ソフトバンクの株価はなぜ上がらないの?【ライバルとの差を解説】

ソフトバンクの株価はなぜ上がらないの?【ライバルとの差を解説】株/ETF/投資信託
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こんにちは、コロスケ(Twitter)です。

この記事では「ソフトバンクの株価はなぜ上がらないのか?」を解説しています。

         

ソフトバンク(9434)の株価は、ここ数年横ばいです。

      

【出典】Google市場概説_ソフトバンク株価推移
【出典】Google市場概説_ソフトバンク株価推移

       

ソフトバンクは、年々売り上げを伸ばしております。

そんなソフトバンクですが、どうして株価は横ばいなのでしょうか?

     

そこで今回は、ソフトバンクの株価が上がらないのか詳しく分析してみました。

ソフトバンク株への投資を考えている方に、役立つ情報をお届けしていきます。

       

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ソフトバンクの株価はなぜ上がらないの?【ライバルとの差を解説】

      

ソフトバンク(9434)の株価が上がらない理由を3つまとめました。

       

・利益の伸び率・増配ペースが他社に劣る

・減配リスクが高い(財務脆弱、配当性向高い)

・事業体が非常に複雑でリスクが読みきれない

       

ソフトバンクの株価が上がらない理由は、競合他社と比較するとわかりやすいです。

そこで、以降ではライバル企業のNTTとKDDIと比較していきます。

        

ライバル企業のNTTとKDDIは株価が伸びている

大手通信会社といえば、NTT・KDDI・ソフトバンクの3社です。

3社の株価の伸び率を比較してみました。

        

【出典】ヤフーファイナンス_NTT,KDDI,ソフトバンク株価比較
【出典】ヤフーファイナンス_NTT,KDDI,ソフトバンク株価比較

青:ソフトバンク、ピンク:KDDI、緑:NTT ※2019年1月を基準に比較

        

3社を比較してみると、はっきりとソフトバンクが劣後しているのが分かります。

同じ通信企業なのに、どうしてこんなに差がついたのでしょうか?

       

利益の伸び率・増配ペースが他社に劣る

まず3社を比較した一番の違いが、利益の伸びと増配ペースです。

3社とも利益を伸ばしていますが、そのペースに違いが見られます。

      

【グラフ】ソフトバンクEPS、配当金推移
【グラフ】ソフトバンクEPS配当推移

       

このように利益は右肩上がりですが、上げ幅は控えめです。

配当は2020年度から86円が維持されています。

         

次にNTTをみていきます。

     

【グラフ】NTT_EPS・配当金推移
【グラフ】NTT_EPS・配当金推移

      

NTTも同様に右肩上がりです。

特に21年度の上げ幅が大きいです。

NTTは自社株買いを毎年行っており、EPSの上昇に貢献しています。

    

KDDIもみていきます。

      

【グラフ】KDDI_EPS・配当金推移
【グラフ】KDDI_EPS・配当金推移

     

きれいな右肩上がりのグラフです。

毎年10%近く利益が上昇しており、それに伴い配当金も右肩上がりに増えています。

      

このように同じ「通信銘柄」で比較すると、ソフトバンクは利益の伸び率・増配率で劣ります。

そのためソフトバンクの株価は、なかなか上がらないのです。

       

減配リスクが高い(財務脆弱、配当性向高い)

利益の伸び率以外にも、ソフトバンクはNTT・KDDIと比べると財務体制が脆弱です。

        

【グラフ】通信3社_自己資本比率推移(著者作成)
【グラフ】通信3社_自己資本比率推移(著者作成)

       

KDDI:45%

NTT:35%

ソフトバンク:13%

※2022年3月時点自己資本比率

        

このようにソフトバンクは、自己資本比率が10%台と極端に低いです。

ソフトバンクはレバレッジをかけて積極的に事業拡大をしています。

     

事業がうまく行っている間は、低い自己資本比率はそこまで大きな問題にはなりません。

ですが、不景気等で業績が悪化すると、一気に経営が危うくなります。

      

またソフトバンクは、配当性向が極端に高いです。

(純利益をどの程度配当として株主に支払っているかの割合)

      

【グラフ】通信3社配当性向推移(著者作成)
【グラフ】通信3社配当性向推移(著者作成)

        

NTT・KDDIの配当性向は、40%前後です。

一方でソフトバンクは配当性向が80%台と、極端に高い割合となっています。

     

ソフトバンクは、親会社であるソフトバンクGへの上納金を払うために極端に高い配当性向となっています。

ですが、80%の配当性向は極端に高く、一歩間違えるとすぐに減配となります。

       

「低い自己資本比率&高い配当性向」

極端にリスクが高い経営状況になっている事が理由で、ソフトバンクの株価は低迷しているのです。

       

事業体が非常に複雑でリスクが読みきれない

ソフトバンクは、事業構造が非常に複雑です。

      

【出典】ソフトバンク_グループ事業構造
【出典】ソフトバンク_グループ事業構造

      

親会社:ソフトバンクG

子会社:Zホールディングス

孫会社:ヤフー、ZOZOなど

      

親会社、子会社、孫会社など、複数の企業が上場しております。

ソフトバンクの経営に問題が無くても、関係会社の経営が悪化するとソフトバンクもその影響を受けます。

    

例えば、親会社のソフトバンクGは、2022年1Q決算で3兆円もの巨額の赤字を出しました。

       

【出典】ソフトバンクG2022年度1Q_投資損益・純利益
【出典】ソフトバンクG2022年度1Q_投資損益・純利益

      

親会社の経営が悪化すれば、債券の格付けが下がる事で資金調達が難しくなる事が想定されます。

       

加えて子会社も攻めの経営をしており、万が一子会社の経営が悪化した場合は、ソフトバンクの経営にも深刻な影響を与えます。

         

このようにソフトバンクは、リスクが高い投資先です。

高い配当利回りは、リスクの高さの裏返しです。      

リスクが高い分、株価は低く抑えられているのです。

     

まとめ:ソフトバンクの株価はなぜ上がらないのか?

本記事のまとめです。

       

・利益の伸び率・増配ペースが他社に劣る

・減配リスクが高い(財務脆弱、配当性向高い)

・事業体が非常に複雑でリスクが読みきれない

       

ソフトバンクは、通信3社の中でも高い配当利回りとなっています。

そのため、配当目当ての方は、ソフトバンクへの投資を検討している方も多いと思います。

    

ですが説明したように、ソフトバンクには様々なリスクがあります。

投資をする際は、必ずリスクを理解した上で投資するようにしましょう。

個人的には、通信セクターはNTTとKDDIで十分かなと思っています。

      

この記事が投資の参考になれば幸いです。

尚本記事は、著者個人の意見をまとめたものです。投資を推奨するものではありませんので、ご注意下さい。

       

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