リーダーは仮面をつけるべき?それとも脱ぐべき?マネジメントの本質

リーダーは仮面をつけるべき?それとも脱ぐべき?マネジメントの本質 エッセイ
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こんにちは、コロスケ( Corosuke)です。

この記事では、マネジメント論を解説していきます。

       

会社でステップアップすると、部下・後輩をマネジメントする事が求められます。

でもマネジメントのスキルって、きちんと習う機会が少ないです。

   

部下・後輩にどう接すれば良いか悩んでいる方も多いと思います。

そこで今回はマネジメントをする上で知っておくべき「2つの考え方」を解説します。

     

中間管理職になった方に役立つ情報をお届けします。

      

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リーダーは仮面をつけるべき?それとも脱ぐべき?マネジメントの本質

      

マネジメントの本を読んでいる中で、異なる2つの考え方に出会いました。

     

・「心理的安全性」を高めるマネジメント手法

・「識学」に基づくマネジメント手法

       

今回は、この2つのマネジメント手法の概要について説明します。

そして、あなたはどちらの手法を取るべきか?についても解説していきます。

     

心理的安全性とは?

心理的安全性とは「組織の中で安心して自分の意見を表明できる状態」の事を指します。

     

「心理的安全性(psychological safety)」とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。

【出典】リクルートマネジメントソリューションズ_心理的安全性とは

      

具体的に、心理的安全性が高い組織の例を挙げてみました。

     

・上司と違う意見でも、臆すること無く発言ができる

・失敗したことを隠す必要が無く、オープンにできる

・会議でみんなが意見を活発に交換できる

     

このような心理的安全性が高い職場では「生産性が高い」という事が明らかになっています。

近年は、心理的安全性を高めるマネジメントが注目を集めています。

     

この考えでは、上司は「リーダーという仮面を脱ぐ」事が求められます。

等身大の一人の人間として、部下と胸襟を開いて接する事が重要と言われています。

       

心理的安全性について詳しく学びたい方は、以下の記事を読んでみて下さい。

     

   

     

また一見違う考え方に見えますが、心理的安全性を突き詰めると、ネットフリックスのような組織になる気がします。

     

        

識学によるマネジメントとは?

もう一つ「識学」という考え方は、「誤解や錯覚」を防ぎ組織の生産性を向上させるマネジメント手法です。

       

人はそれぞれ過去の経験や知識によって、その人特有の「思考の癖」を持ちます。この思考の癖によって、事実に対する認識にズレが生じ、これが誤解や錯覚となります。この誤解や錯覚こそが、組織運営に問題をもたらす原因となります。 識学は、思考の癖に紐づく誤解や錯覚の発生要因を特定し、これを発生させないためのマネジメント手法を体系化させたものです。

【出典】株式会社識学_識学とは

     

識学では、上意下達の組織を作ります。

上司は組織のルールを明文化し、部下はそのルールに従って行動します。

   

そこでは、部下のモチベーション・やる気・努力に配慮する事を否定します。

上司は、目標に対する到達度のみで部下を評価します。

    

こうした部下の人間性に配慮しないマネジメントを実施するにあたり、上司は「リーダーの仮面を被る」事が求められます。

上司と部下は「仕事の成果達成」のみに集中します。

     

この考え方は、識学の社長である安藤さんが書かれた「リーダーの仮面」を是非ご覧下さい。

賛否両論を巻き起こした、マネジメントに関する名著です。

     

     

2つの考えの共通点

全く異なる考えのマネジメント手法ですが、共通する部分もあります。

      

・部下本人が自分自身で考え、行動する

・マイクロマネジメントを否定

・部下の成長を促す

・ルール、方針を言語化する

・空気を読んで行動する事を否定

      

意外に見えるかもしれませんが、識学ではマイクロマネジメントの考え方を否定しています。

識学では、部下に明文化された行動指針を与え、後は本人の自発的な行動に任せます(部下のレベルに応じた定期チェックは実施)。

    

また心理的安全性では、周りと良好な関係を築くために、相手に配慮することが求められそうですよね。

ですが、心理的安全性の考えでは「空気を読んで行動する事」を否定します。

     

     

2つの考え方は、ルールに基づき部下が自律して行動する事を促します。

部下にあれこれ指示するのは、望ましくないんです。

     

2つの考え方の違う点

一方で「心理的安全性」と「識学」には決定的に違う点があります。

     

・上意下達か相互理解か

・組織の人間関係に配慮するかしないか

・部下のモチベーション、働く意味に配慮するかしないか

      

心理的安全性では、メンバーが自由闊達に意見を言える事を理想とします。

上司が一方的に命令する組織では、心理的安全性が担保できないからです。

    

一方で識学では、指示はすべて上司から一方通行で行われます。

目標・ルール等は、上司から与えられるものとしています。

     

また心理的安全性では、部下のモチベーションや働く意味に配慮します。

部下に働く意義を理解してもらう事が、組織のパフォーマンスに繋がることになるからです。

     

一方で識学では、部下への人間関係等への配慮を否定します。

こうした配慮は、不平等の源泉で組織の不満を逆に高めることになると指摘しています。

     

心理的安全性は聞こえは良いけど実践は超ムズい

僕は心理的安全性に配慮した組織で働きたいなぁ

   

100人いたら98人は、心理的安全性に配慮した組織で働きたいですよね。

僕も同じです笑。

    

でも僕は、心理的安全性の本を読んでいく内に、以下の感想を持つようになりました。

     

このマネジメントはメチャ難しい・・・

    

心理的安全性を高める組織では、個人の自由な意見を重視します。

その上で、メンバー全員が納得できる案を作り上げます。

   

ですが、これを仕事で実践するのは大変です。

異なる意見をまとめるって、超ムズいです。

中途半端に自由な意見を交わすと、逆にシコリが残る事もあります。

    

実際、心理的安全性の本でも「成果が移ろいやすい」と表現されていました。

自分が実際に心理的安全性に従おうとすると、以下の課題にぶち上がりそうです。

     

・異なるメンバーの意見をまとめられない

・意見を採用されなかった人の不満が溜まる

・意見が発散して、結論まで至らない

・パフォーマンスがメンバーの質に依存する

・考え方を浸透させるまでに時間がかかる

      

心理的安全性と識学はどっちが良いのか?【仮面はつけるべき?】

      

結局どっちの考え方でマネジメントすれば良いの・・・

       

この問いに対する僕なりの答えは、以下のとおりです。

    

・あなた自身の気質&組織の文化に合わせて、自分に合った手法を選ぶべき

→そして多くの人は、識学の方が合っている気がする

       

マネジメントは、あなたに合った手法を選ぶべき

僕はこの2つの手法を学んで、以下の考えに至りました。

     

・どちらが優れているというより、どちらが自分に合っているか?が大切

      

心理的安全性の考え方は、生産性が安定しません。

しかし組織が上手く機能すると、120点を取れる最強組織になります。

   

一方で識学は、100点を取る組織は難しいです。

ですが、安定して70点を取れる組織が出来る気がします。

      

なので「どちらが優れている」というのは一概に言えない気がしました。

それより大切なのは「どちらのやり方が自分に適しているか?」かと思います。

   

人によって、向き不向きがあります。

リーダーの仮面をつける方が楽という人もいれば、しんどいと感じる人もいるはずです。

   

自分に向いた手法を選ぶ方が、長続きする気がします。

      

組織の文化にあった手法を選ぶという事が大切

もう一つ重要な観点が「組織の文化」です。

     

スタートアップの企業は、小さい組織でありかつ創造性を求められる事が多いです。

恐らくそういう企業は、大半が心理的安全性に根ざした組織を作っているはずです。

      

一方で大企業や古い組織は、上意下達の組織です。

上からの命令に従って仕事をする、という文化がすでに出来上がっています。

    

そして自分の組織の文化に反する手法を取ると、上手く行かない気がします。

例えば古い組織では、自分のチームの心理的安全性を高める努力をしても以下の困難に突き当たります。

     

・チームで合意したルールに反する指示が降りてくる

・人事制度がそもそも合っていない

・上司が心理的安全性に理解がない

     

こうした課題に突き当たると、恐らく組織づくりは瓦解します。

実際ほぼ全て組織は、上意下達の制度で出来上がっています。

    

これを個人で変えようとするのは、非常に困難です。

その点、識学の考え方は旧来型の組織にマッチしやすいです。

    

「誰でも実践しやすい」

という点では、識学のやり方は汎用性が高いと感じました。

     

まとめ:リーダーの仮面をつけるべき?それとも脱ぐべき?

本記事のまとめです。

     

・マネジメントには「心理的安全性を高める手法」と「識学の手法」の2つがある

・どちらが優れているよりも、自身の気質や所属する組織に合わせて選ぶべき

       

改めてマネジメントは、難しいなと感じました。

どちらかを選ぶと、そう簡単には手法を変えられません。

手法を選ぶ時は、慎重に選びましょう!

    

この記事がマネジメントの参考になれば、幸いです。

実際に本を読んでみると、より理解が深まると思うので、是非読んでみて下さい!

      

     

     

   

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