【危ない】QYLDをおすすめしない理由|仕組みとリスクを解説

【危ない】QYLDをおすすめしない理由|仕組みとリスクを解説株/ETF/投資信託
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こんにちは、コロスケです(Twitter)。

この記事では、QYLDをおすすめしない理由を解説します。

     

最近、個人投資家の間でQYLDと呼ばれるETFが人気です。

QYLDは「毎月分配」「配当利回り10%超」という特徴があります。

配当を重視する投資家には、めちゃめちゃ魅力的な銘柄です。

    

僕も配当大好きなので、すごい気になっていました。

でも調べると、QYLDはリスクが高いETFだなと感じました。

   

そこで本記事では「QYLDをおすすめしない理由」を分かりやすく解説します。

是非最後までご覧下さい。

       

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【危ない】QYLDをおすすめしない理由|仕組みとリスクを解説

     

QYLDをおすすめしない理由は、以下のとおりです。

     

・リスクとリターンが見合っていないから(リスクの方が大きい)

     

毎月分配と高利回りは、めちゃめちゃ魅力的です。

ですが、見えない所で大きなリスクが存在します。

     

詳細を解説していきます。

(尚、本記事はQYLD保有者を非難する意図は全くありません。あくまで自分の意見を述べた記事となります。意見が違う方も温かい目で見てくれると幸いですm(_ _)m)

      

QYLDとは?

QYLDは、ナスダック100(QQQ)を保有しつつ、ナスダック100のコールオプションを売却するETFです。

(QQQとは、ナスダック100を示す略語です)

      

【イラスト】QYLDとは?※COROSUKE BLOG
【イラスト】QYLDとは?※COROSUKE BLOG

    

ナスダック100(QQQ)とは、ナスダック市場に上場している代表的な銘柄100社で構成される指数です。

QYLDは、QQQを保有しています。

      

【出典】GLOBAL X_組入上位10銘柄
【出典】GLOBAL X_組入上位10銘柄

     

そして同時に、QQQを将来売る約束をしています。

(コールオプションを売却)

    

QYLDは、QQQのコールオプション売却に伴う「オプション手数料」を得ています。

     

コールオプションとは何か?

コールオプションって何?

      

コールオプションとは「先の日付でQQQを買う・売る約束をする事」です。

QYLDは、QQQを一定の価格で売る約束をする事で、オプション手数料を得ています。

      

【イラスト】コールオプションとは?COROSUKE BLOG
【イラスト】コールオプションとは?COROSUKE BLOG

      

1ヶ月後の期日が来たとき、オプションの買い手はオプションを行使するかどうかを決めます。

買い手がオプションを行使した場合、売り手(QYLD保有者)は約束の価格でQQQを売却しオプション手数料を得ます。

    

もし買い手がオプションを行使しなかった場合は、QYLD保有者はオプション手数料のみを得ます。

     

QYLDはQQQの値上がり益を放棄する

次に具体的な事例を見ていきます。

      

期日:1ヶ月後に

価格:QQQを1,000円で売る約束をする

オプション手数料:50円

今のQQQの価格:1,000円

     

このようなコールオプションを結んだとします。

そして1ヶ月後、QQQの価格が1,200円になったと仮定します。

すると、オプションの買い手は相場より安くQQQを買えるので、オプションの権利を行使し、QQQを購入します。

      

オプションの買い手

・1,200円のQQQを1,000円でゲットする

・手数料として50円を払う

→150円の利益!

     

オプションの売り手=QYLD

・1,200円のQQQを1,000円で売る

・手数料として50円を貰う

→50円の手数料を得る代わりに、200円の値上がり益を放棄している

      

このようにQQQの株価が上昇しても、QYLDは値上がり益は得られません。

QYLDは、値上がり益を放棄する代わりにオプション手数料を得る仕組みです。

      

QYLDはQQQの値下がりリスクを負う

次に、QQQの株価が下がったケースで考えてみます。

先程と同じようなオプション契約を結びます。

     

期日:1ヶ月後に

価格:QQQを1,000円で売る約束をする

オプション手数料:50円

今のQQQの価格:1,000円

      

そして1ヶ月後、QQQの株価が800円になったとします。

この場合、買い手は1,000円で買うと割高になるので、権利行使されません。

     

オプションの買い手

・800円のQQQを1,000円で買うのは損なので、権利行使されない(買わない)

・手数料として50円を払う

→50円の損

      

オプションの売り手

・QQQの株価が下がる(200円の損)

・手数料50円を貰う

→50円の配当金と200円の含み損を抱える

       

このように株価が下落した時は、オプション手数料を得るとともに「含み損」を抱える事になります。

    

【まとめ】QYLDの仕組み

上記を踏まえて、QYLDの特徴をまとめます。

     

・QQQの値上がり益を放棄する

・QQQの値下がりリスクを引き受ける

・オプション手数料を毎月貰う

      

QYLDは、QQQの値上がり益を放棄する代わりにオプション手数料を毎月貰う仕組みです。

QYLDの株価が伸びていないのは、値上がり益を放棄しているからなんです。

     

【出典】Google市場概説_QYLD価格推移
【出典】Google市場概説_QYLD価格推移

       

僕がQYLDを買わない3つの理由を解説【おすすめしないです】

    

以上の特徴を踏まえて、僕のQYLDに関する見解をまとめます。

     

・リスクとリターンが見合っていない(リスクの方が大きい)

僕はQYLDは買わない事にしました

      

QYLDは、「リスク>リターン」の投資商品だと考えます。

含み益を捨てて手数料収入を取りに行くのは、仕組債と似ています。

      

     

毎月の分配金は超魅力的ですが、僕は買わない事にしました。

もう少し詳しく解説します。

      

リスクとリターンが見合っていない

QYLDのリスクが見合っていないと考える理由は、以下の3つです。

     

・値上がり益は得られないのに、下落リスクだけ負う

・株価が下落すると、配当金の金額も減る可能性が高い

・株価の変動が少ない(ボラが低い)場面では、オプション手数料が下がる

      

【理由1】下落リスクのみ負う仕組み

オプション取引では「値上がり益」>「オプション手数料」であるケースが多いです。

実際、QQQは長期的に右肩上がりが続いています。

      

【出典】Google市場概説_QQQ株価推移
【出典】Google市場概説_QQQ株価推移

     

このような値上がり益を取れず、値下がりリスクだけ負うのは割に合わないと感じました。

     

【理由2】株価が下落すると配当金も下がる可能性が高い

別に株価が下がっても、ガチホして配当だけもらい続ければ良いのでは?

      

確かに株価が下がっても、配当だけもらい続けるという戦術も可能です。

ですが株価が下がると、配当金が下がる可能性があります。

     

ファンドの純資産価値(NAV)の1%を上限として、ナスダック100のコールプレミアムの2分の1を毎月分配する。

【出典】GOBAL X_TAX PRIMER FOR GLOBAL X’S COVERED CALL ETFS

     

分配金(配当)は、ファンドの純資産額の1%を上限としています。

そのため、株価が下がりQYLDの時価総額が下がると、分配金も減る事が予想されます。

     

このように暴落時は、株価下落と減配のダブルパンチを食らう可能性もあります。

     

【理由3】価格変動が少ない状況でも配当金は減る可能性がある

相場が安定していれば、QYLDも安定的に運用できるのでは?

     

と考える方もいるかもしれません。

しかし、ボラティリティ(価格変動幅)が少ない状況では、オプション手数料も下がる傾向にあります。

     

現在1,000円の株価が、1ヶ月後も1,000円だと予想されるなら、わざわざオプション手数料を払う人はいないです。

このように、価格変動が少ない場面でも配当収入は減る可能性があります。

     

QYLDは運用手数料が高い

そして見逃せないのが、運用手数料です。

QYLDの運用手数料は、年間0.6%です。

     

【出典】Gobal X_QYLD基本情報
【出典】Gobal X_QYLD基本情報

    

これは米国のETFの中でも、かなり割高な手数料です。

    

・VYM:0.06%

・QQQ:0.20%

・VTI:0.03%

    

運用手数料の差は、リターンの差に直結します。

配当目当ての方の大半は、長期で運用を考えていると思います。

0.6%の手数料は、長期で保有するほど影響が大きくなります。

    

米大手運用会社のVanguardは、個人投資家向けに「手数料を抑えることの大切さ」を以下の通り語っています。

    

     

手数料の高さという観点でも、僕はQYLDはおすすめできないと感じました。

      

どんな値動きをするか読めない

QYLDは、2013年にできた新しいETFです。

そのため、大きな暴落は「コロナショック」しか経験しておりません。

    

【出典】Google市場概説_QYLD価格推移
【出典】Google市場概説_QYLD価格推移

     

S&P500などの伝統的なインデックス指数は、これまで数多くの試練を超えてきました。

そのため最悪のケースで、どのくらい株価が低迷するのかを予想しやすいです。

20年の長期で保有すれば利益が出る確率が高い事は、歴史に根拠を求めることができます。

     

一方で、QYLDは設定から日が浅いです。

リーマンショックのような金融危機が起きた場合、どのような値動きになるのか想像もつきません。

     

また2013年の26ドルから、徐々に株価が下がっている理由も良く分かりません。

相場の格言に「自分が知らないものには投資しない」という言葉があります。

    

このように自分が自信を持って理解できていないので、投資することはできないと判断しました。

      

まとめ:僕がQYLDをおすすめしない理由

本記事のまとめです。

     

・QYLDは、リターンよりリスクが大きいと考える

・値動きも読めず手数料も高いので、敢えて買う必要は無いと考えている

      

QYLDは、毎月分配というインカム投資家にとっては魅力的な商品です。

ですが内情を調べると、リターンよりリスクの方が大きいと思えるようになりました。

    

そのため僕は大人しく、米国高配当ETF3兄弟を買うことにします。

尚、本記事はQYLD保有者を非難する意図は全くありません。あくまで自分の意見を述べた記事となります。意見が違う方も温かい目で見てくれると幸いですm(_ _)m

         

      

コメント

  1. 化粧惑星 より:

    含み損はあくまで『今”仮に”売ったらいくらになるのか?』ってだけの話で確定する損失ではないと思います。リスクたり得ません。むしろオプションプレミアムだけ得られてラッキーですね。

    手数料が高い事実は揺るぎませんが、必ずしもイコール長期リターンに影響するとは限りません。

    もしかしたらこの先、手数料の差以上の分配金利回りを、たとえばVOOのトータルリターンよりも出せるのであれば手数料が0.6%だろうが1%だろうが2%だろうが関係ありませんね。

    トータルリターンがほぼ同じになると思われるVOOとSPYであれば手数料気にしないと長期で大きな差になりますよ、って話ならば分かるんですがね。

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