【米国株下がりすぎ】S&P500は早く売るべきか?今後の方針解説

【米国株下がりすぎ】S&P500は早く売るべきか?今後の方針解説 資産運用
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こんにちは、コロスケ(Twitter)です。

2022年になって、米国株・S&P500の下げが止まりません。

    

【出典】Google市場概説_S&P500指数推移
【出典】Google市場概説_S&P500指数推移

       

連日、米国株下落がニュースになっています。

あまりにも米国株が下がりすぎているので、早く売るべきか迷っていませんか?

     

そこで本記事では、今の米国市場を踏まえて「S&P500指数は売るべきか?」を解説していきます。

米国株投資をしている方に、役立つ情報をお届けします。

       

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【米国株下がりすぎ】S&P500は早く売るべきか?今後の方針解説

     

米国株を売るべきか迷っている方への答えです。

      

・売るべきかは自分の投資方針次第です

     

身も蓋もない回答ですが、売るべきかガチホすべきかは「あなたの投資方針」次第です。

周りに流されて投資判断をすると、大抵のケースで失敗します。

    

この記事を最後まで読んで頂ければ、きっと自分で売るべきかを判断できるようになるはずです。

最後までぜひご覧下さい。

      

2022年になって米国株は下がり続けている

2021年まで右肩上がりに上昇していた株価ですが、2022年になって状況が一変しています。

年初来の株価は、以下の通り下がり続けています。

      

・S&P500:-24.12%

・ダウ:-19.92%

・ナスダック:-32.72%

・ラッセル2000:-25.10%

       

一般的に高値から20%以上下がると「弱気相場(ベアマーケット)」になると言われています。

S&P500やナスダックなど、主要な指数が年初来で20%以上下げており、市場は弱気になっています。

    

しかも現在の世界経済は、様々な地雷が埋まっています。

最近では、スイスの大手銀行「クレディスイス」の経営状況が悪化している事がニュースになっています。

リーマンショックを思い出させるニュースであり、今後も更に株価が下がるという予想も出ています。

     

米国株下落の原因は急速な利上げとドル高

現在アメリカ株が下落している要因は2つあります。

     

・急速な金利上昇

・ドル高

      

2020年のコロナショックへの対応として、世界各国はかつて無い規模で「金融緩和」を実施しました。

金融緩和のおかげで、株価はV字回復。世界経済も急速な回復を見せています。

     

一方で大規模な金融緩和は、インフレという弊害を引き起こしました。

2021年以降、アメリカではインフレが急速に進んでおります。

      

【出典】Investing.com_米CPIチャート
【出典】Investing.com_米CPIチャート

      

消費者物価指数が8%を超えるなど、40年振りの極めて高いインフレ率となっています。

こうした高いインフレ率は、庶民の生活にマイナス影響を与えます。

日用品・食品などが大幅に値上がりし、庶民の生活は苦しくなっています。

    

現在FRB(米国の中央銀行)は、インフレ率を下げるために「金利の引き上げ」を行っています。

2022年になって、通常の3倍のペースで利上げを進めています。

       

【出典】Investing.com_米国政策金利チャート
【出典】Investing.com_米国政策金利チャート

     

金利の引き上げは、景気を冷やす働きがあります。

借金の金利も増えるので、企業は事業投資を行わず企業活動が停滞します。

こうした急速な利上げによって、米国の株価は急速に下落傾向にあるのです。

     

加えて、ドル高もマイナス影響を与えています。

現在為替市場は、ドル高が進んでいます。

    

時価総額が高い企業は、アメリカだけでなく世界で売上を上げています。

しかしドル高になると、海外での売上が相対的に目減りします。

その結果、相場を牽引してきた大手企業の業績が悪化し、株価が下がっているのです。

        

あなたの投資方針は長期?短期どっち?

こうした暗いニュースを聞くと、まず持ち株を売ってこれ以上の損を減らすべきと考えてしまいます。

ですが、安易に持ち株を売るのは「悪手」です。

     

まずは、自分の投資方針・投資の目的を思い出しましょう。

あなたは、何のために投資をしているのですか?

      

・老後資金のため

・余剰資金を長期で運用したい

・短期トレードで今年中に利益○○円を達成したい

        

この内、短期トレードで勝負している方は、早く売って損切りした方が良い可能性があります。

なぜなら、目的である今年中の利益の達成が困難になるからです。

      

一方で大半の方は、老後資金など長期運用だと思います。

積立NISAでS&P500に投資している方は、長期運用です。

    

この場合の投資ストーリーは、20年後の利益の最大化です。

短期的には株価は上がったり下がったりするけど、長期的には利益が出るはずという考えです。

       

あなたが長期投資をしているなら、今売ってはダメです。

なぜなら株価が下がったタイミングは、株を安く買える絶好のチャンスだからです。

     

僕も米国株へ投資していますが、売るつもりは全くありません。

いつもと同じように、淡々と自動で定期買付を継続しています。

      

いったん売って下がってから買い直すのは?

でもどうせ下がるなら、今売って後で買い直せば良いのでは?

         

確かに今後下がるなら、今売って後で買い直す方が得です。

ですが、以下2つの理由でその方法はおすすめしません。

      

・いつ株価が底にくるかは誰にも分からない

・買い直すと積立NISAの税優遇が無くなる

        

明日の株価は誰にも読めません。

ましてや、株価がいつ底打ちするかを予想することは不可能です。

    

もし今売って、明日以降株価が上がったらどうしますか?

「いつか下がるはず・・」と思って、結局買い直しができない可能性があります。

       

このように買付タイミングを図るのは、非常に難しいです。

プロでも失敗することが多い投資法なので、僕たち個人投資家にはおすすめできません。

      

また積立NISAを使っている場合、売って買い戻すと税制優遇を受ける事ができなくなります。

積立NISAの税制優遇を最大限活用するためには、売らずに長期保有すべきです。

     

このような理由から、安易に一度売って買い戻す手段は取らない方が良いのです。

      

まとめ:S&P500は早く売るべきか?【米国株下がりすぎ】

本記事のまとめです。

       

・短期目的なら損切りも選択肢

・長期投資なら今までの方針を継続

・余計なことをする方が損失を増やす可能性が高い

      

株価が下がると、このままで良いか不安になりますよね。

そういう時は、まずは自分の投資方針を思い出しましょう。

そして、投資方針に沿った適切な対応をするように心がけましょう。

    

大半の方は、長期運用のはずです。

長期運用では狼狽売りは悪手です。

安易に売ったりせず、淡々と定期買い付けを継続していきましょう!

    

この記事があなたの投資方針の確認に役だてば幸いです。

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