【ルネサス最新決算】20年1月~3月のコロナの影響度合いを分析

ルネサス最新決算20年1Q、コロナウイルスの影響度合いを分析資材業務について
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この記事では、日本の半導体メーカーであるルネサスエレクトロニクスの20年1Qの決算を分析しています。

   

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大が、経済活動に大きな影響を与えています。

2月は中国、3月以降は世界各地で、経済活動に影響が出ています。

  

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4月末にルネサスの20年1Qの決算が出ましたので、その内容を分析することで、コロナの影響度合いを見極めていきたいと思います。

  

・ルネサスの最新経営状況が知りたい

  

上記疑問に答えます。

  

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【ルネサス最新決算】20年1月~3月のコロナの影響度合いを分析

半導体

   

ルネサスの決算の概要です。

   

・ルネサスは前年同Q比で増収増益

・4月~6月は合理的な算定が困難で未定

・1月~3月よりも6%減、更なる減少が予測される

    

ルネサスは20年1月~3月は、ほとんどコロナの影響がありませんでした。

本格的なコロナの影響は4月以降となりそうです。

詳細を解説します。

   

20年1月~3月決算の内容

・1月~3月売上:1,787憶円(前年同期比19%増加!)

・1月~3月利益:337憶円(利益率18.8%)

   

ルネサス売上推移20年1Q
【出典】ルネサスIR資料 https://www.renesas.com/jp/ja/about/ir/event/pdf/fy2020/2020-q1-presen-ja.pdf

19年1月~3月と比べると、売上も利益もUPしています。

19年1月は、米中貿易戦争の影響が出て、大幅に受注が減っていた時期です。

  

元々20年以降は、中国の生産が戻ってくると予想されていたので、増加することは予想通りでした。

 

では、20年1月~3月ではコロナの影響があったのでしょうか?

  

20年1月~3月はコロナの影響は軽微だった

決算では、20年1月~3月はコロナの影響はほとんどありませんでした。

  

・中国、マレーシア工場の稼働停止の影響は軽微

・車の需要減もまだ来ていない

  

中国、マレーシア工場の稼働停止の影響は軽微

ルネサスは、中国とマレーシアに生産拠点を構えています。

中国は2月、マレーシアは3月にコロナ感染防止のため操業が一時停止となりました。

   

2020年3月18日にマレーシアにおける当社グループの以下の3生産拠点において、生産を一時停止致しました。

https://www.renesas.com/jp/ja/about/press-center/news/2020/news20200326b.html

  

中国における当社グループの以下の2生産拠点において、生産を一時停止致しましたが、2020年2月10日から一部生産を再開しており、本日時点で通常稼働による生産を行っています。

https://www.renesas.com/jp/ja/about/press-center/news/2020/news20200326b.html

  

しかし、1月~3月としては売上への影響は、ほとんど無かったとのことです。

  

ただし、実際に操業が止まった期間が短かったのと、あとは在庫からの掃き出しがありましたので、実額としては、影響としては僅少に留まっております。

https://www.renesas.com/jp/ja/about/ir/event/pdf/fy2020/2020-q1-presen-qa-ja.pdf

  

少なくとも3月までは、国内外の在庫で乗り切ったというのは、実際に調達している僕の感覚とも一致しています。

   

車の需要減もまだ来ていない

コロナウイルス感染拡大で、自動車業界の生産量が大きく減少しています。

  

日本の自動車メーカーが工場の従業員を一時的に休ませる「一時帰休」を相次いで実施する。国内外で新型コロナウイルス感染症拡大が収束に向かわず、工場の稼働休止が長期化しているためだ。部品サプライヤーに同様の動きが波及している。

https://newswitch.jp/p/21840

  

ルネサスは売上の約50%が自動車向けなので、自動車の販売動向に大きく左右されます。

しかし、1月~3月時点では自動車の売上は、影響はありませんでした。

  

この第 1 四半期は、オートモーティブについていうと、セルスルーはほぼほぼ YoYでフラットに推移しています。

https://www.renesas.com/jp/ja/about/ir/event/pdf/fy2020/2020-q1-presen-qa-ja.pdf

  

20年4月~6月からコロナの影響が出てくる

ルネサスは翌Qの4月~6月迄を以下のように見込んでいます。

  

・2020年12月期第1四半期対比で約6%の減少を見込む

・現時点で業績予想の合理的な算定が困難

   

ルネサスは、コロナの影響が現時点では予測できないため、4月~6月の決算を未定としています。

しかし、少なくとも1月~3月よりは6%減少することを見込んでいるようです。

  

その上で、「海外工場の稼働停止」や「客先からのキャンセル」などにより、更に売上が低下するリスクを挙げています。

   

ルネサスの需要減対策

4月以降の需要減対策として、ルネサスは以下2つを挙げています。

  

・間接員の一時休業

・工場の一時生産停止

   

ルネサスは、去年もGW前に稼働を止めましたが、今年も止めるかもしれません。

コロナの経済への影響を見ると、長い期間止める可能性もありそうです。

  

まとめ:コロナの本格的な影響はこれから

本記事のまとめです。

   

・ルネサスは前年同Q比で増収増益

・4月以降にコロナの本格的な影響が見込まれる

・どれだけ悪化するかは現時点では予測不能

   

1月~3月の決算では、まだコロナの影響はあまり出ていないようです。

しかし、4月以降は確実にコロナによるマイナスの影響が出るものと思われます。

  

次の2Q決算で、どれだけ影響が出るかがポイントになるかと思います。

  

このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。

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