依田紀基先生のツイート整理【原理事解任、シアトル問題他】

エッセイ
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こんにちは、コロスケです。

今日は、囲碁界の重鎮である依田紀基先生のツイート内容についてまとめていきます。

 

依田先生は、19年6月14日からTwitterで日本棋院の理事会に対して数多く発言されております。

一連のツイートについて、囲碁界の内部事情に詳しくない僕たちには良く分からない内容が多かったのですが、ツイート内容を一つずつ時系列に置き換えてみて、状況を推測してみました。(依田先生のツイートのみに依って記載しているため、事実と異なる可能性もあります)

 

依田先生のツイートの詳細が知りたいという方、日本棋院・囲碁界に何が起こっているの?フマキラーマスターズカップの終了の原因は?という疑問を解決していきます。

 

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依田紀基先生のツイート整理【原理事解任、フマキラー問題】

まずは、依田先生のツイートを読んで、僕が【想像】した関係図についてまとめてみました。推測に基づく記載もありますので、事実と異なる可能性もあります。

 

Twitterで出てくる主な登場人物は上記6人です。今回の話の基本は日本棋院の理事会の話で、登場人物もほとんど理事会関係者です。

今回の話は、依田先生の配偶者である原理事が解任されたことがきっかけでとなっております。

 

今回の話を時系列に整理

2018年【発端】

原理事が、(理事?)選挙投票日当日に特定の候補者数人について反外部理事派と書いてメールを送る(これが原理事解任の発端)。 具体的には、青木喜久代氏が日本棋院のヘルプデスクへ訴え 。

 

理事?選挙投票日当日に、原理事が送ったメールに「反外部理事派」と書いたことが問題となっているようです。依田先生のツイートでは、「反外部理事派」=「親小林千寿派」とあり、理事会ではこれらの派閥闘争があったことが推測されます。

 

【時期不明】

・第三者委員会の報告書(147万円の費用発生)

  

この第三者委員会の報告書が、原理事を解職する根拠になった模様ですが、具体的に何が書かれている報告書からはツイートからは読み取れません。

ただ推測するに、「原理事の選挙メールに反外部理事派と書いたこと」と「堀理事を怒らせたこと」の二つが書かれているのではと思われます。

 

19年4月

・團 宏明理事長辞任、小林覚副理事長が理事長に就任

・ 原理事の解職を決議するための臨時理事会を2回実施

 

團 宏明理事長は、日本棋院の経営悪化を理由に任期途中で退任されています。以下記事によると極めて異例との記載があります。

 

日本棋院理事長、異例の任期途中で辞任 経営悪化理由に:朝日新聞デジタル
 日本棋院の団宏明理事長(71)は29日、棋院の経営悪化の責任をとるとして、今月末で理事長職を辞任することを明らかにした。理事については来年6月の任期まで務めるが、任期途中の理事長辞任は異例。後任理事…

 

そして、4月に原理事の解職を決議するための臨時理事会を2回実施しております。

  

【19年5月頃?】

堀義人理事が小林覚理事長と面談後、堀理事が怒りのコメント。

 

今日は忙しい1日だった。住友商事の兵頭社長に表敬訪問し、日本棋院の小林理事長と面談し(酷いミーティングでした。もう日本棋院の理事とグロービス杯を辞めるかも)、名古屋で学長セミナーがあり、京都へ。京大ベンチャーの会の後に遊びシステムの中川さんが登場。クラブのオーナーと一緒にパチリ。

https://theinsta-stalker.com/share/Bx2wPVDDVPk

※ コメントで堀理事の発言の情報源を頂けたので追記しております。

 

外部理事である堀義人氏は、グロービス経営大学院の学長をされている方です。

19年5月頃に、堀理事と小林覚理事長面談した後に「 酷いミーティングでした。もう日本棋院の理事とグロービス杯を辞めるかも」という発言をされております。

そして理事会では、堀理事を怒らせた責任が原理事にあるとなったようです。(依田先生は、当然責任は面談した小林覚理事長にあるとツイートしています)

 

19年6月4日

・理事会で原理事の解職が決議

 

解職決議された理事会は3時から始まり、6時過ぎに終わったそうで、記録的な長さであったとのことです。

依田先生は、このことを受けて、一連のツイートをされていると推測されます。

 

19年6月18日 

依田紀基氏宛に警告文が届く

 

警告文は、理事長小林覚氏の名前で発信されています。但し依田先生はそれに対して、小林理事長では無く、「大内監事」へ怒りを発しています。

 

19年7月2日

・棋士総会(ここでシアトル問題について、小林千寿氏より話がある?)

 

ここで、問題の核心を握る小林千寿氏が、シアトル問題について語るようです。

 

シアトル問題とは何か?

2012年4月12日センターは本日、日本棋院に対する訴訟をワシントン州キング群地方裁判所に持込みました。日本棋院は2010年に閉鎖したニューヨーク碁センター立て直しのためとして、シアトル碁センターの建物の売却を2012年3月8日に決定し、通知してきました。

依田紀基ブログ https://twitter.com/yodanorimoto?lang=ja

シアトル問題とは、シアトル碁センターの建物売却に関する訴訟のようです。

 

2012年1月23日に開催されたシアトル碁センター理事会に出席した日本棋院の小林常務理事は、シアトル碁センターの土地建物は日本棋院の一般会計資金をもって購入し、改修されたものであると発言しました。 

当該土地建物は、故岩本薫九段がシアトルを訪れた際に選び、日本棋院へ寄付したいわゆる「岩本ファンド」により購入され、長期的及び、安定的な収入源確保のため1階を商業的リースができるように改修したものであることは明白な事実です。

依田紀基ブログhttps://twitter.com/yodanorimoto?lang=ja

 

シアトル碁センターの処分権が日本棋院にあったのかが問題となっており、シアトル碁センターは日本棋院に売却の権限は無いと主張しております。

そして、ここで記載されている小林常務理事とは「小林千寿氏」と思われます。 依田先生は、このシアトル碁センターの土地建物処分に関連し、小林千寿氏に何らかの問題があったと主張している模様です。

 

シアトル碁センターの訴訟については、日本棋院HPにも訴えられたとのコメントが記載されていますが、その後の展開については何も記載がありません。

 

【ニュースリリース】シアトル囲碁センターの件|囲碁のニュース|公益財団法人日本棋院
日本棋院は故岩本薫九段からの寄付金を受け、その資金で海外に囲碁施設を有しています。 そのうちの一つで、アメリカ・シアトルにある日本棋院米国西部囲碁センターは、1995年設立以来、17年間にわたり「シアトル碁センター」として多くの囲碁ファンにご愛顧をいただいてまいりました。 この度、日本棋院は最近の世界の囲碁普及を踏ま...

 

尚、シアトル碁センターのHPには、2019年にも更新があることから、結局シアトル碁センターは売却されずに現在も存続しているものと推測されます。(日本棋院HPにもシアトル碁センターは記載されています)

 

Seattle Go Center

 

まとめ

7/2に実施される 棋士総会が次の変化点かと思われます。シアトル問題、小林千寿氏の疑問点に何らかの進展が想定されます。

また依田氏が非難している大内監事が一体どのような役割を担い、何を行ったのか、それが原理事の解任にどのような影響を与えたのかが分かっていないので、依田先生のアップデートがあれば更新していきたいと思います。

【追記】

依田先生はツイッター上で、今までの投稿を謝罪の上、ツイッターの発言を全て取り消しました。そして現在は、ツイッター自体も止められております。

そのため、残念ながら依田先生の発言をアップデートする機会は失われてしまいました。

今後何か情報があれば追記させて頂きます。

 

フマキラーマスターズカップ終了【依田九段ツイートを問題視】

囲碁マスターズカップは、 50歳以上の七大タイトル経験者らがトーナメント方式で争うシニア棋戦です。

囲碁ファンにとって、ベテランの先生の活躍が見られるの嬉しい機会ですよね。

 

しかし、 「フマキラー囲碁マスターズカップ」の今大会での終了が発表されました。

 

依田九段ツイート、スポンサーが問題視…「棋戦に傷」大会終了 : 囲碁・将棋 : ニュース
日本棋院は20日、この日決勝が行われた囲碁の公式戦「フマキラー囲碁マスターズカップ」の今大会での終了を発表した。この棋戦に出場していた依田紀基九段(53)のツイッター上での発言をフマキラー社が問題視したことがきっかけで

 

 

そして、フマキラー囲碁マスターズカップの終了には、依田先生の一連のツイートが関連しているようです。詳細を以下でまとめていきます。

 

依田先生準決勝対局を不戦敗

依田先生は、第9回フマキラーマスターズカップに出場していましたが、19年6月28日の準決勝を不戦敗で敗退されています。

 

準決勝対局結果|第9回 フマキラー 囲碁マスターズカップ
七大タイトル覇者とトップランカーが激突する夢のトーナメント。第9回フマキラー囲碁マスターズカップ

 

ちょうどその頃は、ツイッター上での一連の発言を反省され、ツイッターでの発言を取り消された頃です。

 

フマキラー社がスポンサーを降りる意向

7/20の記事では、スポンサーのフマキラー社が一連の依田先生の発言を問題視し、スポンサーを降りる意向を示しました。

 

依田紀基九段(53)のツイッター上での発言をフマキラー社が問題視した 。

その(依田先生*作者追記)の言動で「棋戦そのものに傷が付いたとして、フマキラー社がスポンサーを降りる意向を示していた 。

https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/20190720-OYT1T50252/

 

依田先生の処分を検討

日本棋院の小林覚理事長は、20日の フマキラー囲碁マスターズカップの今大会での終了を発表したタイミングで、依田先生の処分を検討していることを明らかにしました。

 

同棋院の小林覚理事長(60)は「今後は依田九段の処分を検討していく」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/20190720-OYT1T50252/

  

尚、その後7/26に日本棋院の公式HPで、「 棋戦そのものに傷が付いた 」という発言については、フマキラー社の発言では無く、小林理事長の見解であるとの補足がされています。

 

弊院の小林覚理事長は20日、フマキラー囲碁マスターズカップ大会終了後の取材につき、報道陣に対し、「棋戦そのものに傷が付いたとして、フマキラー社がスポンサーを降りる意向を示していた」という旨の説明を行いました。
 このうち「棋戦そのものに傷が付いた」という部分は、フマキラー社様の発言によるものではなく、理事長の見解として話したものです。

https://www.nihonkiin.or.jp/news/etc/post_772.html

  

まとめ

依田先生は既に反省のコメントと共に、ツイッター自体を辞められていますが、重要なスポンサーが降りるきっかけとなってしまったことを日本棋院側は問題視しているようです。

今後も進展があれば、情報をまとめていきたいと思います。

コメント

  1. pstbblub@sharklasers.com より:
  2. nihonkiin より:

    マスターズカップ終了は”依田氏とのいざこざが原因”との発言は、
    理事長個人の見解だと、日本棋院が発表しています。(これも異例)
    https://www.nihonkiin.or.jp/news/etc/post_772.html

  3. kei より:

    デイリー新潮では次のように報じられています。

    >だが、当初フマキラーの広報担当者が本誌(「週刊新潮」)に語った中止理由はこんなものだった。
    >「私どものあずかり知らないところで、棋院と依田さんとの間でトラブルがあったと聞いています。対局中止など運営上、看過できない問題もあり、大会の継続が不可能だと判断した結果です」
    > フマキラーは依田元名人のツイッターを問題視して、スポンサーを降りたわけではなかったのだ。
    https://news.nifty.com/article/domestic/society/12280-476826/

    依田元名人のツイートで批判された執行部が腹いせに依田元名人を不戦敗にした。その際、フマキラー側にきちんとした説明がなされなかったため、フマキラーが棋戦を運営する日本棋院(あるいは執行部)に不信感を抱き、打ち切り、というところでしょうか。

  4. 古田 宏一 より:

    事実ではない個人の見解発信が誤解の相乗を生んだ。事実と見解の区別は明確に。また私情を挟んではいけない(同情はしますが)。最終的にはなるようにしかならないのだから。武宮正樹先生の解説発言(NHK杯)に同感します。一囲碁ファンとして良い方向に進む事を望みます。

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