こんにちは、コロスケです。
今日は資材部門で働いていて良かったなぁと思えること取り上げてみたいと思います。
最近、工場見学ツアーが観光として流行っていますよね。
工場見学と言えば、小学校の社会科学習で見学させてもらうものというイメージがありましたが、最近は、一般の人も参加できるものも多いみたいです。
身近な商品がどうやって作られているのかを見学できるのはとても面白いですよね。テレビでもたまに、芸能人が工場見学して楽しんでいる様子が放映されています。
実は、この工場見学を仕事にしている職種があります。それが、僕が勤めている製造業の資材部門です。
資材部員には色々大変なこともありますが、一番の役得だなぁと思うのがこの工場見学です。今日は、資材部員の工場見学についてご紹介していきます。
資材部員はタダで工場見学ができる
・一般の人は入れない工場を見学することが出来る
・タダというより、お金を貰いながら工場見学できる
・ガイド付き
これだけを聞くと、みんな資材部門に入りたくなりますよね笑。僕も工場見学をさせて頂いているときは、資材部員で良かったなぁと思います。
一つずつ解説していきます。
一般の人は入れない工場を見学することが出来る
資材部門は、取引先から部材を調達するのが主な仕事です。そのため、取引先との一次窓口として、取引先の方と頻繁にやり取りする機会があります。
そのため、資材部は色々なケースで取引先の工場を訪問する機会があります。
・工場監査など品質部門と一緒に行くとき
・納期や価格の交渉で訪問するとき
・純粋に調達品の勉強のために訪問するとき
工場監査とは、調達品の品質に問題が無いかを実際に取引先の工場を訪問して、品質体制をチェックしにいくことを言います。
この時の主役は品質部門となりますが、資材部門も同じタイミングで工場を訪問しBCPや調達面で問題が無いかを確認することもあります。
次の「納期や価格交渉で相手の工場を訪問するケース」が資材部門では一番多いかもしれません。納期の短縮の調整や、価格交渉のために工場訪問するのですが、主目的が納期と価格のため、工場見学をする時間はほとんどありません。
僕が役得だなぁと思うのがこの3番目のケースです。
資材部員は資材のプロとして、調達品のことに詳しくなる必要があります。そのため、実際のモノ作りの現場を見せて頂きたいとお願いすることが良くあります。
ここでは、先ほどのように明確な目的がある訳では無く「資材部門のお勉強」として工場見学を受け入れて頂いております。
どうして取引先はお勉強のために工場見学を受け入れてくれるの?
取引先の営業の方が、快く工場見学を受け入れてくれる主な理由は以下の通りです。
・自分の会社の製品をより詳しく知ってもらえる良い機会と考えてくれる
・相手の資材部門との関係を深める良い機会になると考えてくれる
取引先の方も自分の製品を知ってもらえる良い機会と考えてくれております。
一般に開放していない工場見学ができるのもうれしいよね。
まさにその通りで、最近ブームの工場見学も全ての会社の工場が受け入れている訳ではありません。
一般向けに開放している工場見学は、社会貢献の一環として行われているもので、やっていない会社の方が多いです。
資材部門は実際に取引しているので、取引先の方が特別に工場見学を受け入れてくれるのです。
また、一般に開放している工場見学はラインツアーという形で、窓の外から眺めることが多いですが、資材部員での工場見学は実際に製造現場の中を見られることが多いです。
なんだか、いいことずくめだね♪
そうなんです。純粋に調達品の勉強をするという目的のためだけに工場見学させてもらえるのは、とてもありがたいことです。
まさに学生の社会科見学ですよね。
タダというよりお金を貰いながら工場見学ができる
サラリーマンとして働きながら工場見学させてもらっている訳ですから、まさにお金を貰いながらの工場見学です。
タダより高いものは無いっていうけど・・・
普通に考えると、お金貰いながら工場見学出来るわけなので、ハッピーなイベントと言えるのですが、実はハッピーなことばかりでもありません。
会社(上司)への出張報告
工場見学している間の仕事は溜まっていく
工場見学によって仕事がたまるので、実際のところ、資材部員はなかなか頻繁には工場見学に行けないのです。
中には「工場見学する時間余裕が無い!」との理由で工場見学があまり好きでない資材部員もいます。
資材部門のプロとして調達品に詳しくなるのはとても大事ですので、僕は時間を見つけて出来るだけ足を運ぶようにしています。(何より自分の世界が広がりますよね)
出来る限り時間を作って工場見学に行くことは大事だね
ガイド付き
工場見学の際は、基本的に担当の営業部門の方が一緒に付き添って頂けます。まさに公式ガイドですよね。
良く芸能人が工場を見学をするときに、工場の人が詳しく案内して質問に答えてくれるシーンがありますが、まさにそんな感じです。
営業部門の方が、自分が販売する製品について詳しいのは当たり前とされていますが、資材部員は取引先の調達品について知らなくても「最初は」仕方が無いと思って頂けます(社内の関係者からも、取引先からも)
知らないことが当たり前なので、工場見学の際も僕のトンチンカンな質問にも取引先の方が丁寧に答えてくれます。
工場見学に付き合ってくれる営業の方にも感謝しないといけないね
まとめ
資材部門にとっての役得は「勉強を目的とした工場見学」ができるというお話でした。
もちろん、工場見学は相手の取引先の方の協力があって出来ることですので、丁寧にお願いすることが必要ですし、工場見学時も見学ルール・マナーを守ることが大事です。(会社の代表として訪問している意識を持つ)
資材部門って大変そう、何やっているのか良く分からない人にとって参考にしてもらえると嬉しいです。
またこの記事を見て、資材部門の仕事に興味を持ってくれた方は、以下に「資材部の仕事内容」について詳しく解説しておりますので、ご覧下さい。
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