【研修】エンパワーリングとは何かを解説

エッセイ
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以前の話ですが、僕が会社の1日研修で「エンパワーリング」というものを学びました。外部企業の研修はとても久しぶりでしたが、聞いていてためになった研修でした。

今回は、研修の中で僕が印象に残ったポイントについてまとめてみたいと思います。

概要

・エンパワーリングとは上村光典氏が提唱する、人と組織の本気力を高める手法

・人にはエンパワーな人とディスパワーな人がおり、その人たちはその行動に無意識である

・エンパワーな人々は自己責任力を持っている

・研修を通じて、普段の自分の無意識の習慣・クセを意識化してくれる

 

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エンパワー/ディスパワーについて

定義

・エンパワーな人:人や組織に活力を与える人

・ディスパワーな人:人や組織の活力を奪う人

僕が30年ちょっとの人生を生きてきて振り返ると、確かにエンパワーな人もいればディスパワーな人もいました。特に職場では「なんだかなぁ」と思うディスパワーな人が結構いる気がします。私生活ではディスパワーな人には近づかないようにしていますが、仕事だとそうもいきません。

では振り返って自分はどうだったかというと、10年も同じ仕事をしている中で守りに入っている部分もあり、ディスパワーな人間になっていたのかもしれません。

そして恐ろしいことに、これらエンパワー、ディスパワーは「自分自身で気づいておらず無意識に行われている」のです。これら無意識の行動は普段の習慣・クセからでてくるものです。

確かに、「よし!周りの活力を奪ってやるぞ!」と意気込んでいる人はいないと思います。ただ結果として自分の行動が、周りのやる気を奪ってしまうのです。

自分のディスパワーについては、普段から努力して「無意識」の行動・クセに気が付くように「自問自答」していくことが大事なのです。

これからは、職場でディスパワーになっていないか意識して行動していきたいね。

 

自己責任力

定義

自己責任力=Responsibility

望ましくない人・状況・結果を誰かや何かのせいにせず、「自らに原因の源を求め、自ら解決に当たり、自らの成長の機会に変えていく力」

エンパワーリングとは「自らの本気力」で人と組織の本気力を高めることと定義されています。本気力というと何だか自己啓発っぽくて身構えてしまいますが、自己本気力の中の「自己責任力」については、非常に参考になりました。

例えば、自分が主催している重要な会議で部下が居眠り(事象)をしていました。あなたはどのような反応しますか?

どうして大事な会議であいつは居眠りしているんだ!けしからん!

このようにある事象に対して、その原因を他人に求めることを他責型と定義しています(もちろんこれはディスパワーな人間です)。

どうして居眠りしたんだろう。もしかして僕の会議の進め方に問題があったのかな?次からは質疑形式にしてみようか。

このようにエンパワーな人はある事象に対して、自分にも原因が無かったか、自分が何をすべきかと考えています。

定義

・自己責任型:自分にも原因が無かったか、自分が何をすべきかを考える人

・他責型:自分以外の誰かが悪い、他人が何をすべきかを考える人

これもまた僕たちは無意識のクセで考えてしまいます。普段の生活から意識して変えていく必要があります。

またこの自己責任で注意点が、「自己責任」と「自責」を混同しないことです。

自己責任は「自分が何をすべきか」を考えるポジティブな思考であるのに対して、自責は「自分が悪い・自分がダメ」と考えるネガティブ思考です。

相手も自分も責めない。自分がその事象に対して何が出来るのかを考え行動することが大事とのことでした。

最後に

上村氏の研修はとても参考になり、自分の生活を見直すとても良い機会になりました。この記事は一部の抜粋ですので、興味がある方は、自分の会社の研修部門に相談してみては如何でしょうか。

僕がこの研修を通じて思ったことは、やっぱり会社という閉鎖された場所にずっといると考え方が固定化されてしまうということでした。このように定期的に外の風を浴びることで、自分に新しい考え方を吹き込んでいきたいと思います。

そして、こういう研修の場を用意してくれた僕の会社の研修部門もなかなか粋なことをするなと思いました。

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