調達方針・発注方針を立てることの重要性を解説|資材・購買部員向け

調達方針・発注方針を立てることの重要性を解説|資材・購買部員向け 資材業務について
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こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。

今日は資材調達・購買部員向けに「発注方針・調達方針を立てることの大切さ」を解説します。

    

調達方針を立てろ!!!

と上司に言われたことは無いでしょうか?

    

ぶっちゃけ、調達方針を作るのって面倒ですよね。

上司は「うちの部署はちゃんと戦略を立ててるぜ!」というアピールをしたいので、担当者に調達方針を作らせようとします。

   

でも、実は調達方針を立てると、「担当者にとってもメリットが大きい」ということをご存知でしょうか?

   

今回は資材歴10年の著者が「発注方針・調達方針を立てる意義」を解説します。

    

・何で調達方針を立てなきゃいけないの?

    

こんな疑問を解決します。

    

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調達方針・発注方針を立てることの重要性を解説|資材・購買部員向け

方針

    

どうして資材部員は、調達方針を立てなきゃいけないのでしょうか?

    

・調達方針は、自分の仕事の指針になる(迷わなくなる)

・方針があると、設計者に資材方針を説明できるようになる

・調達方針の書き方も詳しく解説

      

上司の指示は置いておいても、自分自身のために調達方針は書いたほうが良いです。

僕自身、調達している品目の方針をまとめています。

   

調達方針を書くことのメリットを詳しく解説します。

    

調達方針は、自分の仕事の指針になる(迷わない)

僕たち資材担当者は、日々の業務で忙しいです。

    

価格交渉して、納期フォローもして、取引先とも打ち合わせがある・・・

    

目の前の仕事に精一杯になるのは仕方がありません。

でも、目の前の仕事にばかり囚われると、大局観が養われません。

    

・自分が買っている品目の年間購入額は?

・調達品の発注シェアは?

・今後シェアはどう動くの?

   

上記質問をパッと答えられますか?

意外と多くの人が、自分が買っている品目の年間購入額を把握していません。

   

でもそれってマズイですよね。

自分の買っている品目の大枠を把握しておくと、色々な場面で役に立ちます。

調達方針を作ることで、上記質問に自然と答えられるようになります。

    

また方針を立てないと、目の前の仕事に忙殺されて、成果がなかなか出ません。

「自分がやるべきことはこれ!」と理解できると、本当にやるべきことに注力できるようになります。

   

方針があると、設計者に資材方針を説明できるようになる

資材の大切な仕事の一つに、「設計部門に部材を提案する」ことがあります。

提案するときは、安いだけでなく、調達性が良い、生産中止リスクが無いかなど、色々な視点を持つことが大切です。

  

しかし、自分自身の考えが整理されていないと、設計部門にどうしてA社のシェアを増やすべきか?をきちんと説明ができません。

   

設計部門は、資材の考えがしっかりしていないと、方針に賛同してくれません。

設計者に資材の方針を浸透させるためにも、調達方針で自分の考えを整理しましょう。

   

調達方針の書き方を詳しく解説

調達方針では、以下のことを書きましょう。

   

・現在の購入状況

・メーカ・取引先シェア

・半期・年間の購入額

・調達品の市況

・今後の見通し(購入量は増えるのか、減るのか、シェアはどうなるのか?)

・今後の方針(自分の意志を入れる)

    

何を書けば良いか迷ったら、上記ポイントを書いてみましょう。

また、方針を書くのに大切なことが2つあります。

    

・自分の意志を書く!

・体裁は正直どうでも良い

    

自分の意志を書く!

たまに、現状の見通しだけを書いてある調達方針を見かけます。

でも大切なのは、担当者として今後どうしたいのか?という点です。

   

A社のシェアを増やしたいのか?どうやってコストダウンしたいのか?

   

自分がこうしたい!という考えをまとめることが非常に大切です。

自分の意志を入れることで、やるべきことが明確になります。

    

せっかく仕事をしているんだから、自分がやりたいことを書こう!

     

体裁は正直どうでも良い

こういう方針書を書こうとすると、体裁が気になってなかなか書けない人がいます。

   

最初に市況を書いて、その後は何書けばよいかな・・・

他の人がどう書いているか気になるよ・・・

   

もちろん、上司や関係者も読むものなので、読みやすさは大事です。

でもそれ以上に、調達方針には「自分の頭を整理する」という目的があります。

   

まずは自由に自分が書きたいことを、どんどん書いてみましょう。

(体裁はその後で良いと思います)

   

まとめ:調達方針は自分自身のために書こう

本記事のまとめです。

   

・調達方針は、自分の仕事の指針になる(迷わなくなる)

・方針があると、設計者に資材方針を説明できるようになる

・調達方針では、自分の意志を書こう!

    

調達方針は、自分自身のために書くべきです。

調達方針を書き、自分の頭を整理できれば、資材部員としてレベルアップできます。

   

まずは自分なりに方針を書いてみましょう!

すると、自分自身も気が付かなかった考えが浮かんできます。

きっとあなたの資材人生に役立つと思うので、ぜひ試してみて下さい。

   

このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。

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