この記事では、SBI証券のS株の取得単価が高くなる原因を解説しています
2021年11月からSBI証券で、単元未満株の手数料が「実質無料」となりました。
※SBI証券では、単元未満株の事を「S株」と呼びます
2021年11月1日(月)約定分から、インターネットコースのお客さまの単元未満株(S株)の買付手数料を実質無料化することとしました。
【出典】SBIホールディングス_単元未満株(S株)の買付手数料実質無料化のお知らせ
そこで、SBI証券でS株を買ってみました。
すると、なぜか相場より高い単価で約定する現象が発生しました。
その日の相場:3,250円近辺
買付け後の保有単価:3,300円(何故か50円くらい高い)
※武田薬品工業の株を1株購入
何?結局スプレッドがあるの?
話が違うと思い、SBI証券になぜこのような事象になるのか聞いてみました。
この記事では、同じ疑問を持った方に役立つ情報をお届けします。
【SBI証券】S株はなぜ取得単価が変わる?【取得単価が高い原因】
S株の取得株が高い原因は、以下のとおりでした。
・「取得単価=買付単価+手数料」になるから
実は、取得単価は買付単価+手数料になるんです。
そのため、見かけ上高い単価で購入していた、という理屈です。
もう少し詳しく解説します。
SBI証券の方に聞いてみました
SBI証券の方に疑問をぶつけたら、以下の回答が返ってきました。
「特定預り」で購入された株式などについて、当社WEBサイトでは、「実際の買付単価」ではなく、税法上の譲渡損益額を算出する際に必要な「取得単価」を表示しています。
「取得単価」は、買付時手数料、消費税などの費用を含めた金額を基に算出されます。
【出典】SBI証券_カスタマーサービスセンター ※太字は著者
つまり、取得単価には「買付時の手数料」も含まれているんです。
実際、買付履歴を見ると、手数料を含めた単価設定になっていました。
こんな感じで、約定単価にS株の手数料が加算された単価が取得単価になっています。
僕は、てっきり手数料は別枠で取るものだと思っていました。
取得単価の詳細確認方法
SBI証券のホームページのトップ画面を開きます。
そして「口座管理」→「取引履歴」を押します。
すると、以下の画面が出てきます。
約定日を記載して「照会」ボタンを押します。
すると、先程の詳細データが出てきます。
多く払った分はちゃんと翌月末にキャッシュバックされます。
S株で買った時、多く支払った手数料はちゃんと翌月末に戻ってきます。
ちゃんと戻ってくるか心配でしたが、大丈夫でした。
まとめ:S株で1株ずつ買うと取得単価は高くなる
S株(単元未満株)を買うと、取得単価が高くなる理由まとめです。
・「取得単価=買付単価+手数料」になるから
・高くなった分は翌月末にキャッシュバックされます
つまり1株ずつ買うと、必ず手数料が上乗せされた単価が取得単価となります。
買った瞬間に、含み損になったポートフォリオを見るのは何か残念な気持ちになります・・・
(特に単元が安いモノを1株買うと含み損率がすごいです笑)
ですが、この時上乗せされた取得単価は「翌月下旬頃」に全額キャッシュバックされます。
手数料無しで1株ずつ買えているので、安心して下さい。
以上で説明を終わります。
他にも投資系の記事を書いておりますので、良かったらご覧下さい。
コメント
sbi証券で取引してますがログイン後のポートフォリオ画面に出る保有株の取得単価が約定額より高いがこんなミスがある?