こんにちは、コロスケです。
今日はサラリーマンと会社の付き合い方についてまとめていきます。
昨今「働き方改革」が声高に叫ばれていますが、皆さんの職場は如何でしょうか。早く帰れるようになったという方もいれば、全く状況は変わらない。むしろ人手不足で残業が増えたという方もいると思います。
こちらは、厚生労働省がまとめたフルタイムで働く人の労働時間を表したものです。
月間総実労働時間について内訳をみると、所定外労働時間は 2013 年の 13.8 時間から 2017 年に 14.6 時間にまで増加している一方で、所定内労働時間は 2013 年の 154.4 時間から 2017 年 には 154.2 時間と横ばい圏内で推移している。
平成 30 年版 厚生労働省 労働経済の分析
つまりこのデータを見ると、僕たちの労働時間はほどんと変わっていない、もしくは悪化していることが分かります。(ここではサービス残業はカウントされていませんので、実態はもっと悪いと思われます)
どうして働き方改革と言われているにも関わらず残業は減らないのでしょうか。そして定時退社というのは我々サラリーマンにとっては不可能な夢なのでしょうか。
今回は、製造業に10年勤務している中で6年間定時退社を続けている僕が、定時退社についての考え方を根本から見直していきます。
定時退社やサラリーマンの働き方に興味がある方へ有益な情報を提供いたします。
定時退社が当たり前の世の中にしよう
・日本は2000年からの17年間で「19%」生産性が改善している
・歴史的にみて労働時間は短縮されてきている
・会社に忠誠を誓っても裏切られる可能性が高い
→【結論】会社へ依存せず定時で帰ろう。そして自分の生産性を上げよう
定時退社は出来ます。
生産性が向上していることを考えると定時退社して当たり前です。自分の会社・自分の部署のことだけを考えていると、なかなか意識できませんが、日本の生産性は改善されています。
20年前と比べて、AIやロボットなど生産性が上がる革新的な仕組みが多く導入されております。まずは、大きい流れとして生産性が改善されており、労働時間は減っていくのが普通である、という認識を僕たちサラリーマンは持つべきです。
そして、現在は会社へ依存しても報われることはありません。むしろリスクにしかなりません。日本の一番大きく・一番利益を出しているトヨタが終身雇用をギブアップしています。普通に考えて、他の企業も同様に終身雇用は成り立たなくなっていくはずです。
これらを踏まえると、僕たちサラリーマンは、生産性向上の恩恵をありがたく受け取って、定時退社し、自分の付加価値を高めることに注力していくことが大事です。
これまでの労働の価値観を変えていきましょう。
日本は2000年からの17年間で「19%」生産性が改善している
こちらの図をご覧ください。
こちらは公益財団法人日本生産性本部が提供している各国の労働生産性の推移です。この図から日本は17年間で19%生産性が改善していることが分かります。
同じ仕事をしているのであれば、理論上仕事量は17年前より2割減るはずです。
でも僕の仕事は全然減っていないよ・・・
仕事が減らない一番の原因は以下です。
・付加価値の低い意味のない仕事が増えている
僕たちの仕事を振り返ってみると、「本当に必要な仕事」=これをやらなきゃ売り上げにならないという仕事って思いのほか少ないはずです。
普通に考えて、全く同じ仕事をしていれば、技術革新で仕事の効率は上がっていきますし、実際に生産性は上がっていますよね。
日本の会社は恐ろしいことに、生産性向上によって空いた時間を「付加価値の低い仕事」にあてているのです。
具体的に付加価値を下げている原因は以下の通りです。
・定時で帰りにくい風土
・残業している人を評価する風土
・各種資料の作成時間
・意味のない長時間の会議
僕は10年間製造業で働いてきましたが、上記ムダを無くせば、全員定時退社できると思います。それくらい、会社にはムダが多いです。
上司に指示されて作った資料をやり直して何度も作成したことがありませんか?
一回も発言しない会議に出たことありませんか?
これらのムダが無くならない限り、いくら設備やシステムを導入しても、残業時間は変わらないと思います。
生産性が向上しているはずなので、理論的に以前より定時で帰りやすいです。上記ムダを極力排除することで、定時退社できるはずだという認識を持ちましょう。
定時で帰る方法というのは以下の記事でまとめていますので参考にして下さい。
歴史的にみて労働時間は短縮されてきている
僕は今30代ですが、僕が小学生の頃は土曜日に学校がありました。そして当時、多くのサラリーマンは土曜日出社していました。
ですが、今では週休二日が当たり前となっております。
今を生きる僕たちサラリーマンは、労働時間は変わらないという認識が当たり前になっていますが、少し歴史を振り返えると実は、生産性向上によって労働時間は短縮されてきているのです。
生産性が向上した分、労働時間は減るべきだ
という至極当たり前のことを今一度認識しましょう。歴史が証明しています。
でもどうして最近は、労働時間が減っていないのかな?
・カリスマ経営者の不在
・ボトムアップの力の弱さ(労働者の力が弱い)
・長時間労働が評価される会社の風土
最近労働時間が減っていない理由は上記です。
経営者も労働者も本気で労働時間を削減しようと思っていないと思います。トップダウンで、本気で生産性改善によって労働時間を減らそうとしている経営者はどれくらいいるのでしょうか。
そして僕たち労働者もその意識が希薄です。生産性が向上した分、労働時間を削減すべきだという声を上げているのをあまり聞きません。春闘での要求も賃金の要求が主です。これでは何も変わりません。
日本で最初に週休二日制を導入した松下電器(現パナソニック)の当時の決意がHPに載っていましたので、リンク貼っておきます。こういうカリスマがいないとダメなんでしょうか。
会社に忠誠を誓っても裏切られる可能性が高い
日本企業は、若い社員を安い給料で雇用し、頑張って会社に貢献した45歳以上の社員の給料を増やす仕組みです。しかし、最近は45歳以上の給料が増えるタイミングでリストラされる機会が増えてきています。
経営が厳しい会社にとっては、高い給料にも関わらず生産性が低い人は一番最初にリストラ対象になります。実際に多くの上場一部の有名企業が45歳以上のリストラを敢行しています。
僕たちサラリーマンは、将来の高い給料を見越して若い頃安い給料で働いていたのです。そう考えると45歳以上のリストラは、会社による詐欺とも言えると思います。
ですが、トヨタが宣言している通り、終身雇用制はほぼ崩壊しました。一つの会社に一生勤める可能性はとても低くなってきています。
会社へ忠誠を誓っても報われる可能性はほとんど無いです。会社はあなたの将来を決して約束はしてくれません。
ですので、会社に依存した生き方は現在はとても危険な考えになっています。定時退社で自分の時間を作り、自分の生産性・付加価値を高める取り組みをしていくべきです。
自分の将来を会社に預けちゃダメなんだね。自分の将来は自分で切り開かないとね
まとめ
【結論】会社へ依存せず定時で帰ろう。そして自分の生産性・付加価値を高めよう
改めてですが、これが今のサラリーマンのやるべきことです。
僕たちサラリーマンは、生産性向上の恩恵をありがたく受け取って、定時退社し、自分の付加価値を高めることに注力していくことが大事です。
これまでの労働の価値観を変えていきましょう。
そして、今の会社で定時退社が叶わない場合は、さっさと転勤・転職しましょう。転勤は「会社公認のリセットボタン」です。上司・先輩が原因で定時退社出来ない場合は、転勤で環境をリセットしましょう。
そして転勤でも条件の改善が望めない場合は、「転職」しましょう。
今の職場で改善が望めない、転職したいと思っていても、実際に動き出す人は少数です。今の環境に文句を言うより、自分で環境を変えた方が早いです。
無料で登録が出来るので、まずは登録してから考えてみましょう。
日本のサラリーマンの定時退社を当たり前にしたい。そんな世の中にしていきたいです。少しずつ変えていきましょう。
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