この記事では「S&P500の買い方」を紹介していきます。
アメリカのS&P500を買いたいけど、どうやって買えば良いの?
こんな疑問に答えます。
近年、アメリカ市場への投資をする方が増えてきております。
アメリカは、株価が長期的に右肩上がりなので大きなリターンが期待できます。
そしてアメリカ市場へ投資する場合は、指数に連動するインデックス投資がおすすめです。
その中でも、アメリカの大企業500社に分散投資できる「S&P500指数」は特に人気です。
でも「S&P500指数を買う方法は3つある」ってご存知でしたか?
実は3つ買い方には、それぞれ特徴があります。
せっかく買うなら、自分に合った適切な方法で買いたいですよね。
そこで本記事では「S&P500指数」の買い方を詳しく解説していきます。
これから投資を始める方に、役立つ情報をお届けします。
【米国】S&P500指数の買い方3選を解説【おすすめは投信です】
S&P500指数の買い方を3つ紹介致します。
①日本市場に上場しているS&P500連動ETFを購入する
②米国市場に上場しているS&P500連動ETFを購入する
③S&P500と連動する投資信託を購入する
→結論:③投資信託(eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がおすすめです)
■3つの買い方の特徴まとめ
配当金 | NISA枠 | 積立NISA | 定期積立 | 買付通貨 | |
日本市場ETF | あり | 使える | 不可 | 不可 | 円 |
米国市場ETF | あり | 使える | 不可 | 一部可 | 円・ドル |
投資信託 | なし | 不可 | 使える | 可 | 円 |
こんな感じで、S&P500の買い方は3通りあり、それぞれに特徴があります。
全然意味不明だよ・・・
大丈夫です。
これから分かりやすく解説していきます。
最後まで読むのが面倒な方は、「投資信託:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」がおすすめと覚えて貰えればOKです。
【事前知識】そもそも投資信託・ETFとは?
まず、投資信託とETF(Exchange Traded Fund:上場投資信託) についてご説明します。
投資信託とは、投資のプロにお金を預けて運用してもらう事を意味します。
そしてETFは、投資信託の中でも株式市場に上場している投資信託です。
通常投資信託は、1日1回決まったタイミングでのみ売り買いが可能です。
ですが株式市場に上場しているETFなら、株式市場が開いているタイミングならいつでも売買が可能です。
つまり「日本市場に上場しているS&P500連動ETF」とは、普通の株と同じように買えるS&P500指数という事です。
①日本市場に上場しているS&P500連動ETFを購入する
S&P500を買う1つ目は、「日本市場のETF」を買うという方法です。
日本市場に上場しているS&P500連動ETFの特徴は、以下の4つです。
・分配金が受け取れる
・NISA枠が使える、積立NISA枠は使えない
・定期買付はできない
・日本円で購入が可能
①日本市場ETFは、3つの中でも一番マイナーです。
日本円で買いたい&分配金(配当と同じ意味)が欲しい方のみ、検討の価値がありそうです。
日本市場ETF【具体的なおすすめ銘柄と買い方】
日本市場ETFでS&P500を買うなら、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信がオススメです。
番号は「2558」です。
具体的な買い方を、SBI証券でご説明します。
まず公式サイトの「国内株式」のタブを押します。
そして検索欄に「2558」と入力して、検索します。
すると、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の画面が出てきます。
そこにある「現物買」のボタンを押します。
すると注文画面が出てくるので、ここで注文内容を決めます。
2558は、1株単位で購入が可能です。
株単位での購入が必要なので、「1.5万円×株数」での購入となります。
価格は「成行」でOKです。
(成行とは、その時の市場単価で自動的に購入する事です)
預かり区分は、NISA枠を使いたい方は「NISA預り」。
それ以外の方は、「特定預り」を選択しましょう。
最後に注文確認画面が出てくるので、内容を確認して注文すれば完了です。
②米国市場に上場しているS&P500連動ETFを購入する
次は、米国市場に上場しているS&P500連動ETFを購入する方法です。
その言葉の通り、日本では無く米国市場に上場しているETFを購入します。
米国市場のETFの特徴は、以下のとおりです。
・分配金を受け取れる
・経費が最安
・NISA枠が使える、積立NISA枠は使えない
・外貨購入が可能(SBI証券の場合外貨購入がおすすめ)
・SBI証券なら自動定期買付が可能(楽天証券では不可)
・買付手数料に0.45%の手数料がかかる(NISA枠活用でゼロにできる)
米国ETFでおすすめなのが、Vanguard S&P 500 ETF(VOO)です。
VOOの一番の特徴は「経費が最も安い」点にあります。
経費率が、0.03%とびっくりする安さです。
大金を運用する・経費にこだわりたい方は、VOOがおすすめです。
また米国市場のETFなので、米ドルで購入する事が可能です。
SBI証券の場合は、外貨購入がおすすめです(スプレッドを抑えられる)
(楽天証券の場合は、外貨でも円貨でもスプレッドは同じです)
1点だけ注意があります。
米国ETFを買う時は、買付時に0.45%の手数料がかかります。
それなりの手数料なので、できれば買う時はNISA枠を使う事をおすすめします。
具体的な購入方法(SBI証券)は、以下の記事をご覧下さい。
③S&P500と連動する投資信託を購入する
最後が「S&P500と連動する投資信託」を買う方法です。
指数に連動する投資信託を「インデックスファンド」と呼びます。
投資信託の特徴は、以下の4つです。
・分配金は受け取れない
・積立NISA枠が使える、NISA枠は使えない
・定期買付ができる(毎日投資も可能)
・100円単位の少額から購入可能
上記特徴から、投資信託は「初心者向き」の買い方と言えます。
一度設定してしまえば、あとは放置しておけば自動で資産形成してくれます。
個人的には、どの買い方にすべきか迷ったら「③投資信託」をオススメしています。
(僕も毎月購入しています)
S&P500投資信託【具体的なおすすめ銘柄と買い方】
S&P500連動の投資信託は、沢山世の中に存在します。
その中でも「これを買っておけば間違いない!」という投資信託はこちらです。
今まで投資信託は、ETFと比べて手数料が高いのが課題でした。
ですが近年は手数料が安くなっており、ETFと遜色のないレベルになってきました。
eMAXIS Slimシリーズは、最安の手数料を目指す投資信託です。
資産額の増加に伴い、手数料が安くなる可能性があるのが嬉しいです。
そして、資産額も日本トップクラスの優良投資信託です。
(僕も毎月購入しています)
次に、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の買い方を紹介します。(SBI証券のケース)
まずSBI証券公式サイトから、「投信」タブをクリックします。
そして投資信託を探すで「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を入力し検索します。
(人気ランキングにも出ています)
すると買付画面が出てきます。
積立NISAの方は、「つみたてNISA買付」。
それ以外の方は「積立買付」ボタンを押します。
最後に買付画面です。
お好きな条件で買付を設定することができます。
最後に確認画面で最終確認をして、申込みします。
これで手続きは終了です。
あとは、自動で買付を行ってくれます。
(証券口座の残高不足にだけ注意しましょう)
S&P500指数の買い方【結局どれが良いのか詳しく解説します】
買い方は分かったけど、結局どれを買えば良いの?
迷ってしまう方は、以下の通り決めましょう。
・手間をかけたくないという方は投資信託がおすすめ
・配当が欲しい方はETFがおすすめ(但しS&P500投信の配当は控えめ)
・S&P500指数を買っている時点で勝ち組
もし迷ったら、投資信託で「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を買いましょう。
そもそもS&P500を買う時点で、あなたは勝ち組です。
これ以上悩まず、さっさとS&P500を積み立てていきましょう!
手間をかけたくないという方は投資信託がおすすめ
投資信託は先程ご紹介したとおり、少額投資ができ自動買付ができます。
証券口座にお金を入れておけば、あとは全て自動で資産形成をしてくれます。
資産形成で大切なのは、雨の日も風の日もコツコツ投資することです。
投資に手間がかかると、面倒臭くて忘れてしまったり、逆に色々と考えすぎてしまいます。
「最小の手間で最大の成果を出す」
この観点で、投資信託が一番オススメと言えます。
ETFを買うべき人は配当が欲しい人のみ
唯一ETFを買うべき人は、配当金(分配金)が欲しい人です。
投資信託は、配当を自動で再投資してしまうため、配当金が振り込まれません。
資産形成上は、配当を自動で再投資するべきと言われています。
(複利の効果で雪だるま式に資産が増えるため)
ですが、現在のキャッシュフローを増やしたいという方もいます。
そういう方は、ETFが検討しても良いかと思います。
一方でS&P500の配当利回りは、そこまで高くありません。
そのため個人的には、手軽な投資信託で良いかなと思っています。
■米国株で配当金が欲しい人は、SPYDやHDVがおすすめです。
S&P500指数を買っている時点で勝ち組
そもそもS&P500という素晴らしい指数を買う時点で、あなたは勝ち組です。
長期的に右肩上がりの素晴らしい指数です。
あとは、投入額が全てです。
そういう意味では、投資信託で最適解を取り、あとはお金を稼ぐ事に注力すべきです。
まとめ:S&P500指数の買い方3選【投資信託がおすすめ】
本記事のまとめです。
①日本市場に上場しているS&P500連動ETFを購入する
②米国市場に上場しているS&P500連動ETFを購入する
③S&P500と連動する投資信託を購入する
→結論:③投資信託(eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がおすすめです)
配当金 | NISA枠 | 積立NISA | 定期積立 | 買付通貨 | |
日本市場ETF | あり | 使える | 不可 | 不可 | 円 |
米国市場ETF | あり | 使える | 不可 | 一部可 | 円・ドル |
投資信託 | なし | 不可 | 使える | 可 | 円 |
S&P500を定期積立できれば、老後の心配はほぼ無用です。
あとは余計な事を考えず、雨の日も風の日も淡々と投資していきましょう!
コメント