ってなんだか難しそうと思いがちですが、1日頑張れば定期買付の設定は可能です。
やろうかなと思っている人がいれば、これを機会に是非やってみて下さい。
この記事が、皆さんのお役に立てればとてもうれしいです。
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
良かったら、他の記事も読んでみて下さい。きっとあなたの役に立つ情報があると思います。
コメント