資材調達・購買部門の一番の課題は「やることが多すぎる事」です

資材調達・購買部門の一番の課題は「やることが多すぎる事」です 資材業務について
スポンサーリンク

      

こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。

今日は、資材部門が抱える課題について解説していきます。

     

先日AIに「製造業の調達部門の課題」を挙げてもらいました。

      

   

僕はこのAIの回答を見て「最近のAIは調達部門の課題まで理解しているのか」と感心しました。

一方で、それと同時に「課題がありすぎる事こそ、本当の課題なのでは?」と思うようになりました。

     

そこで今回は、資材部門が抱える一番の課題について解説していきたいと思います。

       

スポンサーリンク

資材調達・購買部門の一番の課題は「やることが多すぎる事」です

       

近年、資材調達・購買部門は業務範囲が拡大し、働く人々にとって「やることが多すぎる」という課題が浮き彫りになっています。

      

かつての調達部門では価格交渉や納期交渉が主な業務でしたが、現代ではコンプライアンス、SDGs、カーボンニュートラル、BCP、グリーン調達など、多様な業務が求められています。

その結果、調達部門で働く人々は業務量の増加による疲弊や、効率化が難しい状況に直面しており、満足感を得られないまま、様々な業務に追われる日々が続いています。

      

このような背景から、調達部門の最大の課題は「やることが多すぎることなのでは?」と考えるようになりました。

        

調達部門の業務領域は20年前に比べて格段に増えた

資材調達・購買部門が過去20年間で直面する業務領域は、大きく変化しました。

      

20年前の調達部門は、主に価格交渉や納期交渉が中心の業務でした。

しかし現在では業務領域が格段に拡大し、従来の業務に加え、コンプライアンス・SDGs・カーボンニュートラル・BCP・グリーン調達など、さまざまな課題に対応しなければなりません。

     

これは、企業の環境責任や社会的責任が高まってきたことによるものであり、調達部門が持つ役割が多様化し、重要度が増していることを示しています。

      

一方で、これらの新たな業務に対応することで調達部門で働く人々の負担が増大しています。

業務量の増加に伴い、効率化や優先順位付けが難しくなり、働く人々は疲弊している状況が見受けられます。

      

業務多すぎ問題をまず解決すべき【業務効率化が最優先】

調達・購買部門に従事する人々は、近年の業務環境において「過去にはなかった業務」に取り組む必要があります。

     

これにより業務量が増加し、多忙な状況が続く中、業務の質を維持することは容易ではありません。

特に、業務に対する疲弊を引き起こす主な要因は「雑務」です。

資材調達部門における雑務の例は、以下のとおりです。

     

・社内外からの問い合わせ対応

・社内関係者からの頼まれ仕事

・発注、納期問い合わせ、統計業務などの日常業務

    

雑務は、業務の中で本来の目的や目標から外れ、時間や労力を奪い業務の効率を低下させる要因となります。

      

このため、調達・購買部門においては、雑務の削減が必要不可欠です。

具体的には、業務を断ったり、出席する会議を厳選したり、エクセルマクロを利用して業務の自動化を促進することが挙げられます。

       

       

       

     

これにより、雑務の削減による時間的余裕を生み出すことができます。

そして、その時間的余裕を使って本当に大切なことに集中し業務の質を向上させることができます。

調達・購買部門に従事する人々が業務の質を維持し、ストレスを軽減するためには、雑務の削減が不可欠です。

         

余った時間でやりたいことを1つに絞って集中的に取り組む

「仕事が多すぎる」という課題を抱えた資材部員は、全ての業務に取り組むリソースはありません。

そのような状況で、全ての事に取り組もうとすると、全ての事が中途半端な結果で終わります。

      

     

このため資材部員は、業務効率化で生み出した余剰時間を「1つの事だけに投入する」事が求められます。

    

例えば、自分自身が研究したい分野がある場合は、余った時間を使って、その分野の知識を深めることができます。  

また、新しいスキルを身に付けたい場合は、そのスキルに必要な知識や技術を学ぶことができます。

このように、余った時間を有効に活用することで、自己啓発につなげることができます。

     

さらに、やりたいことに集中的に取り組むことによって、その成果を出しやすくなります。

なぜなら、やりたいことには自発性があり、やる気を引き出すことができるからです。

また、集中的に取り組むことで、目的意識が明確化され、それに向けた取り組みが進めやすくなります。

   

この考え方は、エッセンシャル思考という名著に書かれています。

読んだことが無い人は、ぜひ読んでみてください。

      

      

まとめ:購買部門の一番の課題は「やることが多すぎる事」です

現代の資材部員は、業務領域が広くやるべきことが余りにも多すぎます。

このような状況では、全ての業務をこなすにはいくら時間があっても足りません。

      

こうした「やることが多すぎ問題」に対処するには、雑務を徹底的に効率化して、本当に大切なことだけに注力する姿勢が大切です。

       

業務の質を維持しながら、自己啓発やスキルアップなど、個人の成長につながる活動を行うことができるよう、余った時間の有効活用する意識を常に持ちましょう。

               

このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。

    

良かったら、他の記事も読んでみて下さい。きっとあなたの役に立つ情報があると思います。

       

コメント